【2025年最新版】エコキュートのエラーコードを一挙に紹介!原因や対処方法を徹底解説!
2025/01/18
「エコキュートがエラーを起こした。」、「エラーが出てお湯が出なくなった。」、「〇〇〇のエラーが出たので修理をお願いします。」など、毎日エコキュートのエラーに関する問い合わせがあります。
「故障しないで欲しい。」と思っていても、エコキュートは機械なので不具合やエラーが出ることがあります。
メーカーによって表示されるエラーコードも違いますし、症状も違います。
そこで今回は、各メーカーのエラーコードの症状やエコの王様に多くあったエラー内容だけでなく、修理業者が来るまでにやっておいた方が良いことを詳しく説明します!
目次
エコキュートのエラーコードが分かる場所はどこ?
エコキュートの不具合と言えば、「お湯が出ない。」、「貯湯タンクやヒートポンプユニットから水漏れしている。」、「追い炊きできない。」などが代表的です。
上記した内容は、だれでも見れば分かる不具合や故障です。
エコキュートは動いているけどエラーが発生して「お湯の温度が上がらない。」や「お湯が止まらない。」などの不具合が発生することがあります。
「エコキュートでエラーが起きているかどうかはどこで判断すれば良いの?」と思っている人も少なくはずです。
エコキュートが使用できている状態で、「お湯の温度が上がらない。」といった不具合がある場合は、必ずリモコンにエラーコードが表示されます。
リモコンに表示されるエラーコードは、メーカーによって異なりますが、「E〇〇」、「P〇〇」と言った感じでアルファベットと数値が一緒に表示されています。
エコキュートの調子が悪いと感じたらまずはリモコンを見てみると良いでしょう。
エコキュートの故障に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートの故障にはどんなのがあるの?症状や対処方法、修理費用を紹介!
メーカー別エラーコード一覧
2025(令和7)年1月現在、エコキュートを販売しているのは「Panasonic」、「三菱」、「ダイキン」、「日立」、「コロナ」の5社です。
各メーカーの全てのエラーコード知りたい人は、次のメーカーをタップしてください。
※東芝は2024(令和6)年にエコキュート事業から撤退しています。
各メーカーの詳しいエコキュート情報はこちら⇒【2024年最新版】エコキュート5大メーカーの特徴を徹底比較!
よく見かけるエラーコード
「できることならエラーは出ないで欲しい。」と思っている人がほとんどだと思いますが、エコキュートはさまざまな精密機械が搭載されているため多かれ少なかれエラーが出る可能性があります。
数多くあるエコキュートのエラーコードなかで、エコの王様に問い合わせがあるエラーコードを紹介します。
三菱「P60」
ここ3年で三菱エコキュートのエラーで最も多いのが「P60」です。
三菱エコキュートには、出湯する際に雑菌の繁殖を防ぎ、お湯を綺麗に保ってくれる「キラリユキープ」という機能が搭載されています。
この機能は、エコキュート内部にある「UV基盤」が稼働して出湯時に深紫外線を当てます。
それが数か月~数年すると劣化してエラーが発生し、表示されるエラーコードが「P60」です。
このエラーが表示されたら販売店に連絡してください。
連絡を受けた販売店は、メーカーに修理依頼をする流れになります。
※2022(令和4)年モデルからは、「キラリユキープPlus」と名称に変更されています。
三菱エコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】三菱エコキュートの特徴や評判、おすすめを紹介!
三菱「P20、P1、P21」
三菱「P20」も良く問い合わせがあるエラーコードです。
こちらは、貯湯ユニットの給湯温度を調節する部品(給湯用電動混合弁)の不具合により、蛇口やシャワーから設定した温度のお湯が出ない状態です。
または、給水配管専用止水栓が閉じているか、冬期の場合は給水配管が凍結しているため貯湯ユニットに給水されず、エラー表示の可能性があります。
参考資料:三菱エコキュートHP
東芝「U20」
東芝は、2024(令和5)年にエコキュート事業から撤退していますが、過去にあった問い合わせがなかで多かったのが「U20」です。
このエラーは風呂とエコキュートの循環が上手く行ってない時に表示されます。
U20が表示されたら次のことを確認して下さい。
・浴槽の栓が抜けていないかどうか
・循環口の詰まっていないかどうか
どちらかというと循環口の詰まりがU20を引き起こす原因になっています。
循環口とは、自動湯張りを行ったときにお湯が出る丸いアダプターを言います。
循環口は毎日使うため、湯垢や汚れ、ゴミ、入浴剤を使っている場合は不純物などが付着します。
付着し続けると、循環口内にあるフィルタが目詰まりを起こして、お湯や水の循環が悪くなりエラーを起こします。
U20が出た場合は、循環口のフィルターを使い古した歯ブラシなどで掃除すると良いです。
掃除したあともエラーが消えない場合は、販売店に連絡して点検して貰うようにしましょう。
ダイキン、Pansonic「H59」
ダイキンやPanasonicエコキュートで良く見られるエラーコードが「H59」です。
このエラーは、給湯混合弁の不具合です。
エコキュートは、貯湯タンクに貯まっている90℃のお湯を水道水で割って出湯しますが、温度調節をする時に使われているのが給湯混合弁です。
給湯混合弁が不具合を起こすと、突然熱湯が出たり湯張りできなくなったり、最悪の場合お湯が出なくなることがあります。
H59が出たら販売店に連絡してメーカーに修理依頼してもらいましょう。
ダイキンエコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】新型ダイキンエコキュートの特徴とは?おすすめと販売価格について一挙公開!
日立「H17、H20」
日立エコキュートで良く見られるのが沸き上げサーミスターの温度異常です。
サーミスターとは、温度の変化を電気抵抗値に変更する部品のことで簡単にいうと貯湯タンク内の「温度センサー」の役割を果たしています。
原因としては、沸き上げサーミスターの断線や短絡、コネクターの接触不良かヒートポンプユニット基板の不具合によって発生することが多いです。
H17、H20が発生した場合は次のことを試してください。
・貯湯タンクのブレーカーを「切」にして、5秒後に再び電源を入れる。
この操作をしてエラー表示が消えればそのまま使えますが、エラー表示が継続して出る場合は販売店に連絡してメーカーに修理依頼して貰いましょう。
日立エコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】日立エコキュートの特徴とは?評判やおすすめを紹介!
Panasonic「F27」
こちらのエラーは、ヒートポンプユニットの圧力スイッチと呼ばれる部品の不具合です。
圧力スイッチは、ヒートポンプ内にあってお湯を作る際に必要な圧力に異常がないかを検知する部品です。
圧力スイッチは、ヒートポンプユニットが正常に動いている時は動作せず、圧力異常を感知した時にエラーを表示します。
F27がリモコンに表示されたら一度貯湯タンクの電源を切り、しばらくしてからもう一度電源を入れて下さい。
この作業でエラー表示が消えればそのまま使えますが、エラー表示が継続して出る場合は販売店に連絡してメーカーに修理依頼して貰いましょう。
ヒートポンプユニットの不具合なので、設置して10年以上が経過している場合はエコキュート自体を交換しなければならない可能性もあります。
Panasonicエコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】Panasonicエコキュートの特徴とは?口コミやおすすめを紹介!
日立「Er92」
こちらのエラーは、貯湯タンク内にある「UV基盤」が不具合を起こして発生するエラーです。
2024(令和6)年の最新モデルから搭載されている機能ですが、特に1月~6月に製造されている機種で多く見られているエラーで、お湯が出なくなる場合があると報告されています。
このエラー出た場合は、型式や製造番号、製造年月日が記載された銘板が、貯湯タンクに貼られていますので確認して販売店に連絡しましょう。
その後、販売店がメーカーに修理依頼してくれます。
<日立エコキュート銘板>
参考資料:日立HP
修理に来るまでにやっておくこと3選
リモコンにエコキュートのエラーが表示されると、「どうしよ。」、「修理しないと。」など焦ったり考えたりすると思います。
修理依頼できたとしても販売店やメーカーが来るまでには時間が掛かります。
修理に来るまでにやっておくべきことは全部で3つあるので紹介します!
電源を切る
エコキュートにエラーが表示されたら貯湯タンクか自宅ブレーカーのブレーカーを「切」にしましょう。
エコキュートの貯湯タンク正面に漏電遮断器が付いています。漏電遮断器を切にすれば通電しなくなりますのでエコキュート自体がリセットされた状態になります。
エラーの種類によりますが電源を落としたことによってエラーが解消されることがあります。
それだけでなく、故障の2次被害を防ぐこともできます。
感電する可能性もありますので、濡れた手などで漏電遮断器を触らないようにしましょう。
<漏電遮断器設置場所>
※メーカーによって漏電遮断器の設置場所が異なります。
タンクへの給水を止める
エコキュートはエラーだけでなく水漏れなどの不具合も起きます。
ヒートポンプユニットや貯湯タンクから水漏れしている場合は、給水止水栓を閉めないと水はどんどん出て来ます。
給水止水栓を閉めないままで放置すると水道のメーターは回り続けますので、水道料金が高くなります。
給水止水栓は、貯湯タンクの脚部カバーを外せばありますが、メーカーによって場所は異なりますので、取り扱い説明書を見ながら作業することをおすすめします。
<給水止水栓の位置>
保証期間内かを確認する
これは本来、販売店やメーカーを呼ぶ前にやっておくべきことではありますが、呼んだ後でも遅くはありません。
保証期間を過ぎている場合は、修理費用は有償になります。
修理費用は、修理箇所によって異なりますが水漏れであれば22,000円~55,000円、貯湯タンクやヒートポンプユニットの故障であれば22,000円~220,000円程度の費用が掛かります。
「前の給湯機は水漏れも故障もなかったし今度もないだろう。」と安易な考えで設置費用の安い販売店から購入して修理の度に費用が掛かるケースを良く聞きます。
エコキュートの保証は、「商品保証」と「工事保証」の2種類があり、「10年保証」が一般的です。
販売店のなかには、有償で保証年数を10年に伸ばせるところもあります。
設置費用を少しでも安くしたい気持ちは分かりますが、有償になったとしても10年保証にすることをおすすめしますし、相見積もりを取って保証内容を比較して見るのも良いでしょう。
<エコの王様の見積書>
エコキュートの見積もりに関する詳しい記事はこちら⇒【2025年最新版】エコキュートはどこで見積りを取るべき?少しでもオトクに設置する方法を紹介!
まとめ
今回は、エコキュートのエラーコードについてお話しさせて頂きました。
「エラーは出ないで。」と考えている人がほとんどだと思います。
ですが、エコキュートも機械ですのでエラーが出てしまうことがあります。
エラーが出た場合は、「自分で対処できるエラー。」と「自分で対処できないエラー。」の2種類があります。
取り扱い説明書などを見て、自分で対処できないと思った場合は、すぐに販売店やメーカーに連絡しましょう。
販売店やメーカーは、迅速に対応してくれるところがほとんどです。
修理依頼ができたら2次故障を防ぐための行動しましょう。
エコの王様では、24時間365日対応しておりますので、何かのエラーコードが出た場合でも受付可能です。
また、設置してから10年以上が経過するとメーカーにも修理する部品などが無い場合も多いので交換になります。
「お湯が使えなくて困る。」と考えている人たちは、潤沢な在庫があるエコの王様に是非1度問い合わせ下さい!
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