「エコの王様」大人気CM放映中!!

王様のためになる話

太陽光パネルの問題とは?環境破壊や猛毒と言われている理由

2023/01/20

「太陽光パネルは、地球環境に悪影響を及ぼす可能性があるって聞いたけど本当ですか?」、「太陽光パネルは猛毒って聞くけど本当ですか?」、「壊れた太陽光パネルは、自分で廃棄していいですか?」など、太陽光パネルの廃棄方法や環境破壊に関する問い合わせを頂いています。

太陽光パネルを設置すれば電気代の節約や地球温暖化の原因になる二酸化炭素排出量を抑えられます。

ですが、廃棄方法などを間違えると太陽光パネルに含まれている有害物質が流出して人体や生態系に悪影響を及ぼす危険性があります。

今回は、太陽光パネルと環境破壊の関係性や太陽光パネルの問題について詳しく説明します!

 

太陽光パネルの問題と環境破壊の関係性

太陽光パネルは、クリーンなエネルギーを作り出すことから「脱炭素」や「2050年カーボンニュートラルの実現」に必要不可欠な製品の1つです。

世界中で注目されているた太陽光パネルですが、良いことばかりでなく問題点がありますし、環境破壊の危険性があるという報告もあります。

太陽光パネルの問題と環境破壊の危険性と言われている理由は、全部で7つあるので詳しく説明します。

 

利益優先業者が存在している

太陽光パネルを販売している販売業者の多くは、太陽光パネルを設置したい人たちのことを最大限考えて、最適な太陽光パネルを提案している販売業者がほとんどです。

そのようななかで「利益重視の販売業者」がいるのも事実で、「悪徳業者」と呼ぶ人も居ます。

悪徳業者は、「売れば良い。」と思っているため、顧客の言う事には耳も貸さず自分たちの言いたいことだけを伝えて商談します。

悪徳業者の特徴は、次の通りです。

・相場よりも高い値段で販売しようとする

・「契約するまで帰りません。」と言って居続ける

・「この金額で販売できるのは今日だけです。」と言って契約させようとする

・メリットだけ伝えてデメリットを伝えない

・相見積もりを取らせてくれない

・名刺を出さない(自分の名前・会社名を名乗らない)

・商談に使った資料を持ち帰る

その場で契約しないのが一番ですが、もし契約してしまった場合はクーリングオフ制度を利用して契約解除することと、執拗に家に居続ける場合は、警察に連絡して来て貰うようにしましょう。

不安なことがあれば消費者センターに連絡して相談に乗ってもらうのも良いでしょう。

太陽光パネルの悪徳業者に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電は後悔する?知っておくべき6つの失敗理由と対策

クーリングオフに関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の悪徳業者の見分けかたは?手口や失敗しない選びかた

太陽光パネルの設置費用に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の設置費用はいくら?相場感や補助金について解説!

 

太陽光パネルの不法投棄

太陽光パネルの不法投棄が今問題になっています。

太陽光パネルは、一度設置すると取り外さない製品ではありますが、家の建て替えや屋根の葺き替えなどの理由で太陽光パネルを取り外す場合があります。

外した太陽光パネルは再び設置するのですが、なかには設置せずに捨てる人も居ます。

もちろん正規の投棄方法であれば問題無いのですが、不法投棄する人がいるため問題となっています。

家庭用太陽発電システム(総発電量10kW未満)よりも産業用太陽光発電システム(総発電量10kW以上)のほうが不法投棄が多いです。

産業用太陽光発電システムのほうが家庭用太陽光発電システムよりも太陽光パネルの設置枚数も多く面積も広くなるため維持費が掛かります。

産業用太陽光発電システムの売電収入と維持費を見比べて維持費のほうが高くなった時に設置場所から撤去せずにそのまま放置する事案が発生しています。

家庭用太陽光発電システムにおいては、廃品回収業者がリサイクル料を浮かせるために、ごみ処理場に持っていかず山中に不法投棄すする事案も報告されています。

不法投棄は、設置していた人にも罰則が及ぶ可能性があるためもし太陽光パネルを廃棄する場合は、住んでいる地域の役所に相談して信頼できる業者に廃棄を依頼しましょう。

太陽光パネルの廃棄に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光パネルの廃棄はどうやってするの?正しい廃棄方法について

家庭用太陽光発電システムと産業用太陽光発電システムの違いに関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電投資は失敗する?リスクやメリットを解説!

 

有害物質の発生

太陽光パネルには、鉛・カドミウム・セレンなどの有害物質が含まれていることが多いです。

太陽光パネルを割れたままにしておくと有害物質が流れ出てしまって、水質汚染や土壌汚染が起きる可能性もあります。

そのため、太陽光パネルが破損してしまった場合は、自分で処理しようとせずにまずは販売店に連絡して対策を考えましょう。

太陽光パネルが大量に破損してしまって有害が漏れ出す可能性がある場合は、役所に連絡して指示を仰ぎましょう。

 

処分する場所がなくなる

資源エネルギー庁の資料を見ていると、2040(令和22)年頃に太陽光パネルを処分する場所が無くなると書かれています。

2012(平成24)年から始まった、太陽光発電システムをはじめとした再生可能エネルギーで発電された電気を買い取ってくれる固定価格買取(FIT)制度が始まったことをきっかけに日本全国で太陽光パネルが普及しました。

太陽光パネルの寿命が25年~30年と言われているため、FIT制度が終了したご家庭では発電しなくなったと同時に廃棄する家庭が増えると見込まれています。

2012年の売電価格は、1kWhあたり42円で売電されていたため多くの自宅で太陽光パネルが設置されました。

2012年に設置した太陽光パネルの寿命に到達するのが2040年代になるため処分する場所が無くなると言われています。

太陽光発電システムの売電に関する詳しい記事はこちら⇒2023年最新版!太陽光発電の売電価格は?手続きや終了後にやるべきこと

太陽光パネルの寿命に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光パネルの寿命は何年?耐用年数との違いや劣化させないためのテクニック

参考資料:経済産業省資源エネルギー庁HP

 

メガソーラーと森林伐採

メガソーラーとは、総発電量が1,000kW以上の大規模な太陽光発電システムを指します。

日本は、国土面積に対する太陽光パネルの設置率は世界1位だと言われています。

そのため、平地には太陽光パネルを設置する場所が無くなってきているため、設置場所は山間部へ移動しています。

メガソーラー太陽光発電システム(発電量1,000kW)を設置する場合に必要な面積は、1ha(ヘクタール)~2ha程度の広さが必要です。

野球場やサッカー場の面積が1haと言われているので同じ大きさもしくはそれ以上の広さです。

日本熊協会のデータによれば2022(令和4)年5月24日までに約23,000ha(太陽光22,253ha 風力747ha)の森林が伐採されてメガ太陽光発電システムやメガ風力発電システムが設置されています。

森林が伐採されたことによって生態系が崩れてしまい希少動物たちが絶滅の危機に瀕しているの事実です。

日本の発電方法に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の効率を知って少しでもオトクに活用するための方法

参考資料:一般社団法人日本熊協会HP

 

土砂崩れ

メガソーラ発電システムを設置するために多くの森林伐採が行われた結果、日本各地で土砂崩れが発生しています。

森林伐採が行われたことによって山自身の保水力や抵抗力が衰えたところに近年の大雨が降り続くと土砂崩れが発生して山の麓(ふもと)に住む人々の住宅まで押し流してしまいます。

太陽光発電システムは、クリーンなエネルギーを生み出すと期待されていますがその反面、自然環境を壊してしまう可能性もあるため共存はまだまだ厳しい状況です。

 

土壌汚染

太陽光パネルが破損していなければパネルに含まれる有害物質が流れ出ることはありません。

ですが、太陽光パネルが破損して有害物質が流れ出る状態のなかで雨が降れば有害物質は全て流れ出てしまって土壌汚染を引き起こす可能性があります。

太陽光パネルが破損した場合は、販売店に連絡すると共にお住まいの地域の担当窓口に連絡して指示を仰ぎましょう。

また、役所や販売店が来るまで時間が掛かる場合は、ブルーシートで太陽光パネルを覆って有害物質が流出しないようにしましょう。

 

太陽光パネルが猛毒の理由は?

太陽光パネルには良く猛毒となるヒ素・カドミウム・鉛・セレンが含まれている表現がされています。

ですが、1枚の太陽光パネルの中に全ての有害物質が入っている訳ではありません。

2023(令和5)年1月現在販売されている太陽光パネルは、シリコン系と化合物系・有機物系の3種類に分類されます。

有機物系の太陽光パネルには、有害物質は含まれていませんがシリコン系と化合物系には有害物質が含まれています。

シリコン系と化合物系に含まれている有害物質は次の通りです。

・シリコン系⇒鉛

・化合物系⇒ヒ素・セレン・カドミウム

太陽光パネルに含まれている有害物質は、人体に悪影響を与える物ばかりです。

人体だけでなく生態系に大きな影響を及ぼす可能性もあります。

土壌汚染や水質汚染になってしまうと元の状態に戻るまで何十年と掛かってしまうこともあります。

汚染された土地や河川・海からとれた食品を食べると知らず識らずの間に人体に影響を与える可能性があるため、太陽光パネルは猛毒と言われています。

太陽光パネルの種類に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の効率って?発電効率と計算方法を解説!

 

太陽光パネルはエコなのか問題なのか

全体を通してみると太陽光パネルは、エコな商材と言えます。

火力発電に依存している日本では、熱源となる石炭・石油・天然ガスといった資源を海外から輸入しています。

資源も無限にあるわけではないため、いつかは無くなります。

また、火力発電が本格的に始まった頃と比べると技術革新が進んでいるため二酸化炭素の排出量は減りましたが、それでも二酸化炭素は出ています。

二酸化炭素は地球温暖化の原因とされているため、太陽光発電システムが普及すれば二酸化炭素の排出量を削減できるとされています。

また、太陽光パネルを設置することによって電気代の削減ができます。

電気代が削減できる理由は次の通りです。

 

燃料調整費と再エネ賦課金

2021(令和3)年頃から電気代の高騰は続いています。

電気代が高騰している理由は、「燃料調整費」と「再エネ賦課金」です。

燃料調整費は火力発電の燃料となる石油・石炭・天然ガスを買い上げるための費用です。

燃料調整費は、海外情勢や円相場の変動によって変わります。

2021年ごろからは、ロシアのウクライナ侵攻や歴史的な円安の結果、資源代が高くなりました。

資源代が高くなると、電力会社は燃料調整費を引き上げて各家庭に負担させます。

2023(令和5)年1月現在の燃料調整費は、電力会社によって違いはありますが7円~11円程度です。

もう一つの再エネ賦課金とは、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の略称で、太陽光発電システムを始めとする再生可能エネルギーで発電された電気を各電力会社が買い取る費用を補助するための課金制度です。

2023(令和5)年1月現在の再エネ賦課金は、1KWhあたり3.45円です。

今後も再エネ賦課金は、今後も上昇すると見込まれており2030(令和12)年度には1kWhあたり5円と言われています。

燃料調整費も再エネ賦課金も電気使用量に比例して課金されるため、電気使用量を抑える必要があります。

電気使用量を自分で抑えるのには、限界があるため太陽光発電システムを設置するのが1番有効です。

太陽光パネルを設置することによって電気代の節約ができるだけでなく、電気使用量が減るため火力発電で作る電気を削減できます。

作る電気を減らすことができれば、二酸化炭素の排出量が削減できるため太陽光パネルはエコと言えます。

電気代に関する詳しい記事はこちら⇒【2023年】電気代の値上げはいつ?生活に困らないために知っておくべきこと

 

太陽光パネルが壊れてしまったら自分で対処していい?

「太陽光パネルがもし壊れてしまったら自分で対処してもいいですか?」という問い合わせを頂きます。

もし太陽光パネルが壊れてしまったら「自分で対処しないで下さい。」と答えています。

その理由は、「産業廃棄物」に分類されるためです。

太陽光パネルには、有害物質が含まれているため、通常の廃棄方法で廃棄できません。

それだけでなく太陽光パネルが壊れたからと言ってむやみ触ると感電する危険があります。

太陽光パネルは太陽光が当たっている間は発電している可能性があるため、むやみに触ると感電する危険がありますし有害物質に触れると人体に影響が出る可能性もあるので触らないようにしましょう。

太陽パネルを処分する業者は法律上、設置業者(販売店)・ハウスメーカー・工務店になります。

ですが、法律の中にも色々あって太陽光パネルが完全に屋根が落ちてしまった場合は、産業廃棄物ではなく一般廃棄物(可燃ゴミ・粗大ゴミなど)と同じと見なされます。

この場合は、各地方自治体によって違うためまずはお住まいの地域の廃棄物処理課(自治体によって名称は異なる)に相談して、指示を仰ぎましょう。

太陽光パネルの廃棄方法に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光パネルの廃棄はどうやってするの?正しい廃棄方法について

 

太陽光パネルは将来大量廃棄されるの?

太陽光パネルは、電極やシリコンを何層も重ねて強固に接着されているため、分解してリサイクルできません。

そのため、産業廃棄物を処理する最終処分場がひっ迫してきているため、2023(令和5)年1月現在では太陽光パネルを処理するところまで至っていない状況です。

環境省が2021(令和3)年2月に出した、「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」を見てみると太陽光パネルの大量廃棄のピークを迎える2030年代後半には、年間で50万トン~80万トンが廃棄されると見込まれています。

参考資料:環境省「太陽光発電設備の廃棄に関するガイドライン

 

太陽光パネルを正しく廃棄するためには

太陽光パネルは、本来一度設置するとテレビや冷蔵庫とは違い寿命が20年~25年と言われているため、一度設置すると取り外さない製品です。

ですが、家の建て替えや屋根の葺き替え、家の解体などで太陽光パネル撤去しなければならない時もあります。

ここで気になるのが「太陽光パネルの正しい廃棄方法」だと思います。

太陽光パネルを正しく廃棄する方法は全部で3つあるので詳しく説明します。

 

各業者がしっかりとした取り組みを意識する

これは、利用者ではなく販売業者・解体業者・産業廃棄物処理業者の企業モラルに起因する部分が多いです。

太陽光パネル処理業者は、処理費用を浮かせるために不法投棄すれば処理費用が無くなるため利益が残りやすいです。

そのため、各業者は「太陽光パネルを不法投棄すればどのようなことが起きるのか」や「不法投棄がしている自分たちがどう見えているか」などを考える必要があります。

私たちが注意するべき点は、「処理業者が国や地方自治体の認可を受けた業者」なのかを知る必要があります。

国や地方自治体から認可を受けた業者は、認可番号を持っていますので確認した上でホームページなどでどのような業者なのかを調べてから依頼するようにしましょう。

 

有害物質は正しい方法で処理

太陽光パネルは、カドミウムや鉛・セレンといった人体に悪影響を与える有害物質が含まれているため、一般廃棄物ではなく産業廃棄物として処理しなければなりません。

そのため、撤去・廃棄する業者は専門的な知識・技術が必要です。

専門的な知識・技術がなければ有害物質が流れ出て土壌汚染や水質汚染が起きて、人体にだけでなく生態系そのものを破壊してしまう可能性があります。

太陽光パネルを処理するときは、自分でするのではなく専門知識を持った業者に依頼しましょう。

 

リユースやリサイクルを行う

これから日本は、太陽光パネルの大量廃棄の時代を迎えると言われています。

日本では年間で約4,400トンにのぼる太陽光パネルが廃棄されています。

そのうち、約3,400トンがリユース(再利用)され、約1,000トンがリサイクル(再生利用)されていると推計されています。

リユースされた太陽光パネルの発電効率は経年劣化によって下がりますが、基本機能が衰えていないので産業太陽光発電システムとして再利用されているケースが多いです。

リサイクルの件については、政府も2030年代後半に太陽光パネルの大量廃棄時代を見据えて2022(令和4)年5月から使用済み太陽光パネルのリサイクルを義務化する検討を始めました。

2024(令和6)年度の国会に提出して法律化を目指しています。

太陽光パネルは、分解するとアルミ・ガラス・バックシートに分けることができます。

太陽光パネルの7割は、ガラスで出来ているため二次製品化(発泡ガラスや防草材)などに作り替える技術開発も進んでいます。

今後の法整備や技術開発に注目が必要です。

 

太陽光パネル問題のまとめ

みなさんいかがだったでしょうか?

今回のお話をまとめると、

太陽光パネルが環境破壊と言われている理由は全部で7つある!

太陽光パネルが猛毒と言われている理由は、人体や生態系に悪影響を及ぼす危険性がある物質が含まれているため!

太陽光パネルは相対的に見ればエコな商材と言える!

太陽光パネルの廃棄は自分でしないほうがいい!

2030年代後半には、太陽光パネルは大量廃棄されると予想されている!

太陽光パネルを正しく廃棄するための方法は全部で3つある!

一般家庭に設置されている太陽光発電システムや産業用太陽光発電システムは、電気代を節約できたり地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量が削減できるとメリットがあることから2023年現在、全世界で注目を集めています。

ですが、人体や生態系に悪影響を及ぼす危険がある有害物質が含まれていたり、多くの太陽光パネルを設置するために森林が伐採されて土砂崩れが起きたりするなどの問題も起きています。

また、これから日本では太陽光パネルの大量廃棄の時代を迎えるとも言われています。

そのため、現在日本では太陽光パネルのリユースやリサイクルを法律化する動きになっています。

廃棄や設置場所をしっかりすれば太陽光パネルは非常にエコな素材です。

エコの王様では、太陽光パネルの正しい廃棄方法や設置場所などに詳しいスタッフが数多く在籍しております。

太陽光パネルのことで分からないことがあればいつでもご連絡下さい!

⇓⇓⇓太陽光発電に関するお問い合わせは下のバナーをクリック!⇓⇓⇓

 

この記事を書いた人: 清家 和馬
Latest posts by この記事を書いた人: 清家 和馬 (see all)

    電話で
    お見積もり

    メールで
    お見積もり

    LINEで
    お見積もり

    ページのトップへ