蓄電池でシェア率が高いメーカーはどこ?その真実に迫る
2020/08/30
こんにちは!エコの大臣です!
蓄電池を設置したいなと思っても何を手がかりに選んだら良いのかがイマイチピンと来ませんよね。
まずは、有名なメーカーでみんなが設置しているような人気のある蓄電池から検討していくのが手っ取り早い気もしますよね。
そこで、今回はメーカー毎の売れ筋の蓄電池を一覧でご紹介します!
性能や価格面で「これは良さそうだな!」と思われたメーカーの蓄電池から検討し始めるのが一番の近道になると思います。
今から蓄電池の検討を始めようとお考えのお客様には必見です!
それでは参りましょう!
目次
シェア率が高い蓄電池のメーカー比較
家庭用蓄電池の有名なメーカーを6社ご紹介します。その6社の中でも特に売れ筋の蓄電池をピックアップしました。
メーカー | 長州産業 | 伊藤忠 | ニチコン |
型番(商品名) | Smart PV | Smart Star L | ESS-U2M1 |
蓄電容量 | 6.5kwh | 9.8kwh | 11.1kwh |
設置場所 | 屋内〇 | 屋外 | 屋外 |
パワコンの型 | ハイブリッド型 | 単機能型 | 単機能型 |
停電時の動作 | 特定負荷型 | 全負荷型 | 特定負荷型 |
200V電源 | × | 〇 | × |
停電時の出力 | 1.5kVA | 3.0kVA | 2.0kVA |
保証期間 | 15年 | 10年 | 10年 |
メーカー | オムロン | パナソニック | 田淵電機 |
型番(商品名) | KPAC-A-SET-1 | 創蓄連携システム | EIBS7 |
蓄電容量 | 6.5kwh | 3.5~11.2kwh | 7.04kwh |
設置場所 | 屋内〇 | 屋内〇 | 屋外 |
パワコンの型 | 単機能型 | ハイブリッド型 | ハイブリッド型 |
停電時の動作 | 特定負荷型 | 特定負荷型 | 全負荷型 |
200V 電源 | × | △(オプションで対応可能) | 〇 |
停電時の出力 | 2.0kVA | 2.0kVA~4.0kVA | 5.5kVA |
保証期間 | 10年 | 10年 | 15年 |
各メーカーの売れ筋ラインナップを一覧で比較してみました。
蓄電容量や、保証期間、停電時の出力など数値的なところはこちらで補完して頂ければ幸いです。
その他、細かい特徴やどんな方に向いているのかを1つ1つ掘り下げていきたいと思います。
長州産業 (Smart PV)
長州産業は国内でも有数の太陽光パネルメーカーで、雨漏り保証をはじめとした手厚い保証と高出力で安価な太陽光発電モジュールで人気のあるメーカーです。
蓄電池に関してはオムロンの蓄電池をOEM販売していて、中身は全く同じですが、長州産業から購入すると製品保証が15年受けられるというところがポイントです。
本体が小さくコンパクトなので、屋内に設置しても省スペースで済むところも大変喜ばれています。
伊藤忠(スマートスターL)
伊藤忠から販売されているのはこちらのスマートスターLのみになりますが、このスマートスターLが人気が合ってよく売れています。
停電時にもお家全体の電気が使える「全負荷型」の蓄電池で、容量もその分9.8kwhと大きめなので、万が一の時にも安心してお使い頂けます。
単機能型の蓄電池は、停電時の太陽光発電の自立運転時には1.5kVAの出力しか使えないことがほとんどですが、こちらのスマートスターは最大で6kwまで停電時にも太陽光発電で発電した電気を使うことが出来ます。
ニチコン(ESS-U2M1)
ニチコンは国内での家庭用蓄電システムの累計販売台数が第一位のトップメーカーです。そのニチコンの蓄電池の中でも一番売れているのがこちらの蓄電池です。
単機能型なので、設置する際に太陽光発電との相性や保証を気にしなくても良いです。どんなご家庭でも設置することが可能です。
蓄電容量あたりで比べたときの販売価格が他のメーカーのものと比べても安く、11.1kwhとかなりの大容量なので、太陽光発電を設置していないご家庭様で停電時の備えとして蓄電池の導入を検討しているご家庭様にもおススメです。
オムロン(KPAC-A-SET-1)
オムロンは太陽光発電システムに使われているパワーコンディショナーなどの周辺機器の製造も手掛けている老舗メーカーです。
オムロン自体はパネルの製造販売はしていませんでしたが、蓄電池に関しては自社のブランドでも販売をしています。
製品は長州産業のものと同じなので価格面で安く導入できる方を設置するのが良いのではないでしょうか。
パナソニック(創蓄連携システム)
パナソニックは創蓄連携システムという名前で蓄電池の販売をおこなっております。
3.5kwhと5.6kwhの蓄電ユニットを組み合わせることで、自由度の高い設備設計が可能です。
基本は100V電源しか使えないのですが、ユニットを増設することで200V電源にも対応させることが可能です。
ご自宅の太陽光発電システムや、電気のご利用状況に応じて理想に近い設備を設置することが出来るのが嬉しいポイントです。
田淵電機(EIBS7)
田淵電機は太陽光発電のパワーコンディショナーなどの周辺機器の製造メーカーでしたが、蓄電池は自社ブランドを展開しています。
最近売り出し始めたEIBS7という蓄電池が大変人気が合ってよく売れています。
まだまだ数の少ない停電時にもお家全体で電気を使える「全負荷型」の蓄電池というのが選ばれているポイントですね。
太陽光発電の容量に合わせて3種類のパワーコンディショナーから選ぶことが出来るのも嬉しいポイントです。
蓄電池でもっともシェア率が高いのは?
2019年度の家庭用蓄電池のメーカー別のシェア率は以上のグラフの通りです。
ハイブリッド型ではシャープ、パナソニック、長州産業など太陽光パネルの大手メーカーが卒FITを迎える自社の太陽光発電システムユーザーに向けての販売を強めている印象が強いですね。
出典:蓄電池専門誌【リチャージ】2020年6月号
単機能型ではやはり伊藤忠商事のスマートスターLがかなりシェアを拡大していますね。
スマートスターL、ニチコンの11.1kwh共に販路は訪問販売が多いですので、相場としては若干高めに出ています。相見積もりを取られることで安く設置することが出来ることもあるでしょう。
シェア率も大切だけど自分に合った蓄電池を使おう!
売れていてシェアを拡大している蓄電池と言うのは、もちろん売れている理由があります。
「これが今一番売れていてみんなこれを使っていますよ!」と言われると「これが良いのかな?」となってしまいやすいのが日本人。
ですが、ご自宅のご利用状況にその蓄電池が合っているのかはまた別問題です。
「どういう目的で蓄電池を設置するのか」、「どんな機能の蓄電池を希望しているのか」というところをきちんと伝えていきましょう。
こちらの意図をきちんと汲み上げて、誠実な提案をしてもらえる販売店と連携をとって、より良い蓄電池選びが出来ると良いですね。
蓄電池のシェアのまとめ
今回は蓄電池のメーカー別のシェアについてお伝えしていきました。
「シェアが高い」≒「人気がある」ということは間違いないですが、お客様のところに合致しているかは、また少し違ってきますよね。
ご自宅に見合った蓄電池を選ぶには、蓄電池専門の販売店の意見も参考にされるのが良いでしょう。
蓄電池のメーカー、機種については以下のリンクからお気軽にご相談下さい!
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第二回⇒家庭用の蓄電池の耐用年数はどれくらい?長く使うためにやるべきこと
第三回⇒蓄電池の種類っていくつあるの?最適な蓄電池の選びかた
第四回⇒蓄電池の価格はどれくらい?メーカー別で調査してみた!