
【2025年最新版】オール電化で停電して困ることとは?対策や準備物を解説!
2025/01/30
「オール電化にした人が停電したら大変。」、「停電に備えてオール電化にしないほうがいいですか?」、「オール電化で停電しても良いように準備しておいたほうが良い物はありますか?」など、オール電化導入後の停電に関する問い合わせが増えています。
省エネ効果が高く光熱費が削減できる可能性が高いオール電化ですが、停電が発生すると給湯器も台所のコンロも使えなくなります。
ですが、停電になるとオール電化住宅だけでなくガスと電気を併用している自宅でも大変さは変わらないです。
そこで今回は、オール電化で停電して困ることや、停電時の対策について詳しく説明します!
目次
オール電化とは?
オール電化とは、自宅で使用するエネルギーを全て電気で賄うシステムを指します。
具体的な製品としましては給湯器であるエコキュート、台所で使うIHクッキングヒーター、エアコン、家庭用太陽光発電システム、家庭用蓄電池、V2Hシステムなどがあります。
2030(令和12)年には、新築住宅の5軒に1件がオール電化住宅になると言われていますし、ガスや灯油を使わないので二酸化の排出量が少ないことから地球環境にも優しく、火も出ないので安全性が高いことから多くの家庭で導入されています。
オール電化に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】オール電化とは?メリット・デメリットを徹底解説!
参考資料:関西電力HP
オール電化で停電すると何ができなくなる?
私たちが普段使っているテレビや冷蔵庫、エアコン、照明器具、スマホやパソコンの充電などは電気が使われています。そのため停電が発生すると使えなくなりそれに加えてオール電化住宅は、給湯器はエコキュート、台所のコンロはIHクッキングヒーターを使っているため電気やガスと併用している自宅と比べると不便な生活になります。
ですが、みなさんは「オール電化」という言葉から「停電したらオール電化はすごく不便。」と思いがちですが、どの住宅も停電が発生すると生活は不便です。
ガス給湯器や灯油ボイラーの燃料はガスや灯油ですが、給湯器本体リモコンは電気で動いていますし、ガスコンロも乾電池で動く物以外はIHクッキングヒーターと同じで動きません。
オール電化の専門店であるエコの王様からみなさんにお伝えしたいのが「停電が発生すると一般住宅もオール電化住宅も生活の不便さは変わらない。」ということを覚えておいてください。
いつが停電が起きても良いように一般住宅もオール電化住宅も普段から備えが必要であることも加えてお伝えします。
オール電化で停電したらやるべきこと
「停電は起きて欲しくない。」というのが全員の思いでありますが、自然災害などで電線が切れてしまったりする復旧時間に関係なく停電は発生します。
オール電化住宅は、全てが電気で動いているため電気とガスを併用している住宅とは異なり停電時にやっておくべきことがあります。
オール電化で停電が起きた時にやっておくべきことは、全部で5つあるので詳しく説明します!
全家電の電源を抜く
停電が発生した場合は、全ての電化製品のコンセントを抜きましょう。
この作業は、オール電化住宅のみならず一般住宅でもやっておいたほうがいいことではあります。
停電から復旧した場合に電気が流れ過ぎたりすると電化製品が壊れてしまったり、感電してしまったりする可能性があります。
また、電気ストーブなどの暖房器具のコンセントを差したままにすると停電復旧と共に電源が入り火事になる可能性が高いです。
巨大災害などで停電が長期化する場合は特に注意して下さい。
浴槽に水を貯めておく
この作業は、水道の水圧だけでは給水できず電動ポンプなどを使っている地域、や高層マンションに住んでいる場合、停電が発生する電動ポンプが動かなくなるため、蛇口から出ている間に浴槽に水を貯めておきましょう。
水が使えなくなるとトイレの水も流せなくなりますし、浄水器などを使って飲料水として使っていた場合は非常用水の準備も必要です。
スマートフォンを満充電にしておく
地震の時は例外ですが、最近では巨大台風や大雨、大雪が予想されている場合は、テレビでも「スマートフォンを満充電しておきましょう。」などと伝えられています。
スマートフォンを満充電しておけば最新情報や避難情報、安否確認が随時できます。
と言いながらスマートフォンを使っていると電池は減っていきますので、スマートフォンの充電だけでなくモバイルバッテリーを持っている場合は、両方満充電にしておく良いでしょう。
防災グッズをすぐ使えるようにする
防災グッズが最近良く報道されていたり販売されていたりもします。
購入したのは良いですが、いざという時に使えないと困りますよね?停電時に防災グッズがすぐ手に取れる場所に保管しておきましょう。また、家族で防災グッズの保管場所を共有しておくことも重要ですし、非常食には賞味期限や消費期限がありますので購入後数年が経過している場合は、日付を確認しておくことも重要です。
車のガソリンや充電を満タンにしておく
こちらもスマーフォンの充電と同様に最近では良く言われています。
車のガソリンや電気自動車の充電を満タンにしておけば、車内で夏場であれば冷房、冬場であれば暖房として使えますし、スマートフォンやモバイルバッテリーの充電も可能です。
台風や大雨、大雪なども予報が出た時や気象警報が発令されることが予想される場合は、ガソリンや電気を満タンにしておきましょう。
オール電化の停電に備えておくべき準備物
オール電化のみならず、停電時にあった便利・安全な準備物は全部で6つあるので詳しく説明します!
ヘルメット
ヘルメットは災害時に自分の命を守るために重要です。
地震などの際は、頭上から屋根材や自宅を支えている木などが落ちてくる可能性があります。
私たち人間にとって頭部は心臓と並んで重要な臓器なのでヘルメットを被って身を守りましょう。
懐中電灯
停電が発生すると自宅内の照明、街灯が一切点灯しません。
暗闇の中を非難しようとすると壁にぶつかったりしてケガする可能性があります。
「じゃあスマホのライトで大丈夫。」と考えている人も多いと思いますが、スマホは通信手段として使うためライト機能は最後の砦にしたいところです。
また、スマホのライト機能よりも明るさや照らせる範囲が懐中電灯のほうが断然良いです。
本来であれば家族人数分の本数があれば良いですが、難しい場合は2台用意するのが良いでしょう。
内蔵されている乾電池も金額は高くなりますがLED電球のほうが長持ちしますので交換するのも1つの方法です。
カセットコンロ
停電が発生するとお湯が使えなかったり料理できなかったりすることがガスコンロやIHクッキングヒーターだとあります。
オール電化住宅であれば、ガスコンロ本体とガスコンロは1セット用意しておくと良いでしょう。
ガスボンベは意外と知られていませんが、使用期間が「製造後7年以内に使い切ること。」とされています。
定期的に製造年月日を確認して期限が迫っていたら買い替えをしておきましょう。
参考資料:イワタニ産業HP
携帯ラジオ
スマホがあれば情報をいち早く収集可能ですが、災害時は情報インフラが崩壊したり、電波が入りにくくなったりする場合があります。
不測の事態になったときに携帯ラジオがあれば情報収集に便利です。
携帯ラジオを選ぶ時は「ワイドFM」の周波数を拾えるタイプがおすすめです。
ワイドFMは、総務省が災害対策としてアンテナを津波などから守るために高所に設置していて、災害時でも電波が通りやすくなっています。
参考資料:総務省HP
モバイルバッテリー
停電が発生するとスマホの充電ができなくなります。そんな時に有効活用できるのがモバイルバッテリーです。
スマホは、避難情報や安否確認などの情報を得るために重要ツールです。
ですが、使い続けると充電された電池は無くなっていくため、タイミングを見て充電する必要があります。
停電が回復まで1日~数週間かかる可能性もあるので、スマホを少しでも長持ちさせるためにもモバイルバッテリーを用意しておくと良いでしょう。
石油ストーブ
今も記憶に新しい2024(令和6)年1月1日に起きた能登半島沖地震、2011(平成21)年3月11日に起きた東日本大震災など大災害がいつ起きるかが分かりません。
夏場であれば熱中症や食中毒の心配がありますが、冬場は暖が取れないと風邪やインフルエンザなどの感染症に罹ること可能性が高いです。
そんな時に電気を使わない昔ながらの石油ストーブがあれば暖が取れます。
石油やストーブの保管や補充が難しい場合は、ガスボンベで使えるガスストーブなども用意しておくと良いでしょう。
太陽光発電と蓄電池があれば停電時でも電気が使える
近年、大災害が増えるなかで災害対策として注目されているのが、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池です。
家庭用太陽光発電システムは、停電が発生したとしても日中であれば発電された電気を非常用電力として使えます。
家庭用太陽光発電システムの性能上、100V電源で使える電化製品、1,500Wまで最大で出力できないため不便さはあります。
さまざまな情報が得られるテレビや食品を保管する冷蔵庫、夏場であれば扇風機などは家庭用太陽光発電システムで発電された電気で賄えます。
ですが、発電しなくなった夕方以降は停電状態になりますが、家庭用蓄電池があれば貯められた電気を使って夕方以降も生活できます。
2025(令和7)年1月現在販売されて家庭用蓄電池の容量は、メーカーによって異なりますが3kWh~16.6kWhです。
製品によっては、気象警報が発令されると自動で蓄電容量を満タンにする機能が付いている製品もありますし、全負荷200V対応製品であれば200V電源を必要とするエアコンやIHクッキングヒーターなども動かせます。
また、1度に最大で5,900Wまで出力できる製品も数多く販売されています。
電気自動車を保有している場合、電気自動車と自宅を繋ぐV2Hやトライブリッド蓄電システムがあれば家庭用蓄電池よりバッテリー容量が大きいため貯められている電気を長く使えます。
家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池とエコキュートのセットは相性がいい?効果や注意点を解説!
V2Hシステムに関する詳しい記事はこちら⇒V2Hとは?家庭用電気にしてくれるその仕組みについて徹底解説!
トライブリッド蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒V2Hのトライブリッドとは?すべてをまとめた新しいシステム
まとめ
今回はオール電化と停電についてお話しさせて頂きました。
「オール電化」という言葉に引っ張られて「オール電化にすると停電の時が大変。」と思いがちですが、実際のところは一般住宅やマンションでも停電が発生すると生活は大変です。
その理由は、身の回りにある物はほとんどが電気で動いているからです。
そのため、普段からの準備が重要です。
カセットコンロや携帯ラジオ、懐中電灯といった物は、電気を使わないので停電時でも使用可能ですので前も持って準備しておくことが重要です。
エコの王様では、エコキュートをはじめとするオール電化商材販売施工だけでなく、停電時の対策についても分かりやすく伝えております。
これから「オール電化にしたいけど停電した時に困る。」と考えている人は、是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!
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