【2025年最新版】エコキュートに床暖房対応があるって本当?メリット・デメリット、おすすめを紹介!
2025/01/20
「床暖房対応エコキュートがあるって本当?」、「床暖房対応エコキュートのメリット・デメリットが知りたい。」、「床暖房対応エコキュートの交換を考えているのですが、費用や納期を教えて下さい。」など床暖房対応エコキュートに関する問い合わせが冬場になって増えてきます。
冬場でも冷たい床ではなく暖かい床で過ごせる床暖房ですが、最も経済的なのがエコキュートを使った床暖房です。
今回は、床暖房エコキュートの仕組みやメリット・デメリット、おすすめを詳しく説明します!
目次
床暖房の種類
2025 (令和7)年1月現在販売されている床暖房は、「電気」、「ガス」、「ハイブリッド」、「灯油」の4 種類です。
「エコキュートに床暖房対応があるなら交換したいですけど。」という問い合わせが良くあります。
2025年1月現在販売されているエコキュートのなかには床暖房対応の製品もあります。
床暖房対応エコキュートは電気の床暖房に該当します。
エコキュートの床暖房は温水式暖房
床暖房対応エコキュートは電気床暖房のなかでも、「温水式暖房」に該当します。
その仕組みは、エコキュートやガス給湯器、灯油ボイラーで暖められたお湯や水を床下に張り巡らした配管のなかを循環させることで床を暖める仕組みです。
2025(令和7)年1月現在販売されている温水式暖房は、「多機能型エコキュート」と「床暖房用ヒートポンプ」の2種類があります。
多機能型エコキュートと床暖房用ヒートポンプについて説明します!
多機能型エコキュート
2025(令和7)年現在販売されている床暖房対応エコキュートは「多機能型エコキュート」と言われています。
通常の給湯だけでなく床暖房の熱源しても使用されています。
見た目は通常のエコキュートと変わりません。
床暖房用ヒートポンプ
多機能型エコキュートは別に床暖房専用のヒートポンプが2025(令和7)年1月現在販売されています。
そもそもヒートポンプとは、大気中の熱を集め圧縮し高温にしてお湯を作るシステムのため、エコキュートに交換すると光熱費が抑えられる訳です。
その技術を生かして床暖房用ヒートポンプが開発されました。
その仕組みは、床暖房用ヒートポンプで熱を集めてお湯を作り、床暖房ユニットにお湯を貯めて循環させて床を暖めます。
多機能型エコキュートのように1年中稼働している訳ではないので、製品自体は長持ちすると言われておりエコキュートが壊れたとしても床暖房機能はそのまま使えるため便利と言えます。
2025(令和7)年1月現在、床暖房用ヒートポンプを販売しているのはエコキュートでも有名なダイキンのみです。
※設置場所や使用頻度によっては、床暖房用ヒートポンプユニットの寿命は変わります。
ヒートポンプユニットに関する詳しい記事はこちら⇒【エコキュートユーザー必見】ヒートポンプって故障しやすいって本当?仕組みや修理費用を紹介!
ダイキンエコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】新型ダイキンエコキュートの特徴とは?おすすめと販売価格について一挙公開!
参考資料:ダイキンHP
床暖房対応エコキュートのメリット
床暖房対応エコキュートのメリットは全部で2つあるので詳しく説明します!
光熱費が削減できる
床暖房対応エコキュートの最大メリットは通常エコキュートと同じで光熱費が削減できることです。
ガス給湯器や灯油ボイラーからエコキュートに交換するだけで、在宅時間などによって異なりますが光熱費全体が3割~4割は削減できる可能性があります。
「今まで床暖房を使うから冬場のガス代が高い。」と感じていた家庭でも床暖房対応エコキュートに交換することによってガス代を抑えられます。
また、オール電化にすればガス代が無くなりますので、光熱費をさらに削減できます。
オール電化に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】オール電化とは?メリット・デメリットを徹底解説!
省スペースで設置できる
どの給湯器にしても床暖房を設置する場合、今給湯に使っている給湯器の他に床を暖めるために別に設置する必要があるため、どうしても設置スペースする必要があります。
ですが、給湯と床暖房用熱源が一緒になっている多機能型エコキュートを設置すれば設置スペースを気にすることなく使えますし、全てが屋外設置なので稼働中のモーター音なども気にならないのがメリットと言えます。
エコキュートの設置場所に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートの適切な設置場所とは?後悔しない設置場所をプロが解説!
床暖房対応エコキュートのデメリット
電気代節約できたり省スペースで設置できるといったメリットがある反面、床暖房対応エコキュートにはデメリットがあります。
床探訪対応エコキュートのデメリットは全部で4つあるので詳しく説明します!
設置費用が高い
床暖房対応エコキュート最大のデメリットは、設置費用の高さです。
給湯だけを行う通常のエコキュートは、標準工事代金込で400,000円~600,000円で販売されています。
それに対して、床暖房(多機能型)エコキュートの販売価格はタンク容量によって異なりますが、標準工事代金込で約600,000円~700,000円で販売されています。
これに床暖房接続工事代金や床暖房を操作するリモコンの多さによっては、最大で800,000円程度掛かる可能性があります。
また、通常エコキュートと床暖房用ヒートポンプを別々で設置する場合は、エコキュートのメーカーや性能、容量、床暖房用ヒートポンプの性能によっては、750,000円~800,000円掛かる可能性もあります。
床暖房対応エコキュートや通常エコキュートと床暖房用ヒートポンプにすることによって、光熱費は削減できますが設置費用を償却するまでに時間が掛かるのがデメリットです。
※標準工事代金とは、エコキュートの設置、電気工事、既設エコキュートの撤去、運搬を指します。
エコキュートの設置費用に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートの価格っていくら?価格相場とおすすめを徹底解説!
納品までに時間がかかる
「床暖房対応エコキュートの設置費用」の次にあるデメリットが、発注してから納品されるまでに日数が掛かることです。
通常エコキュートであれば、メーカーや性能、容量などによって異なりますが、メーカーに在庫があれば発注後1日~2日、長くて1週間程度で販売店に納品されます。
それに対して、床暖房対応エコキュートや床暖房用ヒートポンプはあまり販売台数がないため販売店にもメーカーにも在庫が無い可能性があります。
メーカーに在庫が無い場合は発注後2週間~1ヵ月、最悪の場合は納品までに2ヵ月以上掛かるケースもあります。
そのため、床暖房対応エコキュートを設置して10年以上経過している場合は、故障して使えなくなる前に交換することをおすすめします。
長時間使用できない
床暖房対応エコキュートは、長時間使用できないというデメリットもあります。
貯湯タンク式給湯器のため、長時間床を暖めると貯められている循環させる湯量が増えてしまいます。
長時間床暖房機能を使って給湯すると湯切れしてしまう可能性があります。
そのため、床暖房機能を使う時は使用時間を決めて使用するか給湯も同時に使いたい場合は、タンク容量1サイズ大きくすることをおすすめします。
暖房機能が弱い
実は「暖房機能が弱い。」というのが床暖房対応エコキュートのデメリットと言えます。
床暖房対応エコキュートや床暖房用ヒートポンプの給湯温度は、ガスや灯油と比較すると圧倒的に低いため床が完全に暖まるまでに時間が掛かります。
また、暖められる範囲が18畳~26畳と他の床暖房と比べても狭いというデメリットもありますので、ガス給湯器や灯油ボイラーで床暖房をされている場合は、床暖房用に給湯器を置いておきましょう。
故障すると床暖房も給湯もできなくなる
床暖房対応エコキュートは、床暖房と給湯を1つの貯湯タンク、1つのヒートポンプユニットで行っています。
通常エコキュートよりもヒートポンプユニットの稼働日数が増えるため寿命が早く来て故障するリスクが高くなります。
ヒートポンプユニットや貯湯タンクが故障すると床暖房も使えないし給湯もできなくなります。
設置して10年以上が経過している場合は、早目の交換をおすすめします。
エコキュートの寿命に関する詳しい記事はこちら⇒エコキュートの寿命は何年!?少しでも寿命を伸ばすための方法を詳しく解説!
おすすめ床暖房対応エコキュート
床暖房対応エコキュートは昔、三菱、日立、コロナなどのエコキュートメーカーも販売していましたが販売台数の減少や原材料費の高騰などもあって2025(令和7)年1月現在ではPanasonicのみになりました。
今回の紹介は、Panasonicの床暖房対応エコキュートを紹介します。
Panasonic 「HE-D37FQS、D46FQS」
エコキュートのトップメーカーであるPanasonicは、床暖房(多機能型)エコキュートも人気があります。
2025年1月現在販売されているのは、「HE-D37FQS」と「HE-D46FQS」の2種類です。
どちらの製品もPanasonic通常エコキュートと同じ性能に付け加えて、床暖房機能が付いているため省エネ性が高く経済的です。
また、今までなかった床暖房機能の使用時間と終了時間をタイマー設定できるようになったり、付属されている床暖房リモコン1つで床暖房を行う場所を分けたりできるようなるなど利便性が高くなっているのもPasonic床暖房エコキュートの特徴です。
<Panasonic床暖房対応エコキュートの機能>
Panasonicエコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】Panasonicエコキュートの特徴とは?口コミやおすすめを紹介!
参考資料:PanasonicエコキュートHP
まとめ
今回は、床暖房対応エコキュートについて詳しくお話しさせて頂きました。
冬場でも暖かい床暖房を使いながら省エネ性が高く、光熱費削減ができる床暖房エコキュートですがその反面、設置費用の高さや納期が掛かる、暖房機能が弱いといったデメリットがあるのも事実です。
また、故障してしまうと床暖房機能のみならず給湯器機能も使えなくなってしまうという他のエコキュートとは違う不安要素も持ち合わせています。
エコの王様では、床暖房対応エコキュートや床暖房用ヒートポンプの施工実績も数多く御座います。
壊れる前に床暖房対応エコキュートの交換を検討している人は、是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!
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