オムロンの蓄電池は超優秀!?その特徴や人気の理由についてご紹介
2021/12/19
「オムロンって体温計や体重計を作っている会社じゃないの?」、「近所の人に聞いたら最近オムロンの蓄電池を導入したって聞いたけど性能とかはどうなの?」などオムロン蓄電池に関するお問い合わせが増えています。
近年、急激に売り上げを伸ばしているのオムロン蓄電池です。
オムロン蓄電池は、他のメーカーと比べても種類が多いためどんなご家庭にも設置できるのが特徴です。
そこで今回は、オムロン蓄電池の特徴や性能などについて詳しくお話します。
目次
オムロンとは?
オムロン(OMRON)とは、京都府京都市に本社を置く電子機器メーカーです。
歴史は古く創業は、1933(昭和8)年で立石一真氏がレントゲン撮影機材を開発する「立石電機製作所」を設立したのが始まりです。
その後、1990(平成2)年に現在の社名になりました。
オムロンの主な開発製品は、体重計や体温計・血圧計などの家庭用医療機器、駅に設置されている自動改札機、家庭用太陽光発電システム用パワーコンディショナー、家庭用蓄電システムなどです。
家庭用医療機器や自動改札機など、オムロンが開発している製品は私の身近にあるものばかりです。
オムロンの蓄電池が人気の理由
オムロン蓄電池は、日本国内で人気のある蓄電池の1つです。
オムロン蓄電池が人気の理由は、全部で3つあるのでそれぞれご紹介します。
知名度がバツグン
オムロン蓄電池が人気の理由の1つ目は、オムロンという知名度です。
体重計や体温計・血圧計などの家庭用医療器のシェアは、日本国内でもトップクラスです。
また、血圧計については全世界の50%がオムロン製です。
家庭用医療機器だけでなく、家庭用太陽光発電システムのパワーコンディショナーを製造しておりシェアは、全体の35%を占めます。
そのようなことからオムロンの知名度が高いため、多くのご家庭でオムロン蓄電池が導入されています。
シェアトップの実績
オムロン蓄電池が人気の理由の2つ目は、日本トップシェアの実績を持っていることです。
2019年の国内蓄電池シェア率を見てみると、オムロン自体の蓄電池シェア9%です。
数字だけ見ると低いですが、シェア率3位の長州産業蓄電池はオムロンのOEM製品です。
OEM製品とは、他社製品を自社で製造・販売することを指します。
オムロン蓄電池は、長州産業でも製造・販売されているので長州産業のシェア率とオムロンのシェア率を足すと25%になるので日本でトップシェアです。
コンパクト
オムロン蓄電池が人気の理由の3つ目は、コンパクト化されていることです。
現在、販売されている家庭用蓄電池は小さな容量でも重さが100kgを超える製品が多いです。
エコの王様でも人気のニチコン蓄電池ESS-U2M1は、蓄電容量が11.1kWhで重さ182kgです。最も蓄電容量が多いESS-U4M1は蓄電容量が16.6KWhで重さが236kgです。
重さだけでなく、大きさもオムロンに比べると大型です。
ニチコン蓄電池で見てみるとESS-U2M1で幅1,060mm・高さ1,250㎜・奥行300mmです。
それと比べるとオムロンの蓄電池は、人気がある蓄電容量9.8KWhで重さ102kg、容量が最も多い16.4kWhで重さ150kgと軽量化されています。
サイズも蓄電容量が最も多いタイプで幅490mm・高さ1,010mm・奥行295mmになっているので、ニチコンと比べるとコンパクトです。
小型軽量化されているため、屋内外に設置が可能です。
オムロン蓄電池は容量によって壁掛けできるタイプもあるので屋外に設置するスペースの無い方でも設置できます。
ニチコン蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒ニチコンの蓄電池とは?選ばれる理由と選びかたについて徹底調査!
オムロンの蓄電池の特徴
オムロン蓄電池は小型軽量化されているなどの理由で、様々な立地条件のご自宅で導入が進んでいます。
小型軽量化以外にもオムロン蓄電池の特徴は全部で3つあるのでそれぞれご紹介します。
最小クラスのサイズ
オムロン蓄電池は全機種で奥行、体積とも世界最小クラスです。
蓄電池業界でトップクラスの蓄電容量16.6kWhでも奥行295mmなので屋内外に設置可能です。
小型化されているので玄関やクローゼットに設置しても場所を取らないので多くの方がオムロンの蓄電池を設置しています。
気象連動やAI制御ができる
最新機種であるKPBP-Aシリーズには、AI(人工知能)が無料で搭載されています。
他メーカーの蓄電池もAIを塔載していることが多いですが、メーカーによっては有償になることもあります。
AIが搭載されていることによって得られるメリットは大きいです。
AIがインターネットを通じて気象情報を入手して、今まで手動で行う必要があった操作を自動制御します。
分かりやすくお伝えすると、翌日の天気予報が晴れだった場合は深夜の充電量を減らす調整を行うので、太陽光発電システムで発電された電気を効率良く貯められます。
逆に翌日の天気が雨や曇りだった場合は、太陽光発電システムの発電量が減るので深夜電力を使った充電量を増やす動きをします。
気象警報が発令された場合は、万が一に備えて前日の満充電にする動きをするため小さなお子様や高齢の方が居られるご家庭でも安心して電気を使うことができます。
停電が発生したとしても自動で蓄電池から送電されるので、あらかじめ何かを設定しておく必要が無いので必要が無いのもAIが搭載されているメリットでもあります。
パワーコンディショナーの選択肢が多い
パワーコンディショナーとは、簡単にいうと電気の変換器です。
太陽光発電システムで発電された電気は、各電化製品で使えるように直流電流から交流電流に変化する必要があります。
電流の変換を行うのがパワーコンディショナーです。
蓄電池のパワーコンディショナーは、充電する為に交流電流を直流電流に変換する役割を担っています。
また、各電化製品に使えるように直流電流を交流電流に変換する役割も担っています。
オムロン蓄電池は、パワーコンディショナーを3タイプから選ぶことができるので、それぞれの特徴についてご紹介します。
単機能型蓄電池
単機能型とは、太陽光発電システム用パワーコンディショナーと蓄電池用パワーコンディショナーが別々になっているシステムを指します。
単機能型蓄電池は、太陽光発電システムを設置して10年未満で売電期間が残っている方や太陽光発電システムを設置されていない方におすすめです。
また、パワーコンディショナーが別々なので太陽光パネルのメーカーに関係なく設置できますし、ハイブリッド型蓄電池と比べて設置費用を安く抑えることができますというメリットがあります。
その反面、2つのパワーコンディショナーを経由して蓄電池に電気を貯めるので変換ロスが多く出るというデメリットがあります。
ハイブリッド型蓄電池
ハイブリッド型とは、太陽光発電システム用と蓄電池用のパワーコンディショナーが一体化になっているシステムを指します。
ハイブリッド型は、太陽光発電システムを設置して10年以上経過している方や太陽光発電システムと蓄電システムを同時に設置される方におすすめです。
太陽光発電システムのパワーコンディショナーは、10~15年が寿命と言われています。
パワーコンディショナーを交換するタイミングでハイブリッド型蓄電池を導入することによって、古いパワーコンディショナーが撤去できて新しくできるので、太陽光発電システムも蓄電池もより効率良く使うことができます。
また、パワーコンディショナーが一体になっているので単機能型と比べると変換ロスも少ないため蓄電池への充電量もしっかり確保できます。
良い所の多いハイブリッド型ですが、単機能型と比べると設置費用が高いですし太陽光パネルメーカーによっては、設置できないというデメリットもあります。
全負荷対応型ハイブリッド蓄電池
全負荷対応ハイブリッド蓄電池は、日本国内で主流の蓄電池です。
全負荷対応とは、停電時に家中の電気をバックアップできるシステムのことを指します。
停電時にあらかじめ決められた場所のコンセントからしか電気が取れない特定負荷型とは違い、小さなお子様や高齢の方などと一緒にお住まいされているご自宅で多く導入されています。
全負荷対応蓄電池は、200v対応になっているのでエアコンやIHクッキングヒーターなど200vの電源を必要とする電化製品が使えるのがメリットです。
デメリットとしては、設置費用が高いことやエアコンやIHクッキングヒーターなども使えるでの他の蓄電池よりも充電が早く無くなってしまうのがデメリットです。
蓄電池の性能に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池は種類がたくさんあるって本当?それぞれの特徴について解説!
オムロンの各製品について
オムロン蓄電池は、さまざまなシリーズがあります。
それぞれのシリーズの特徴についてご紹介します。
KPBP-Aシリーズ
KPBP-Aシリーズは、オムロン蓄電池で最新シリーズです。
このシリーズの蓄電池は、単機能型蓄電池・ハイブリッド型蓄電池・全負荷対応ハイブリッド型蓄電池を選べます。
分かりやすくお伝えすると、単機能型蓄電池を付属のマルチプラットホームを設置することでハイブリッド型蓄電池に切り替えが可能です。
太陽光発電システムと蓄電池を一緒に設置することで全負荷対応ハイブリッド型蓄電池にすることも可能です。
また、重塩害地域にも対応している蓄電池でもあります。
蓄電容量は、各ご家庭の用途に応じて6.5kWh・9.8kWh・16.6kWhの3種類から選べます。
KPAC-Aシリーズ
KPAC-Aシリーズは、KPBP-Aシリーズが販売されるまでの主力蓄電池でした。
蓄電容量は、6.5kWhと9.8kWhの2種類で、単機能型蓄電池です。
このシリーズは、世界最小・最軽量になっているので屋内外どこでも設置可能です。
太陽光発電システムを設置した後でも簡単に取り付けられる作りです。
※KPAC-Aシリーズは、2022(令和4)年度から順次生産中止が決定しています。
KPAC-Bシリーズ
KPAC-Bシリーズは、蓄電容量が4.2kWhとオムロン蓄電池の中で最も小さいですが、1日2サイクル使える計算で開発されているので、蓄電容量は8.4kWhと考えて良いでしょう。
このシリーズは、単機能型蓄電池なので太陽光発電システムを設置したあとでも太陽光パネルメーカーを気にするなく設置できます。
充放電を繰り返しても設置してから15年間は蓄電容量の70%を保証してくれるという長期保証は魅力の1つでもあります。
オムロン蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒【2021年最新版】最新のオムロン蓄電池をご紹介!オムロンのここが凄いがわかる!
蓄電池のオムロンのまとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回のお話をまとめると、
・オムロン蓄電池が人気の理由は、全部で3つある!
・オムロン蓄電池の特徴は全部で3つある!
・オムロン蓄電池の種類は全部で3つ!
オムロン蓄電池は、今急激に売り上げを伸ばしています。
その理由は、さまざまな種類があってどんなご家庭にも対応可能なだけでなく、小型・軽量化されているので設置場所に困らないなどもあります。
エコの王様でも、オムロン蓄電池を取り扱っておりますのでオムロン蓄電池をご検討されているお客様は、是非1度エコの王様にお問い合わせ下さい。
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