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エコキュートの寿命は20年って本当?買い替えの時期や交換費用について

2023/05/16

こんにちは!エコの大臣です。

「エコキュートって買ったらどれくらいの間使えるの?」、「10年ぐらい使ってるエコキュートの調子が悪いんだけど、新しい物に交換した方が良いのか、20年くらい修理して使い続けた方が良いのかどっち?」というような質問をよく頂きます。

特にコスト面を重視してエコキュートの導入を検討されている方にとっては、導入→買い替えまでのサイクルはトータルコストを考えるのに重要な要素になってきますよね。

そこで、今回はエコキュートは果たして20年もつ商品なのか?適切な買い替え時期は?寿命をのばして少しでも長く使う方法は?など気になる疑問に答えていきます!

 

エコキュートの寿命は20年と言われているが本当?

エコキュートの寿命に関してネットなどでも調べてみると、「だいたい10年ぐらい」と書いてあることもあれば、「20年以上は全然使えますよ!」と紹介しているページもあり記載がばらばらです。

なぜはっきりしたことがわからないのかというと、エコキュートという商品自体がまだまだ新しい商品だというのが原因の1つだと考えられます。エコキュートが販売開始されたのが2001年です。最近ようやく発売して20年が経過したばかりなのです。当然最初の頃は製造台数も少ないですし、初期不良的なトラブルもあったでしょうから、あまりアテにならないというのが正直なところでしょう。そういう意味では最近になってようやく十分なサンプルが集まりだしたと言えるのではないでしょうか。

過去にお問い合わせ頂いたお客様からの情報を総合すると一番多いのが、設置してから12~13年での交換です。これくらいの年数でわりと大きめな故障をすることが多いようです。設置してから10~15年程度経っていると、修理対応するための部品がないために交換を余儀なくされる、もしくは修理費用が高額になってしまい「買い替えた方がお得!」と感じて新品に交換されることが多いようです。

もちろん、きちんと修理して同じものを使い続けている方もいらっしゃいますし、何のトラブルもなく20年近く使い続けている方もいらっしゃいますので、絶対に20年使えないということはありません。ただ、件数としてはかなり少数になりますので、総合して考えるとやはり10~15年くらいで交換されていることが多いようです。

 

エコキュートの各パーツの寿命

 

エコキュートも精密機械の1つですので、それぞれのパーツの内部には様々な機械が使われています。それぞれのパーツ毎に耐用年数も異なります。主なパーツのおおよその寿命についてご紹介しておきます。

 

ヒートポンプユニット

エコキュートのお湯を沸かすところを担当している機械です。エアコンの室外機のような外見をしており、ファンを回して空気を取り込み、その中に存在している熱エネルギーだけを回収して圧縮した上でそのエネルギーを水に伝えて高温のお湯を生成しています。

ヒートポンプユニットの寿命は7~15年と言われていて、最も故障しやすい箇所になります。

ヒートポンプの故障で多いのが中の配管の水漏れ、電子基盤のトラブルなどです。修理費用も高額になりやすく、基盤の場合は3~5万円ほどになります。ヒートポンプごとの交換となる場合、20万円前後の費用がかかります。ヒートポンプの大きな故障≒交換時期と考えておいて良いでしょう。

 

貯湯タンク

エコキュートと言えば、こちらの貯湯タンクの方が印象的ですよね。沸き上げたお湯をためておくためのタンク保温材に包まれています。ヒートポンプと比べると構造もシンプルですので、大きな故障はしづらくなっています。

貯湯タンクの寿命は10~15年程度と言われています。故障箇所で多いのは、水やお湯の流れを制御する電磁弁のトラブルです。部品交換ですぐに直せるので、致命的な故障になることは稀です。ただし、すぐに直せるからと放置していると、より大きな故障の原因になりますのでご注意ください。

貯湯タンク内の配管からの水漏れや電子基盤のトラブルとなると修理も難しく、大きな費用がかかります。そのタイミングで交換される方が多いです。

 

リモコン

エコキュートはお家の外に設置されることがほとんどですから、実際に毎日操作するのはこちらのリモコンの方ですよね。

リモコンは耐久性に優れているので、故障することはほとんどありません。台所と浴室の通話機能などが初期不良で不具合を起こしていることはありますが、それ以外は普通に使っていれば特に問題が起きないことがほとんどです。と言っても、力任せにボタンを押し込んだり、汚れたまま放置しておくと故障の原因にもなりますのでご注意ください。

リモコンが故障して交換する場合には1~2万円程度の費用がかかります。

 

エコキュートが寿命?買い替えのサインと時期は?

エコキュートの寿命が近づいている、交換時期を判断するための材料となる症状がいくつかあります。以下に挙げた症状が頻繁に起こったり、設置してからの年数が経過している場合には買い替えを検討した方が良いでしょう。

 

エラーメッセージ

エコキュートが不具合を起こしているときには、リモコンにエラーコードが表示される場合があります。同じ種類のエラーが頻発したり、内部の基盤の不具合をしめすようなエラーコードが表示される場合はエコキュートが寿命を迎えているサインになります。

特に同じエラーが頻発するのは寿命が近づいているサインになります。設置してからの年数が経つにつれてこういった症状がみられる可能性は高くなっていきます。

 

水漏れ

エコキュートの貯湯タンクやヒートポンプから水漏れしている場合です。水漏れの箇所によっては継ぎ目に使われているゴムパッキンや金具の交換などの簡単な修理で直せる場合もあります。一方でタンク本体やヒートポンプに使われている内部の配管などから水漏れしている場合は、本体丸ごとの交換になる可能性も高いです。いずれにしても水漏れをそのまま放置してしまうと漏電の危険があったり、電子基板がダメになってしまうこともあります。気が付いたらすぐに対応するようにしましょう。

水漏れの発見には目視での確認が有効ですが、エラーコードが表示されたり、水道メーターが異常に回っていることで水道局から指摘があり、水漏れに気が付くこともあります。

 

異音の発生

古くなったエコキュートは、お湯張りの後や、沸き上げ運転中に「ゴーッ」という音や、普段よりも大きな音がし始めることがあります。音がするからと言って、直ちに故障して使えなくなるということはないですが、放っておくと大きな故障につながりますのでご注意ください。

 

部品がすでにない

故障してしまったときでも、基本的には修理で対応することが可能です。そこで問題になるのが部品の保持期限です。メーカーは製造した終了した商品に関しても、最低でも10年間は修理用の部品を保管しておくと決めています。

それ以降は部品がなくなり次第、修理での対応が出来なくなります。こうなってから買い替えを検討される方がほとんどです。修理できるかどうかはメーカーに問い合わせれば確認してもらえます。そのときにエラーコードの番号や症状についての説明が求められますので、リモコンにエラーが出ている場合にはメモや写真を撮って、後でわかるようにしておきましょう。

 

設置してから10年以上経過している

エコキュートも販売されてから20年が経ち、だんだん買い替え時期や故障の頻度などのデータが出揃ってきました。現在では、エコキュートも設置してから10年を過ぎたころから不具合が起こり始め、15年程度で交換になることが多いということがわかってきました。

もちろん、10年以上経っているエコキュートでも修理さえすれば使い続けることが出来るので、絶対に交換しないといけないわけではありません。ただ、10年以上経つと省エネ効率などの性能が向上した新モデルが発売されている可能性も高く、高額な修理費用を支払って古い物を使い続けるよりも新品に交換した方が良い場合もあります。

 

エコキュートの交換費用はどれくらい?

エコキュートを新品に交換する場合、交換費用はどれくらいかかるのでしょうか?エコキュートを交換するときには、本体の購入費用に加えて専用の取付工事費用が必要になります。

本体費用はメーカーや機種によって上下しますが、一番安いグレードの物で20万円程度で販売されていいます。実際には30~40万円くらいの価格帯の商品が一番多く売れているという印象です。

交換工事代金に関しては10~17万円程度が相場とされています。基礎や配管などは最初に設置したときの物をそのまま使用することも多いので、はじめてエコキュートを設置するときと比べると工事代金は安く済むことが多いです。

総額では35~50万円くらいで新しいエコキュートに交換ができます。

修理費用も10万円以上かかるケースもあります。あまりにも修理費用が高額な場合は交換した方が結果的にお得になることもございます。設置してからの年数や修理費用も比較したうえで、修理か交換かを決めるのが良いでしょう。

 

エコキュートの寿命が短くなる使いかた

エコキュートが故障したとして、修理するにも交換するにも決して安くない費用が出ていってしまいますよね…。出来る限り長く使い続けたいというのは誰もが考えることと思います。しかし、使い方によってはエコキュートに負担がかかってしまい寿命を縮めてしまうことがあります。ついついやってしまいがちなエコキュートの寿命縮めてしまう使い方を5つご紹介しておきます。

 

入浴剤の使用

入浴の際に入浴剤を使用する方も多いと思います。エコキュートでも入浴剤を使用することが出来ますが、一部の入浴剤に含まれる成分が配管のつまりや部品の腐食の原因になることがあります。

メーカー毎に推奨されているタイプの入浴剤を使用すれば問題ないので、注意書きをよく読んでから好みの入浴剤をチョイスするようにしましょう。

また、入浴剤を使った後は配管の自動洗浄の機能をONにしておきましょう。追い炊きの使用も控えた方が物持ちは良くなります。

エコキュートと入浴剤に関する詳しい記事はこちら→エコキュートで入浴剤を使ってはダメ?その理由についてを詳しく公開

 

ノーメンテナンス

エコキュートは基本的にはメンテナンスフリーでも使い続けることが出来ます。だからと言って、何も手入れせずに使い続けると故障したり、部品の交換までのサイクルが短くなる可能性があります。

日常的に配管洗浄や循環アダプターの清掃などをしてください。お湯に汚れが混ざったり配管の詰まりも起こりにくくなります。また、半年~1年に1回程度は貯湯タンクの水抜きを行ないましょう。タンクの底にたまった水垢などの汚れを洗い流してくれます。

その他、エコキュートの周辺に雑草が生えているのをそのままにする、汚れがついているのを放っておく、積雪の多い地域では雪が積もった場合には取り除くなどの作業もしておいた方が良いでしょう。

エコキュートは屋外のお家の裏などに設置することが多く、普段はあまり意識することがないという方も多いと思いますが、定期的にメンテナンスをすることで長持ちする可能性が高くなります。今まで放ったらかしにしていたという方はこの機会にメンテナンスをしてみて下さい。

エコキュートのメンテナンスに関する詳しい記事はこちら→エコキュートは点検しないと壊れるって本当?その理由と正しいメンテナンス方法

 

環境に合っていないエコキュートが付いている

エコキュートは日本全国広い地域で使えるように設計されていますが、お住まいの地域の環境によっては、その地域の気候に特化したタイプのエコキュートを設置することが望ましい場合があります。

例えば、冬の冷え込みが厳しく、-10度以下になることが頻発するような環境では「寒冷地用」のエコキュートが、海から500m以内の沿岸地域では「塩害仕様」のエコキュートの設置が推奨されています。また、井戸水などの硬度の高い水質を使用している地域では「井戸水対応」のエコキュートでないと保証が出ないなどの制限もあります。

自分の地域が一般的なエコキュートで大丈夫なのか不安な場合は、交換のときに販売店に問い合わせれば確認してもらえますので、そちらを参考に選ぶのが良いでしょう。

 

エコキュートのまわりに物を置く

エコキュートは「ヒートポンプ」というエアコンの室外機に似ている機械が空気を取り込み、空気中の熱を利用してお湯を沸かす仕組みになっています。

ヒートポンプで空気の出し入れを行なうので、風通しが悪い、ホコリっぽいところに設置すると故障しやすくなってしまいます。ヒートポンプの周りに物を置いたり、周辺を囲ってしまうと空気の流れが悪くなってしまうので、周辺には何も物がない状態を保っておきましょう。

近くに置いてあった自転車が倒れてエコキュートにぶつかってしまい、それが原因で故障してしまったというケースも過去にありました。大阪や名古屋市内などでガレージにエコキュートを設置してある場合はご注意ください。

 

頻繁に沸き増しする

エコキュートも精密機械なので、使えば使うほど寿命が近づいていきます。エコキュートの湯沸かし運転は夜中に1度というのが基本になります。1回の沸き上げで1日分のお湯を沸き上げることが出来ます。万が一使っている途中でお湯が足りなくなったとしても、沸き増ししてお湯を足すことが出来るので昔の電気温水器と比べると大変便利になっています。

ただ、いくらでも沸き増しできるからと言って、1日に何度も沸き増し運転をすると、当然エコキュートの傷みも早くなってしまいます。

逆に、夏場などお湯を使う量が少ない時期は毎日満タンになるまでお湯を沸かす必要はありませんよね。そういうときはお湯を沸かす量を減らすように設定しておけば、エコキュートを動かす時間も短くなりますし、電気代の節約にもなります。

お湯の使い方やエコキュートの湯沸かしの設定を工夫することで、エコキュートが過度に運転することを抑えて長く使い続けることが出来るようになります。

エコキュートの電気代の節約方法に関する詳しい記事はこちら→エコキュートは1時間でどれくらいお湯を沸き上げる?電気代を節約できる沸き上げ設定をご紹介!

 

エコキュートの寿命を伸ばすためにやるべきこと

せっかくお金をかけて購入したエコキュートなので、少しでも長持ちさせたいですよね。エコキュートを使い続けるうえでやっておいた方が良いこと、注意しておいた方が良いことを5つ挙げておきます。参考にしてみて下さい。

 

適切なタンク容量を選ぶ

まずは、エコキュートを購入するときに家族の人数やお湯の使用状況に合わせてタンクの大きさを選びましょう。使っている途中でお湯が足りなくなって、頻繁に沸き増し運転をしてしまうとエコキュートの寿命を縮めることにもなってしまいます。今使っているエコキュートではお湯の量が足りず、頻繁に沸き増ししながら使っているようであれば、ワンサイズ大きいタンクに交換することをおススメします。沸き増しを頻繁にすると電気代も高くなりますので、そういう意味でもサイズ選びは重要です。

これからエコキュートを購入しようかと検討している方は、カタログにも推奨人数が掲載されているので、そちらを参考にしてみて下さい。

エコキュートのタンク容量に関する詳しい記事はこちら→エコキュートのサイズの選びかたは?人数や用途別に解説!

 

ヒートポンプ貯湯タンクの水抜き

貯湯タンクには基本的に不純物などは含まれていない水道水しか入っていないので衛生的です。それでも長年使用していくと水道水中にわずかに含まれる成分が沈殿していき、タンクの底にたまっていきます。半年~1年に1度、貯湯タンクの水抜きを行なうと、タンクの底にたまった汚れが水の勢いで洗い流されてきれいになります。

放っておくとお湯に汚れが混ざったり、フィルターが目詰まりする原因にもなりますので、お盆やお正月の大掃除のときなどに意識して行なってみて下さい。

 

漏電遮断器や逃し弁の手入れ

貯湯タンクに付いている漏電遮断器や逃し弁がきちんと作動するかチェックしておきましょう。

漏電遮断器は、エコキュートの漏電を防ぐために強制的に電源を切る役割も果たしています。タンクの正面に小さなカバーで覆われた部分があり、その中に漏電遮断器が付いています。その中に「テストボタン」が付いているので、それを押したときにレバーが下がれば正常です。

こちらも年に数回点検しておけば大丈夫なので、タンクの水抜きと合わせてチェックするようにすれば忘れにくいです。

 

エコキュートのまわりに物を置かない

エコキュートのタンクやヒートポンプの周辺にはあまり物を置かないようにしましょう。倒れた自転車がタンクやヒートポンプにぶつかって、それが原因で故障することもあります。

また、エコキュートは空気を取り込み、その熱を利用してお湯を沸かす給湯器です。周辺に物を置きすぎて空気の流れが悪くなるとエコキュートの効率が悪くなるだけでなく、寿命を縮める原因にもなります。

エコキュートの周辺にはなるべく物をおかないようにして、清潔な状態を保っておきましょう。

 

リモコンの手入れ

エコキュートを操作するためのリモコンも定期的に掃除して、ホコリがたまらないように清潔に保っておきましょう。リモコンのトラブルは基本的には交換での対応になりますし、部品代も1~2万円意外と高額なので、大切に扱いましょう。

 

エコキュート寿命のまとめ

今回はエコキュートの寿命や、少しでも長く使い続けるための方法についてお伝えしていきました。

簡単にまとめますと・・・

・エコキュートは平均すると15年程度で交換されることが多い。20年以上使い続けることも可能だが、早めに買い替えた方がお得な場合が多い

・10年以上経つと、保証も切れる。修理費用が高額だったり、修理用部品がなくなったタイミングで交換を検討しよう

・定期的にメンテナンスをする、お湯の使い方や沸き上げ方法を少なくするなどの工夫をすれば、エコキュートの寿命を延ばしことも可能

10年を過ぎたエコキュートは、故障した箇所や程度によっては交換になるケースが出てきます。しかい、日頃のメンテナンスや使い方の工夫によってはより長い期間使い続けられる可能性が高まります。ぜひ、お試しいただいてお手持ちのエコキュートを長持ちさせて下さい!

2023年はエコキュートの買い替えにあたって5万円の補助金が出るということもあり、古くなったエコキュートを交換する方も増えています。

 

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この記事を監修した人: 清家 和馬
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