オムロン蓄電池の特徴とは?他の蓄電池との違いについてを徹底調査
2020/07/05
こんにちは!エコの大臣です!
蓄電池のメーカー特集の第四弾の特集記事になります!
今回は国内の有名メーカーでもあるオムロンの蓄電池について、掘り下げて解説していきたいと思います!
今までご紹介してきたメーカーとはまた違った特徴があり、エコの王様でも大変人気のあるメーカーになります。よろしければ最後までお付き合いください。
目次
みんな知っているオムロンはあのメーカー
株式会社オムロンは京都府京都市に本社を置く大手の電子機器メーカーです。
一般には電動歯ブラシや温度計などの医療系の電子機器で有名なメーカーですね。
フィギュアスケートの浅田真央さんが出演していた電動歯ブラシのCMが一時期よく流れていましたね。懐かしい…。
オムロン自体は太陽光パネルの製造メーカーではないのですが、パネルで発電した電気を変換するパワーコンディショナーなどの周辺機器ではかなりの老舗メーカーです。
国内でも大手のパネル製造メーカーである京セラや、長州産業などにも部品をOEMで販売しているので、シェアはかなりのものです。
オムロンは蓄電池でも人気を集めている
パネル以外の太陽光発電の周辺機器に関しては、あまりオムロンブランドを前面に押し出してはいなかったのですが、蓄電池に関してはオムロン独自のブランドでも展開していっています。
パワーコンディショナーなどで長い実績のあるオムロンの製品ということで、お客様からの安心感や信頼感も強いようで、数多く選ばれています。
他メーカーにOEMで販売しているものも含めるとかなりの数の蓄電池が売れているのではないでしょうか。
そんなオムロンの蓄電池の特徴について見ていきましょう。
オムロン蓄電池の特徴
オムロンはハイブリッド型とフレキシブル型(単機能型)の両方の種類の蓄電池を販売しています。
それぞれ個別に特徴を見ていきましょう。
ハイブリッド蓄電システム
オムロンの蓄電池の魅力は、何といってもその蓄電ユニットのコンパクトさにあります。
屋内に設置しても決して邪魔にならない大きさと、お家に調和するデザインが人気の1つです。
もちろん、屋外設置にも対応しているので、「屋内にはスペースがちょっと…。」という方にも安心です。
6.5kwhとミドルクラスの容量の蓄電池ですが、ハイブリッド型なので、太陽光パネルで発電した電気をロスなく充電したり、ご自宅の自家消費に回すことが出来ます。
オムロンの蓄電池は「特定負荷」型の蓄電池になります。特定負荷型は、停電時にお家の中の「特定の」部分で電気を使えるようにするタイプの蓄電池です。
必要な部屋や電化製品にだけ無駄なく電気を供給することが出来ますので、万が一の停電の際にも、安心してお使い頂けます。
今まではこの6.5kwhの蓄電池しかなかったのですが、これに加えて、2020年10月からは新製品として、業界でも最大クラスの16.4kwhの蓄電池を新たに投入される予定です。
こちらは、ご家庭の太陽光発電の設置の有無や、停電時の動作など、ご利用状況に合わせた使い方を選べるようになっています。
停電時にもお家全体の電気が使えるようになる「全負荷型」へも、オプション次第で対応できるようになっています。最近の全負荷型へのニーズの高まりにも対応してくれるのは嬉しいところですね。
消費電力が大きく、電池の減りが早くなりがちな全負荷型ですが、16kwhという大容量の蓄電ユニットがそれを補っています。これ一台で停電時の備えは万全と言っても過言ではないでしょう。
フレキシブル蓄電システム
オムロンのフレキシブル(単機能型)の蓄電システムは『4.2kwh』、『6.5kwh』、『9.8kwh』のラインナップがございます。
こちらは、いずれも単機能型ですので、既設の太陽光発電との相性を気にすることなく蓄電池を設置することが出来ます。
このうち、4,2kwhだけが少し特殊で、昼と夜一日2回の充放電を繰り返して使うような仕組みになっています。
昼は太陽光発電で発電した電気、夜は深夜電力を使って充電することで、売電の固定買取期間が終了したご家庭(卒FIT)の余剰電力の使い道として、ふさわしい製品になっています。
また、4.2kwhのタイプは、保証期間も15年と他の商品よりも長くなっています。一日2サイクルで繰り返し使い続けたとしても、安心して長くお使い頂くことが出来ます。
ただ、元々の容量が4.2kwhと小型なのと、停電時には深夜電力を使った夜の時間の充電が出来なくなってしまうことから、停電や災害時の備えとして蓄電池を設置するのであれば、もう少し容量の大きいタイプの蓄電池をお選びになることをおススメします。
ハイブリッド蓄電システムを選択するべき人
既に太陽光発電を設置してから10年以上お使いになられていて、固定買取期間が終了しているお客様には、こちらのハイブリッドタイプがおススメです。
ハイブリッド型の蓄電池は、太陽光発電と蓄電池で同じパワーコンディショナーを共有して使います。
太陽光パネルと接続しているパワーコンディショナーは、10年~15年くらいで交換が必要になることも多いです。
ハイブリッド型の蓄電池を導入する場合は、既設の太陽光発電のパワーコンディショナーも合わせて交換することが出来ます。
パワーコンディショナーの交換費用を別に負担しなくても済みますし、パネルで発電した電気のロスも少なくて済みます。
これから太陽光発電と蓄電池をセットで導入する場合にもハイブリッド型の方がおススメです。
後付けで蓄電池を設置する場合と違って、最初に設置する太陽光パネルと相性の良い蓄電池を選ぶことが出来るので、ご自宅で使った電気を効率よく使うことが出来ます。
フレキシブル蓄電システムを選択するべき人
フレキシブル蓄電システム(単機能型)は、現在まだ「売電の固定買取の期間が終わっていない方」や、「既設の太陽光発電の保証期間がまだ残っている方」におススメです。
フレキシブル型の蓄電池であれば、既設の太陽光発電に影響を与えないので、どんな方でも蓄電池を設置することが出来ます。
もちろん、太陽光発電を設置する予定のないご家庭様でも、フレキシブル型であれば十分に停電時の対策や、日ごろの電気代の節電の効果が期待できます。
また、フレキシブル型の方が本体価格もかなり安いです。
「初期費用をあまりかけずに蓄電池を導入したい!」とお考えの方にとっては、フレキシブル型の方がお求めやすい価格になっています。
蓄電池のオムロンまとめ
オムロンの蓄電池についての、商品の特徴に関してお伝えしていきました。
オムロンと言えばミドルタイプの容量の蓄電池のイメージが強かったのですが、ここ最近では幅広い容量のモデルも売り出してきています。
オムロンを指名買いしたい方にとっては嬉しい状況ですね。
その他のメーカーの蓄電池のこともお知りになりたいという方はこちらからどうぞ!
蓄電池のメーカー毎の特集記事まとめ
蓄電池に関するお問い合わせは下のバナーをクリック!
蓄電池に関する特集記事はこちら!
第二回⇒家庭用の蓄電池の耐用年数はどれくらい?長く使うためにやるべきこと
第三回⇒蓄電池の種類っていくつあるの?最適な蓄電池の選びかた
第四回⇒蓄電池の価格はどれくらい?メーカー別で調査してみた!