
エコキュートはうるさい?室外機の騒音・異音の原因と対策をプロが解説
最終更新日:2026/05/22
エコキュートの室外機の音について、こんなお悩みはありませんか?
「設置したばかりだけど、室外機の音がうるさい気がする」
「最近急にうるさくなった。故障の前兆?」
「冬になるとカタカタ音や異音がする」
「近所からうるさいと苦情が来た」
今回はエコキュートや給湯器の室外機の音について、騒音の大きさや音がするタイミング、自分でできる対策や故障の見分け方までわかりやすく解説します。
なお「エコの王様」では、エコキュートに関する突然のトラブルに対応しています。
不安や悩みにがある場合は、まで電話やLINEでお気軽にご相談ください。
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目次
エコキュートはうるさい?室外機(ヒートポンプ)の音とは
まずは、エコキュートの室外機の仕組みと、実際に出る音の大きさを確認しておきましょう。
室外機(ヒートポンプユニット)の仕組み
エコキュートの貯湯タンクの横には、エアコンの室外機に似た機械が設置されています。この機械の正式名称は「ヒートポンプユニット」で、エコキュートの中でもっとも重要なパーツです。
ヒートポンプは内部のファンを回して空気を取り込み、その空気中の熱を「冷媒」と呼ばれる物質に伝えます。
さらに圧縮することで高温を作り出し、その熱を使ってタンクのお湯を沸かす仕組みです。
音の発生源は主に次の3つです。
- ファンの回転音(空気を取り込むときの風切り音)
- コンプレッサーの稼働音(冷媒を圧縮する音)
- 水の流れる音(タンクとの間で熱を運ぶ循環音)
原理はエアコンの室外機と同じですが、お湯を沸かす分だけ熱量が大きく、稼働時間も長くなる傾向にあります。
エコキュートの音の大きさはどれくらい?(dB目安)
エコキュートの室外機から出る音の大きさは、一般的に40〜50dB(デシベル)程度です。
40〜50dBを日常生活に置き換えると、次のレベルの音になります。
- 40dB:静かな図書館・住宅街の昼間
- 45dB:静かな事務所
- 50dB:日常会話・換気扇の音
日中であれば気にならない程度の音ですが、エコキュートが本格的に動くのは深夜の時間帯です。就寝中の寝室との位置関係によっては、音が気になる可能性があります。
参考までに、環境省が示す住宅地での夜間の騒音基準は45dB以下とされています。
エコキュートの運転音はこの基準値に近いレベルなので、設置場所が悪いと基準を超える可能性も出てきます。
稼働時間は深夜23時〜翌朝7時が中心
エコキュートは、電気代が安くなる深夜帯(一般的に23時〜翌朝7時)にお湯を沸き上げます。
これは、深夜の電気料金が割安になる「時間帯別電灯契約」に合わせた設計です。
特に、沸き上げの最終段階となる午前4時〜午前6時頃が、最も音が大きくなるタイミングです。
料金プランや設定によって稼働時間は変わりますが、深夜運転が中心になる点は共通しています。
エコキュートの室外機が動く・音がするタイミングはいつ?

「室外機がいつ動くのか分からない」「日中に音がするけど大丈夫?」というご質問もよくあります。
エコキュートの室外機が動くタイミングは主に3つです。
深夜の沸き上げ運転(23時〜翌朝7時)
最も基本となる運転です。タンクのお湯を1日分まとめて沸き上げるため、稼働時間が長く音もはっきり聞こえる傾向にあります。
特に午前4〜6時が最大音量になります。
日中の沸き増し運転
家族が多い日や来客でお湯を多く使った日など、タンクのお湯が足りなくなった場合に、日中でも自動で沸き増しを行うことがあります。
リモコンで「自動沸き増し」をONにしている場合、日中に室外機が動いていても異常ではありません。
冬場の除霜運転
冬場の外気温が低いときに、室外機の熱交換器に霜が付くことがあります。霜が付いたままだと熱効率が落ちるため、エコキュートは自動で霜を溶かす「除霜運転」を行います。
除霜運転中はファンの回転が一時的に変わったり、いつもと違う音が出たりすることがありますが、これは正常な動作です。
エコキュートの室外機に関するご相談は、「エコの王様」までお気軽にお問い合わせください。
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エコキュートの騒音で実際に起きたトラブル事例
エコキュートの室外機の音が原因で、近隣住民とトラブルになるケースは実際に報告されています。
代表的な事例を3つ紹介します。
近隣からの苦情
「お宅のエコキュートの音で眠れない」と、隣家から苦情を受けるケースが最も多く報告されています。
特に、隣家の寝室と本記事のエコキュート設置場所が近接している場合、深夜の運転音が騒音問題に発展しやすくなります。
住宅密集地や、隣家との境界線ギリギリにエコキュートを設置している家庭では、特にトラブルが起きやすい傾向です。
設置時には、隣家の窓や寝室の位置をあらかじめ確認しておくことが大切です。
裁判・調停にまで発展したケース
話し合いで解決せず、裁判や調停にまで発展した事例も報告されています。エコキュートの設置者側が敗訴し、室外機の移設や慰謝料の支払いを命じられた判例もあり、設置場所の選定や近隣への事前説明の重要性が指摘されています。
「自分の敷地内だから問題ない」と思っていても、近隣住民の生活への影響が認められると損害賠償の対象になることがあるため、安易な設置は避けるべきです。
低周波音による健康被害
エコキュートのヒートポンプユニットからは、人の耳では聞き取りにくい低周波音(12.5Hz程度)も発生しています。
低周波音の聞こえ方には個人差が大きく、敏感な方は頭痛・めまい・手足のしびれ・不眠などの健康被害を訴えるケースがあります。
これは「低周波過敏症」と呼ばれる症状です。消費者庁・環境省などでも調査や研究が行われています。
低周波音は通常の遮音材では防ぎにくく、距離を取ることが最も有効な対策とされています。
エコキュートの室外機がうるさくなった原因と自分でできる対策

「以前は気にならなかったのに、最近うるさくなった気がする」というケースには、いくつかの典型的な原因があります。
原因別の対策を見ていきましょう。
振動・共振が起きている
音は空気の振動で伝わります。室外機自体の振動が建物に伝わり「共振」を起こすと、本来の運転音よりも音が大きく感じられるようになります。
- 室外機の下に防振ゴムを敷く
- 設置面が水平になっているか確認する
- 室外機の周辺に物が密接していないか確認する
設置場所が寝室・隣家に近い
設置場所そのものが原因の場合もあります。寝室の真横や隣家との境界に近い場所だと、運転音が気になりやすくなります。
特に、エコキュートの音が反響しやすい配置もあります。L字型の建物の内側、塀やフェンスに囲まれた場所、コンクリート壁の近くなどは、音が反射してより大きく感じられる傾向があります。
- 可能であれば設置場所を移動する(業者に相談)
- 遮音壁・防音パネルを設置する
- 音が反射する壁面側に吸音材を設置する
- 近隣トラブルが起きている場合は、事前の事情説明も検討する
低周波音への対策
低周波音は通常の遮音対策では防ぎにくい性質があります。
ご家族に音や振動に敏感な方がいる場合は、設置前から対策を検討するのが理想です。
- 室外機の向きを変えて、低周波の伝わり方を調整
- 防振マットや防音ボックスの導入
- 改善しない場合はメーカー・販売店に相談
冬になると室外機から異音がする原因と対策
「冬になるとカタカタ音やブーン音がする」「凍結している音がする」というご相談は、冬場に特によくいただきます。
冬特有の異音は主に3パターンです。
カタカタ音|除霜運転が原因(正常な動作)
冬場の外気温が低いとき、室外機の熱交換器に霜が付きます。エコキュートは自動的にこの霜を溶かす「除霜運転」を行い、その際に「カタカタ」「コンコン」という音がすることがあります。
これは故障ではなく正常な動作です。除霜運転は数分〜10分程度で終わり、音もそのうち止まります。
ブーン音|低周波音や共振が原因
「冬場だけブーンという低い音が気になる」というケースは、外気温の低下でヒートポンプの稼働負荷が上がり、低周波音が強く出ている可能性があります。
対策としては、防振ゴムの設置・設置面の見直し・防音パネルの導入が有効です。改善しない場合はメーカーや設置業者に相談しましょう。
凍結による音|配管の凍結防止対策を確認
寒冷地で配管が凍結すると、水が膨張する際にパキパキ・ピシッという音が出ることがあります。
配管が破裂する前に対処することが大切です。
- 配管に保温材が巻かれているか確認
- 凍結防止ヒーターが正常に動作しているか確認
- 凍結が頻発する地域では、業者に追加の凍結対策を相談
異音が続く・症状が改善しない場合は故障の可能性

本記事で紹介した原因に当てはまらない場合や、対策を試しても改善しない場合は、室外機(ヒートポンプユニット)の故障の可能性があります。
次のような症状がある場合は、早めに業者に点検を依頼しましょう。
- 普段と明らかに違う金属音・ガタガタ音がする
- 長時間ずっと音が止まらない
- リモコンにエラーコードが表示されている
- 対策を試しても全く改善しない
特に金属音は、ファンや内部部品が破損している可能性があるサインです。
放置すると故障範囲が広がり、修理費用が高額になることもあります。
「エコの王様」は、24時間365日、無料でお電話での相談が可能です。
エコキュートの異音などが改善しない場合は、お気軽にお問い合わせください。
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設置から10年以上の機種で改善しないなら交換も検討
対策を試しても改善しない、何度も故障を繰り返す、設置から10年以上経過しているといった場合は、修理よりも交換のほうが長期的にコストパフォーマンスが良いケースもあります。
最新のエコキュートは静音設計が進んでおり、各メーカーが運転音の低減に力を入れています。古い機種では避けられなかった騒音が、最新機種への交換で大幅に改善するケースもあるのです。
交換を検討する場合は、メーカーごとの特徴や静音性能を比較したうえで選びましょう。
費用や選び方がわからないときは、「エコの王様」までご相談ください。
エコキュートの騒音・室外機の音に関するよくある質問
エコキュートの騒音について、よくある質問にお答えします。
隣の家のエコキュートがうるさい場合はどう対処すべきですか?
まずは設置者と直接話し合うのが基本です。ただし、感情的にならないように、できれば自治会や町内会を間に入れて穏やかに伝えるのがおすすめです。
話し合いで解決しない場合は、お住まいの自治体の生活環境課や、公害等調整委員会への相談という選択肢もあります。低周波音の測定を行ってくれる自治体もあります。
エコキュートの音は夜中だけ?日中も動きますか?
基本は深夜(23時〜翌朝7時)の沸き上げが中心ですが、お湯が足りなくなった場合は日中に「沸き増し運転」が動くこともあります。
リモコンで自動沸き増しをOFFにすれば、日中の運転を減らせる場合があります。ただし、お湯切れのリスクは高くなる点に注意してください。
給湯器(ガス給湯器)の室外機もうるさい?エコキュートとの違いは?
一般的なガス給湯器には大きな室外機はなく、給湯器本体のみが屋外に設置されています。運転音もガスを燃焼させる音のみで、エコキュートの室外機と比べると音は小さい傾向にあります。
一方で、エコキュートはヒートポンプユニットを使ってお湯を作るため、エアコンの室外機と同程度の運転音が発生します。「給湯器の中でも音が大きめ」というのがエコキュートの特徴です。
マンションでエコキュートを設置すると騒音は大丈夫?
マンションのベランダや共用部にエコキュートを設置する場合、戸建てよりも近隣との距離が近くなるため騒音トラブルのリスクは上がります。
特にベランダはコンクリート壁に囲まれていることが多く、運転音が反響しやすい環境です。隣戸との壁が薄いマンションでは、低周波音が伝わってトラブルになるケースもあります。
マンションに設置する場合は、次のポイントを必ず確認しましょう。
- 管理組合・管理規約で設置が認められているか
- 隣戸との距離・寝室の位置関係
- 防振ゴム・防音パネルなどの対策
- 事前に隣戸への事情説明を行うこと
まとめ:原因を切り分けて、改善しなければプロに相談を

エコキュートの室外機の音は、運転音そのもの・設置環境・故障など、原因によって対処法が変わります。「うるさくなった」と感じたら、まずは防振対策や設置環境の見直しなど、自分でできる対策を試してみましょう。
対策を試しても改善しない、明らかに普段と違う音がする、近隣からの苦情が続くという場合は、早めにプロに相談すると安心です。
「エコの王様」では、エコキュートの修理や交換のご相談を電話・LINEで受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
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