エコキュートは災害時の【備え】非常時の取水方法と災害時のメリット
2018/08/29
こんにちは!エコの大臣です。
オール電化住宅に欠かせない給湯器と言えば「エコキュート」ですよね!
エコキュートのタンクの中には常に水がいっぱいに入っています。
災害などの非常時には、タンクの中にたまっている水を取り出して使うことも出来ます。
ただ、エコキュートを設置しておられる方も「取り出せるのは知っているけど、取り出し方がわからない」という方も多いと思います。
そこで、今回は非常時のエコキュートのタンクの中の水の取水方法をお伝えいたします!
「エコキュートは大きいから嫌だ!」と思っていらっしゃる方も、これを聞くとエコキュートのことを見直すきっかけになるかもしれません。
自然災害の多い日本
台風、地震など自然災害による被害が相次いでいますね。日本に住む以上どれも他人事であるとは言えない状況になってまいりました。
何かあった時の備えを意識する方も多くいらっしゃってるんじゃ無いでしょうか?
その中でも「断水」というのは深刻な問題として取り上げられています。まだ記憶に新しい東日本大震災ではなんと断水戸数は230万戸にのぼり、断水期間は約5ヶ月にも及んだそうです。
飲み水の確保がとにかく優先される非常時において、生活用水は二の次になってしまいます。
洗濯や、トイレを流すための水など普段はあまり意識せずに水を使っていることの多さに改めて気づかされるという方も多く、被災地の方々は水の確保に関しては大変苦労されたそうです。
エコキュートは断水時に生活用水として使用出来る
エコキュートはタンクにお湯を貯めるタイプの給湯器ですので、断水時でもタンク内のお湯を使用することが出来ます。
設置されてるタンクの容量にもよりますが、常時370リットル〜570リットルの水やお湯が確保されています。ペットボトルや給水タンクにためておくよりもはるかに多く水を確保しておくことが出来ます。
非常時のタンクの水の取り出し方
タンク内の水の取り出しは以下の通り簡単に行えます。
1.脚部カバーの前面を取り外す
(手で外れない場合はドライバーをご利用下さい)
2.漏電遮断機を「切」にする
漏電遮断機の電源レバーを下げ、「切」にする。
※電気の供給を停止します。
3.給湯専用止水栓を閉める
給湯機専用止水栓を閉める。
※タンクへの給水を止めます。
4.逃し弁レバーを手前に起こす
逃し弁操作窓を開け、逃し弁レバーを手前に起こす。
※空気の出入り口を作ります。
5.ホースを取出口に取り付ける
非常用取水ホースを取出口に取り付ける。
6.水(お湯)を出す
ホース差し込み部を持ち、左に回す。
※タンクは魔法瓶のような保温設備になっており取水中は熱湯が出ることもあるので十分に注意してください
7.水(お湯)を止める
ホース差し込み部を持ち、右に回す。
8.逃し弁レバーを下げる
災害時は電気の復旧が一番早い
東日本大震災ではおおよそ電気は1週間、水道は3週間、ガスは5週間でライフラインが復旧しました。
停電世帯850万世帯。今回は各地域における「水道施設における電力復旧状況」で大まかな復旧状況を推測します。
東日本大震災でも電気の復旧は早く、1週間程度で復旧していることがわかります。
引用元「東日本大震災水道施設被害状況調査報告書」
「オール電化にすると電気が止まると何もできなくなるので不安だ」とお家のエネルギー源を1つに絞ってしまうことを不安に感じて、オール電化を避けられる方もいらっしゃいますが、むしろオール電化にすることでその不安を取り除くことが出来るかもしれませんね。
最近では太陽光発電と蓄電システムを合わせて導入される方も増えてきており、非常時にもご自宅で電気をまかなえるように備えている家庭も増えてきています。
蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒停電や災害で蓄電池はどこまで活躍できるの?その真実に迫る!
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