【関西版】オール電化は時間帯やプランよって電気代が変わる!?その理由について解説
2021/11/03
こんにちは!エコの大臣です!
オール電化に切り替えると、各地方の電力会社が提供しているオール電化用の割引プランに加入することが出来ます。それぞれの地域で電気代の割引金額などが多少違います。
今回は関西電力エリアでオール電化をご利用されている方に向けて、オール電化向けの電力プランについて紹介していきたいと思います。
目次
オール電化はなぜ時間帯によって電気代が変わるの?
オール電化自体にすると、電気の使用量はガスと併用している場合と比べて増えますので、一般的な従量電灯の電気のプランにしていると電気代が高くなることが多いです。
そのため、オール電化住宅の場合は、電気を使う時間帯によって電気の単価が決まる「時間帯別電灯契約」の電力プランで契約している方が電気代を安く抑えることが出来るようになっています。
オール電化で利用されているエコキュートや蓄熱暖房機は、夜間の電気代が安い時間帯に運転するので非常に相性が良いです。
関西ではどんなプランが主流なの?
オール電化向けの料金プランは、東京電力や関西電力などの各地域の主要な電力会社が提供しています。
地域の電力会社ごとに電気の安くなる時間帯や、料金体系が異なります。
今回は一例として、関西電力が提供いているオール電化向けの料金プランについて紹介していきます。
はぴeタイムR
現在、関西電力が提供しているオール電化向けの電力プランになります。
詳細な料金体系は以下の図表を参考にして下さい。
単位 | 料金単価 | |||
基本料金 | 最初の10kWまで | 1契約 | 2200.00 | |
10kWをこえる1kWにつき | 1kW | 396.00 | ||
電力量料金 | デイタイム(昼間時間) | 夏季 | 1kWh | 28.96 |
その他季 | 26.33 | |||
リビングタイム(生活時間) | 22.89 | |||
ナイトタイム(夜間時間) | 15.20 |
関西電力の「はぴeタイムR」は夜の23時~翌朝7時までの時間帯の電気代が安くなるように設定されています。
反対に10時~17時までの時間帯に関しては少し割高な料金設定になっています。
各時間帯の電気の使用量に制限はありませんので、可能な限り電気の安い時間帯に集中して電気を使うことで、電気代を安く抑えられるようなプラン設計になっています。
はぴeセット
はぴeセットとは、オール電化に必要なエコキュートやIHクッキングヒーターなどの設備のリース代金と毎月の電気代の定額プランが1つになった新しいサービスです。
家族人数やライフスタイルに合わせて定額制の電気料金プランのセットを選べるようになっています。もちろん、加入後に料金プランの変更も可能です。
定額制の電気料金プランなので、毎月の管理がしやすいです。しかも、規定量よりも電気の使用量が少なかった月には、余った分をポイントで還元してくれます。
オール電化には興味があるけど、まとまった金額を用意するのが難しいという方には、こちらのサービスを利用してみるのも良いかもしれません。
関西電力のオール電化プランの加入条件
関西電力の「はぴeタイムR」には誰でも加入できるわけではありません。加入するための条件がありますので、プランの切り替えを検討している方は事前に確認をしておいてください。
エコキュートや電気温水器などを設置していること
はぴeタイムRに加入して深夜の安い電気を使うためには、エコキュートや電気温水器などを設置していないといけません。
昼間、ほとんど電気を使わない場合にはこちらのプランの方が電気を安く使えそうですが、それだけでは利用できないのでご注意ください。
また、はぴeタイムRと太陽光発電や蓄電池との相性は良いのですが、太陽光発電や蓄電池だけを設置してもはぴeタイムRには加入できないのでご注意ください。
住んでいる地域
はぴeタイムRに加入できる地域には制限があります。基本的には電力自由化になる前の関西電力の管内が対象となっています。
京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県(赤穂市福浦を除く)、奈良県、和歌山県および福井県(三方郡美浜町以西)、三重県(熊野市、南牟婁郡紀宝町、南牟婁郡御浜町)、岐阜県(不破郡関ケ原町の一部)
旧プランのはぴeタイムに加入している場合には変更しない方が良い
現在、新規でオール電化に切り替えた場合に加入できるのは「はぴeタイムR」のプランになります。
2019年4月より前からオール電化をご利用されているお客様が加入している「はぴeタイム」という昔のプランは、一度切り替えてしまうと再加入が出来ません。オール電化の割引率などは「はぴeタイム」の方が大きいので、間違ってプランを変更してしまわないようにご注意ください。
オール電化の電気料金の計算例
実際にはぴeタイムRに加入した場合の料金の計算の仕方をご紹介しておきます。
1か月の電気使用量を550kW
電気を使った時間の内訳を、
デイタイム(一番高い時間)=50kW
リビングタイム(朝と夕方の時間)=280kW
ナイトタイム(一番安い時間)=220kW
と仮定して計算してみましょう。
基本料金 | 10kWまで | ① | 2,200.00円 |
電力料金 | デイタイム | ② | 1,316.5円=50kW×26.33円/kW |
リビングタイム | ③ | 6,409.2円=280kW×22.89円/kW | |
ナイトタイム | ④ | 3,344.00円=220kW×15.20円/kW | |
電化割引額 | ①~④の合計額の5% | ⑤ | 663.48円 |
合計 | ⑥ | 12,606円 |
こちらの表の金額に燃料費調整額と再エネ賦課金が加わった金額が毎月の請求額になります。
はぴeタイムRに切り替えると、毎月の電気代の請求書に時間帯別の電気使用量の記載があります。どの時間帯にどれだけの電気をご自宅で使用しているかを正確に把握することが出来ます。上手に活用して節約に活かしましょう。
はぴeタイムRのプランを利用する場合、一番電気代が高くなる時間帯に使用する電力をどれだけ減らせるのかが、節約の鍵になります。
不要な箇所を消しておくなどの節電もそうですし、家電製品のタイマー機能を活用するなど積極的に深夜電力を活用してお得に活用しましょう!
初期費用は掛かりますが、オール電化と合わせて太陽光発電や蓄電池を設置すれば、昼間の電気の使用量を減らすことが出来ます。
オール電化の電気代を節約する方法に関する詳しい記事はこちら⇒オール電化の電気代ってお得?メリット・デメリットや節約術について公開
太陽光発電の導入費用に関する詳しい記事はこちら⇒【2021年】太陽光発電の設置費用はいくら?導入前にチェックするべきこと
オール電化の電気代時間帯のまとめ
オール電化の時間帯別の電気代の詳細や、関西電力の電力プランの内容や加入条件などをお伝えしていきました。
関西でオール電化を導入する場合には、今回ご紹介した「はぴeタイムR」に加入するのが一般的です。
エコキュートのリース契約と電気代がセットになっているはぴeセットというサービスも提供されています。
月々の支払いは安い状態でオール電化を利用できるようになるので、お得度が高いです。
給湯器のリース契約は、10年間の支払いを総合すると一括で購入した方が安くなるので、まとまった金額が用意できるのであればリース契約はしない方がお得になるでしょう。
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