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エコキュートの工事費込みの価格相場は?オトクに購入する方法は?

2023/02/06

こんにちは!エコの大臣です!

エコキュートが普及し始めて20年ほど経ちます。エコキュートもガスや灯油などの他の種類の給湯器と同じで寿命がきたら新しいものに交換する必要が出てきます。エコキュートは交換するのに本体を購入するだけでなく、取付工事も必要になります。

そのため、商品と工事の内訳や保証内容など見積りの際に見るべき項目が多く、単純に金額だけを比較してよいのかわからないと感じられる方も多いようです。

そこで、今回はエコキュートの工事費込みでの価格相場やオトクに購入する方法、失敗しないための見積りの取り方などをご紹介していきます。

 

エコキュートの工事費込みの価格相場は?

2023年の最新のエコキュートの価格相場をお教えしましょう。

エコキュートの見積りは、本体の購入代金と工事費用の2つの合計金額で決まります。

本体代金の方は、メーカーや機種によっても幅がありますが、人気が合ってよく売れている機種で20~30万円ぐらいの価格帯になっています。

工事費用は10~18万円くらいが相場となっています。

エコキュートの交換工事よりもガス給湯器など他の種類の給湯器からの切り替えの方が工事費用は高くなります。

総合すると40~50万円が現在の価格相場となっています。

 

エコキュートは値上がりしている?

円安等の影響を受けて、生活用品や電気代、ガソリン代なども高騰していますが、エコキュートも他の電化製品などと同じように値上がりの影響を受けています。特にこの1~2年でほとんどのメーカーがエコキュートの値上げを実施しており、値上げ前と比べると定価ベースでなんと10~15万円高くなっています。

値上がりは、本体価格にとどまらず設置工事に必要な配管や銅線などの部材にも広がってきています。今後、工事代金も同じように値上がりしていく可能性があります。

 

エコキュートの工事費だけの価格相場は?

エコキュートを購入するとなると、必ず工事が必要になります。

一般的に古くなったエコキュートを撤去して、新しいエコキュートに入れ替える場合、工事費用としては12~18万円くらいが費用相場となっています。

工事する時期や工事内容によっても差がありますが、あまりにも相場より安すぎたり、高すぎたりする場合には注意した方が良いでしょう。

 

エコキュート本体の価格は何で変わるの?

エコキュートもメーカーのカタログを開いてみると、1つのメーカーだけでも数種類あって値段も様々です。どういうポイントで金額が変わるのかちょっと見ただけではわかりにくいですよね。

そこで、エコキュート本体の価格を左右するポイントを3つお伝えしていきます!

 

タンクの容量

エコキュートは沸かしたお湯をためておくためのタンクの容量に種類があります。家族の人数に合わせて適切な大きさを選ぶことが出来るようになっています。

一般的なのは370Lと460Lのタンクが設置されており、6人以上の世帯向けの550Lというタンクが最も大きい容量になります。

タンクの容量が大きい方が金額も高くなります。目安としては、1つサイズの大きいエコキュートにすると2~3万円高くなると考えておきましょう。

 

給湯の種類

エコキュートには、「フルオート」、「オート」、「給湯専用」3つのタイプがあります。

それぞれお湯張りの性能が異なっていて、「フルオート」はお湯張りも自動ですし、追い炊きも出来るタイプで今一番メジャーなタイプのエコキュートです。

「オート」タイプはお湯張りは自動ですが、追い炊きは出来ず、足し湯のみ出来るタイプ。

「給湯専用」は蛇口からお湯が出るだけで、自動湯張りなどの機能はありません。

もちろん、「フルオート」の給湯器が一番値段が高く、「給湯専用」が一番安いです。

本体価格でいうと5~7万円くらいの差になります。買い替えの際には今と同じタイプか便利なフルオートタイプの物を選ばれることが多いですね。

 

グレード

最新型のエコキュートには、さまざまな便利機能が備わっている製品もあります。お湯の中で雑菌が繁殖するのを防ぐために、お湯を循環させたときに紫外線を照射する機能が付いているものや、銀イオンを発生させるもの。太陽光発電やスマホと連携して遠隔操作する機能が付いている製品もあります。

また、タンクの保温材に良い物が使われていて、保温効率が高くて省エネ性能が高いものなどは本体費用は少し高めに設定されていますが、毎月の電気代は安くなります。

便利な機能が付いているとその分値段も高くなります。必要な機能とそうでないものを見極めて購入するようにしましょう。

エコキュートのタンクの容量についての詳しい記事はこちら→エコキュートのベストな大きさ・容量ってあるの?適切なタンク容量の選びかた

エコキュートの給湯のタイプの違いについての詳しい記事はこちら→エコキュートのフルオートって何?初心者向けに徹底解説! | エコの王様 (eco-ousama.com)

 

エコキュートの工事費込み価格のチェック事項

見積りを取ったら必ず確認しておきたいのが、総額以外の内訳費用です。見積書の金額にはどこまでの工事費用が含まれているのか、自分の希望の工事はしてもらえるのか?などきちんと確認しておくにこしたことはありません。

見積書の項目のチェック方法のコツをお伝えいたします。

 

全部込みの価格

まずは、見積金額の総額を確認しましょう。言われなくても確認するとは思いますが…。

税抜金額か税込金額かを見逃さないようにしましょう。

 

付属品の有無

エコキュートには本体以外の付属品、オプション品も数多く存在します。

実は、エコキュートを操作するのに使うリモコンや配管を隠すカバーなども本体とは別の取り扱いになっています。工事込みで申し込む場合は、さすがにリモコンもセットになっていますが、一部の通販サイトなどで商品を購入する場合にはリモコンが別売りになっていることもありますので、ご注意ください。

その他にも、ダイキンや三菱などの浴槽に泡を出す機能が付いている機種で、泡入浴に必要な空気チューブや専用アダプターなどは別料金になります。

 

保証の有無

エコキュートの保証に関しては、業者によって取り扱いが様々ですので、保証の有無は注意して見ておきたいポイントの1つになります。

エコキュートは電化製品になりますので、掃除機や洗濯機などと同じくメーカーからの商品の保証期間がもともと付いています。

ほとんどのメーカーのエコキュートには、1~3年の保証期間が付いていますが、有償で5~10年に延長することが出来ます。

もし、10年の商品延長保証を付けるとなると、約3万円の費用がかかります。

しかし、先ほどの商品の延長保証があれば、本体そのもののトラブルは無償で対応してもらえますが、工事に使った配管や配線などの故障や不具合に関しては有償での対応になります。

そのため、商品保証とは別に、施工したエコキュートの取り付け工事の内容を独自に保証している業者もあります。期間内であれば、修理にお金がかかる配管の水漏れ修理なども無償や部品代だけで対応してもらえます。

工事費用の保証に関しては、別項目で費用が記載されている場合もありますが、ほとんどの業者が工事費用と合わせて請求しています。そのため、工事費用だけを比較すると少し高く感じることがあると思います。

工事保証が付いている業者は、「自社施工」だったり、施工の件数が多くて実績が豊富など工事の内容や質がきちんとしている裏付けでもあります。

 

基本工事の内容

工事業者によって基本的な工事に含まれる内容も多少異なります。

エコキュートの基本工事の内容としては

・既設の給湯器の撤去工事(撤去した給湯器の処分費を含む)

・設置工事(既設の基礎を利用した設置。新設の場合は別料金)

・電気工事(電源の接続、リモコンの交換など)

・水道工事(既設の給水・給湯配管への接続工事)

以上のようなものが一般的です。

ポイントとしては、リモコンや水道配管の工事は既設の配管や配線などはそのまま使用することを前提としています。そのため、今の給湯器にリモコンが付いていなくて、新設工事が必要な場合は追加工事になりますし、ふろ配管も新調する場合は別で費用がかかります。

そのため、エコキュートを初めて設置する場合は広告やホームページに記載されている金額では工事できないことが多いので、その点は頭に入れておきましょう。

 

追加費用の有無

エコキュート工事は、お家の周りに貯湯タンクとヒートポンプと呼ばれる室外機を設置することになります。幅と奥行きが約70~80cm、高さが約180~220cmもある大きなタンクをお家の周りに設置することになりますので、お家の状況や搬入経路によっては追加で費用が発生する可能性があります。

追加費用が必要な例としては

・基礎工事(エコキュートを新規設置する場合)

・タンクの搬入、搬出の際にユニックなどの機材が必要な場合

・リモコンの新設工事(元の給湯器にリモコンが付いていない場合)

・ふろ配管の新設工事(フルオートタイプのエコキュートを新しく導入する場合)

ご家庭の状況によっても変わってきますが、見積書を比べてみて「おや?」っと思う内容があれば、直接確認してみるのが良いでしょう。

エコキュートの工事費用の内訳に関する詳しい記事はこちら→オール電化の工事費は平均いくら?各シーンの費用や安くするためのポイント

 

エコキュートの工事費込み価格でオトクに購入する方法

エコキュートを少しでも安く購入するにはどうしたら良いのでしょうか?オトクに購入するための4つの方法をお伝えしましょう。

 

相見積もり

費用を抑えるためのポイントの1つ目は、いくつかのお店から相見積もりを取ることです。1つのところだけで決めようとすると、その金額が高いのか安いのかということもわからないままです。特に標準工事費用以外の追加工事の内容や金額などはわかりづらいこともありますので、2~3社から見積りをとって確認するのが良いでしょう。

相見積もりを取ることのもう1つ良いところは、金額以外の工事や保証の内容なども比較できることです。場合によっては必要のない工事を提案してきて、追加費用を取られることもあるようですので、そういった失敗を防ぐためにも有効な手段と言えるでしょう。

 

補助金の活用

国や市町村からエコキュートに対して補助金が出ている場合があります。条件を満たせば数万円の補助金が受け取れるので、積極的に活用しましょう。

特に2023年度は国から5万円の購入補助金が出ることが決定しています。交換時期に来ていて購入を検討しているというご家庭にはチャンスですね!

販売店によっては補助金申請に対応していないところもありますので、購入前に問い合わせをして確認しておきましょう。

2023年度エコキュートの補助金の詳細ページはこちら→令和4年度補正「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」について|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)

 

お店を選ぶ

エコキュートは大手電機メーカーが製造・販売している物ですので、品質にはあまり差がありません。

違いがあるとすれば、設置・工事を行なう販売店の工事の質やアフターフォロー体制になるでしょう。

店舗がある場合には直接訪問したり、問い合わせたときの対応を見ても良いでしょうし、ホームページや口コミサイトなどで情報を得るのも1つの手です。

金額が安くても施工実績が少なかったり、ホームページがあまり更新されていないのは、不安要素ですよね。

購入した給湯器に何かあったときに対応してもらうのは工事をした店になります。費用と内容に見合ったお店選びを行いましょう。

 

型落ちを選ぶ

エコキュートも2~3年に1度くらいのペースでモデルチェンジがあります。モデルチェンジから数か月間は新商品に紛れて、古いモデルの在庫処分で安売りが行われる可能性があります。

古いモデルは在庫として残ってしまうと年々処分するのが難しくなることもあり、状況次第では相場よりも数万円安く手に入ることも!

ただし、1つだけ注意点があります。実は、エコキュートが故障したときに必要になる部品。こちらは「メーカーが製造を終了してから約8年間」は保存義務がありますが、それ以降は部品がなくなり次第部品交換での修理対応が出来なくなり、もし故障した場合は丸ごと交換することになります。

最初の購入費用は少し安くなるかもしれませんが、故障した箇所やタイミングによっては、交換までのサイクルが短くなる可能性があります。

もちろん、購入前に今検討している機種が最新の物か古い型式なのか、気になれば直接販売店に確認してみるのが良いでしょう。

 

エコキュート工事費込み価格相場の最安値はどこ?

エコキュートの取り扱いがある業者は数多くあります。その中でも最安値で購入するならどこが良いのでしょうか?販売経路ごとに特徴を比較してみましょう。

 

ヤマダ電機やケーズデンキなどの家電量販店

テレビのCMなどもやっていて、誰もが知っているような家電量販店もエコキュートを取り扱っています。家電量販店の良いところは、実店舗があるので、直接足を運んで販売担当の店員さんから説明を受けることが出来るところです。知名度も高いので、口コミなども探しやすく、安心感もありますよね。

見積金額はネットの販売業者と比べると割高になっていることが多いです。しかし、家電量販店が発行している独自のポイント制度を活用したり、場合によっては他の電化製品と合わせて購入することで値引きしてもらえる可能性もあります。エコキュート以外にも数多くの種類の電化製品を取り扱っている家電量販店だからこそ出来る買い方になります。エアコンや冷蔵庫、洗濯機など同じ時期に購入している場合は、同じぐらいのタイミングで故障することも結構ありますから、ご自宅の家電が買い替え時期に来ていて一度にまとめてやってしまいたいという場合は、選択肢の1つに挙げても良いでしょう。

 

ハウスメーカーや工務店

お家を建ててもらったハウスメーカーや工務店に工事を依頼するのも1つの手段です。住宅に関する設備は一式取り扱っていますので、見積りを依頼すれば快く引き受けてもらえるでしょう。

ただ、ハウスメーカーの場合、ほとんどは見積りの作成から工事まですべて下請け業者に依頼するので見積りが出るまでに時間がかかることが多いです。また、しっかりと中間マージンを取られるので金額は1番高くなります。

費用面を考慮するのであれば、真っ先に選択肢から外れてしまいますね…。ハウスメーカーに依頼するメリットは費用面よりも安心、信用の部分が大きいですからね。お家の長期保証などの兼ね合いでは進メーカーに依頼しなければならない制約がある場合は、金額は覚悟しておきましょう。

 

ネットのエコキュート専門業者

店舗を持たず、ネットで営業している販売店も数多く存在します。全国展開しているような大手から地元密着型でやっている業者まで様々です。

人件費や家賃など最小限の経費で運営している会社がほとんどなので、先にあげた2つの業者と比べると安く工事できる可能性が高いです。費用を抑えてエコキュートの工事をするなら真っ先に候補に挙げられます。また、電話やメール、LINEなどで家に居ながら簡単に複数の業者から見積りを取ることが出来るというメリットもあります。

ですが、ネットの評判や口コミなどからその店舗の実態を把握しないといけないので、金額に見合った工事をしてもらえる業者を探すのに一苦労します。

特に1度開いたホームページがどこかわからなくなってしまうことが多いようですので、後で見返すことが出来るようにブックマークしたり、スクリーンショットを撮るなどの工夫が必要です。

 

エコキュートの工事費込み価格は安ければいいわけではない?

新型コロナウイルスや円安の影響を受けて物価が高騰しています。なんでもかんでも高くなっているので、エコキュートを交換するにも「少しでも安い方が良い!」というのは本音であると思います。

もちろん、相場価格よりも高すぎる場合は困りものですが、安すぎる見積り金額はそのまま信用して任せてしまっても良いのでしょうか?

相場価格よりも10万も15万円も安くするということは、単純な節約では実現できないということを理解してもらいたいです。そうなると、あとはどこから費用を削減するかということですよね。

安くても良い工事をする職人さん、工事業者はたくさんいらっしゃいますが、ぎりぎりの価格で工事をするとなると、どうしても工事に使用する配管などの部材を安くて質の落ちるものに変えるしかなくなります。質の落ちる部材を使えば水漏れや凍結しやすくなるので、故障しやすくなります。

故障が多くなれば、修理するまで使えなくて不便なだけでなく、修理費用も数万円はかかりますので、頻繁に起こると余計な出費もかさみます。

高すぎる工事代金も問題ですが、工事代金が安すぎる場合にもどこかで無理が生じるはずです。

やはり何事もほどほどが良いということでしょうね。

 

エコキュート価格工事費込みのまとめ

今回はエコキュートの工事費込みの価格相場や、見積書で確認するべきポイント、工事費用を節約するためのコツなどをお伝えしていきました。

現在のエコキュートの価格相場は40~50万円となっています。エコキュートからの交換工事の場合と、ガスなどの他の給湯器からの交換の場合で工事費用が変わります。

費用を抑えたい場合は2~3社から相見積もりを取るべきです。その際、金額以外にも工事や保証の内容や年数なども合わせて判断することをおススメします。

いくら値段が安くても保証も何もない状態では、後になって結局が費用がかさむことも…。

設置してから10年以上は使い続ける商品になります。安さに目がくらんで失敗しないように、事前に情報収集はしっかりしておきましょう。

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この記事を監修した人: 清家 和馬
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