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エコキュートのお湯に白いカス・汚れが出る原因は?対処法をプロが解説

最終更新日:2026/05/22

エコキュートでお湯を張ったとき、こんな経験はありませんか?

  • お風呂のお湯に白いカスのようなものが浮いている
  • お湯が汚くて濁っている気がする
  • 追い焚きをしたらゴミのような汚れが出てきた

「もしかしてエコキュートの故障?」「このお湯に入って大丈夫なの?」と不安になる方も多いと思います。

そこで今回は、エコキュートのお湯に白いカスや汚れが出る原因と、自分でできる対処法などを分かりやすく解説します。

なお「エコの王様」では、24時間365日、エコキュートのトラブルに対応できる体制を整えています。

不安や悩みがありましたら、お気軽にご相談ください!

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目次

エコキュートのお湯に白いカス・汚れが浮く原因

まずは、お湯に白いカスや汚れが浮く原因を整理しておきましょう。

原因が分かれば、自分でできる対処法も見えてきます。

 

水道水のミネラル成分が結晶化する

お湯に浮く白いカスの正体は、ほとんどの場合「水道水に含まれているカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分」が結晶化したものです。

水道水を加熱するとミネラル成分が水に溶けきれなくなり、白い結晶として目に見える形になります。これは水道水を使う限り完全には防げない自然な現象で、人体への有害性もありません。

特にミネラル分が多い「硬水」の地域では、白いカスが出やすい傾向があります。お住まいの地域の水道水の硬度は、各自治体の水道局のホームページで確認できます。

一般的に、関東地方や沖縄県は水道水の硬度が高く、関西地方や東北地方は低い傾向があるとされています。硬水地域にお住まいの場合、白いカスは「水道水の特徴」として一定量は受け入れる必要があります。

 

湯垢・水垢が配管に蓄積している

長期間使用しているエコキュートは、貯湯タンクの内部や追い焚き配管に湯垢・水垢が蓄積していきます。これらが少しずつ剥がれてお湯に混ざり、白いカスや汚れとして見える形になります

特に追い炊き配管は、浴槽内のお湯(皮脂や石鹸カスを含む)が循環するため、汚れが溜まりやすい場所です。設置から数年経過していて、これまで一度も配管洗浄をしたことがない場合は、配管の汚れが原因の可能性が高いでしょう。

「設置直後はきれいだったのに、最近お湯の汚れが気になってきた」という場合も、配管の汚れの蓄積が原因と考えられます。

 

入浴剤の成分が反応している

炭酸ガス系やにごり湯タイプの入浴剤を使うと、お湯の成分と反応して白いカスのようなものが浮くことがあります。

また、エコキュート対応と書かれていない入浴剤を使うと、配管内に成分が残留して詰まりや故障の原因になることもあるため、必ず「エコキュート対応」「追い焚き対応」と表示された入浴剤を選びましょう

*使用を避けたほうがよい入浴剤の例*
  • 硫黄成分を含む入浴剤(温泉成分タイプ)
  • にごり湯タイプ・とろみのある入浴剤
  • 塩分を多く含む入浴剤
  • 炭酸ガスの発泡が強いタイプの一部

 

これらは配管や金属部品を腐食させたり、フィルター詰まりを起こしたりする可能性があります。入浴剤のパッケージに「24時間風呂・追い焚き対応」などの記載があるかを必ず確認してください。

 

湯垢・水垢の違いと正体

「湯垢」「水垢」は、同じものを指している場合もあれば、別物として使い分けられることもあります。

それぞれの違いを整理しておきましょう。

 

水垢:水道水のミネラル成分が結晶化したもの

水垢は、水道水に含まれるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分が、水分が蒸発したあとに残って結晶化したものです。タンクの内部や配管に蓄積し、お湯と一緒に出てきて「白いカス」として目に見える形になります。

水垢は人体に無害ですが、配管内に蓄積すると詰まりの原因になることがあります。

 

湯垢:皮脂・石鹸カス・水中の汚れが結合したもの

湯垢は、お風呂のお湯に溶け込んだ人の皮脂・石鹸カス・水道水のミネラル成分などが結合して、配管や浴槽の壁面に付着したものです。

追い焚き配管の中に湯垢が溜まると、追い焚きをするたびに少しずつ剥がれてお湯に混ざります。

これが「お湯が汚い」「ゴミが出る」と感じる原因の一つです。

 

「お湯が汚い」「ゴミが出る」と感じるときのチェックポイント

「全体的にお湯が汚い」「ゴミが出る」と感じる場合は、複数の原因が重なっていることが多くあります。

まずは次のチェックポイントで、該当するものがないか確認してみてください。

*Check*
  • 長期間メンテナンスをしていない(半年〜1年以上)
  • 追い焚き配管の洗浄を一度もしたことがない
  • 入浴剤を頻繁に使っている
  • 長期不在後、最初の沸き上げ後にお湯を使った
  • 家族の人数が増えてお湯の使用量が増えた
  • 設置から10年以上経過している

 

これらに該当する場合は、配管・タンクのメンテナンスで改善できることがほとんどです。

次のセクションで紹介する対処法を順番に試してみましょう。

 

お湯の汚れ・白いカスの対処法|自分でできる対策

白いカスや汚れの原因が分かったら、次は対処法です。

自分でできる対策を4つ紹介します。

 

追い焚き配管を洗浄する

市販の風呂釜洗浄剤(ジャバなど)を使って、追い焚き配管を定期的に洗浄しましょう。配管内に溜まった湯垢や皮脂汚れを溶かして排出できます。

洗浄剤を選ぶときは、次の3点を確認してください。

*Point*
  • お風呂の循環口が「1つ穴」か「2つ穴」か(一般的に、最近の住宅は1つ穴タイプが多く、築年数の古い住宅では2つ穴タイプが残っているケースもあります)
  • 「エコキュート対応」「追い焚き対応」と表示されているか
  • 日常メンテナンス用と、汚れがひどい場合用の強力タイプを使い分ける

 

使い方は商品によって異なりますが、基本的な流れは次のとおりです。

*基本的な流れ*
  1. 浴槽に水またはお湯を循環口の上まで張る
  2. 洗浄剤を投入する
  3. 追い焚きを数分間運転する
  4. しばらく放置してからお湯を抜く
  5. きれいなお湯を張ってもう一度追い炊きですすぐ

 

頻度の目安は2〜3か月に1回です。配管の汚れがひどい場合は、最初の数回は1か月に1回のペースで洗浄すると効果が高まります。

重曹やクエン酸を使った自然派の洗浄方法もありますが、汚れの除去力では市販の専用洗浄剤に及ばないため、軽度の汚れの予防として活用するのがおすすめです。

 

循環口(フィルター)の掃除をする

浴槽の側面にある追い焚きの循環口には、フィルターが付いています。このフィルターには髪の毛や石鹸カスが溜まりやすく、放置すると配管の汚れや詰まりの原因になります。

フィルターは取り外して、歯ブラシなどで定期的に掃除しましょう。週に1回程度の頻度がおすすめです。

フィルターの掃除とあわせて、お風呂掃除のついでに循環口の周りも拭き取っておくと、汚れの付着を最小限に抑えられます。

 

自動配管洗浄機能を活用する

多くのエコキュートには「自動配管洗浄」機能が搭載されています。お風呂の栓を抜くと、タンクのお湯を使って自動的に追い焚き配管を洗浄してくれる便利な機能です。

ただし、自動配管洗浄だけでは完全に汚れを落としきれない場合もあるため、2〜3か月に1回の市販洗浄剤での掃除と組み合わせるのがおすすめです。

お使いのエコキュートに自動配管洗浄機能があるかどうかは、リモコンの設定メニューや取扱説明書で確認できます。

設定がOFFになっている場合は、ONに切り替えておきましょう。

 

貯湯タンクの水抜き(半年〜1年に1度)

貯湯タンクの内部にも、水道水のミネラル成分や微細な汚れが少しずつ蓄積していきます。半年〜1年に1度、タンクの水抜きを行うことで、これらの汚れを排出できます。

水抜きの手順は次のとおりです。

*水抜きの手順*
  1. 給水栓を閉める
  2. リモコンの運転を停止する
  3. タンク下部の排水栓を開いて、汚れた水を排出する
  4. 排水がきれいになったら排水栓を閉じる
  5. 給水栓を開けて、タンクに水を再充填する

 

水抜きを行うベストなタイミングはお盆と年末年始の年2回がおすすめです。覚えやすく、習慣化しやすいタイミングだからです。

水抜きの方法はメーカー・機種によって異なるため、お使いのエコキュートの取扱説明書も合わせて確認してください。

不安な場合は、業者に依頼するのも一つの方法です。

エコの王様」では、24時間365日、エコキュートに関するご相談をお受けしています。

お気軽にお問い合わせください。

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エコキュートのタンクのお湯は飲んでも大丈夫?

「白いカスが出るタンクのお湯を飲んだら危なくないか?」というご質問をいただくことがあります。

結論からお伝えすると、エコキュートのタンク内のお湯は飲用ではなく「生活用水」として設計されています。これは各メーカーが公式に明示している重要なポイントです。

理由は次のとおりです。

*Point*
  • タンクの中に長時間お湯が貯められているため、衛生的に飲用水としては不向き
  • 長期間使用しているとタンク内に湯垢や水垢が蓄積している
  • 日本の建築基準法でも、貯湯式の給湯設備のお湯は飲用に適さないと定められている

 

飲み水・料理用には、エコキュートを通していない水道水を直接使用するのがおすすめです。

 

エコキュートを点検しないとどうなる?放置のリスクと寿命について

白いカスが浮く現象は、エコキュート全体のメンテナンス不足を示すのサインの一つです。

ここでは、点検そのものを長く放置するとどうなってしまうのか、衛生・故障・保証の切り口で整理して紹介します。

 

衛生面のリスク|白いカス・ピンク汚れ・黒カビなどの汚れ

タンクの水抜きや配管洗浄を半年〜1年以上放置すると、貯湯タンクの底に溜まった不純物や追い焚き配管にこびりついた皮脂・湯垢が、お湯張りのときに浴槽へ流れ出てしまいます。

白いカスはその代表例です。

さらに見落とされがちなのが、浴槽の縁や循環口にうっすら浮き出てくるピンク色の汚れ。これは菌ではなく「ロドトルラ」という酵母の一種で、追い焚き配管内の水分と皮脂が栄養になり、温度20〜30℃の環境で増えやすい性質があります。

さらに放置が進むと、黒い汚れ(黒カビ)や、配管のゴムパッキンの劣化片が混ざることもあります。

「お風呂のお湯が汚い」「追い焚きの水が気になる」というご相談の多くは、こうした汚れのいずれかに当てはまるパターンです。

 

故障の前兆を見逃すリスク|電気代・水道代が上昇

エコキュート本体の故障は、突然「お湯が出ない」という状態になる前に、必ず何らかの前兆が出ています。

タンク周りの水たまりや配管の保温材のはがれ、リモコンの一瞬の表示乱れ、深夜帯の動作音の変化などです。

点検をしていないと、これらの前兆を拾えません。気付いたときには基板交換やヒートポンプユニットの交換が必要な状態にまで進んでいて、修理費用が大きく膨らむケースもあります。

あわせて、配管の中に汚れが溜まっていくと、お湯の通り道が狭くなって設定温度を保つために余計な電力を使うようになります。タンクや配管に小さな水漏れが発生していても、屋外設置だと気付くまでに数ヶ月かかることも珍しくありません。

電気代と水道代が半年単位でじわじわ上がっているなら、点検をかけるサインです。

特に設置から7年を超えたエコキュートは、ゴムパッキンや保温材といった消耗品の劣化が表に出始めるタイミングです。

半年〜1年に1度の自己点検でも、簡単な応急処置で済む段階で気付ければ結果的に寿命を伸ばせます。

 

メーカー保証の対象外になるケースも

意外と知られていないのが、点検を怠ったことが原因で保証対象外になってしまうパターンです。

各メーカーの保証書には「定期的な点検・メンテナンスを実施していること」が前提条件として書かれているケースが多く、ピンク汚れや配管詰まりが原因の不具合はユーザー側の管理責任とみなされることがあります。

主要メーカーが用意している有償の延長保証制度(5〜10年)も、「メーカー指定の定期点検を受けていること」が条件になっている商品があります。

保証が使えなくなるリスクは、点検を怠ることの中でも特に見落とされやすい部分です。点検履歴のメモを残しておくのが無難でしょう。

エコキュートの点検で不安なことがある場合は、「エコの王様」までお気軽にご相談ください。

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エコキュートのお湯の汚れに関するよくある質問

エコキュートの白いカスやお湯の汚れについて、よくある質問にお答えします。

 

お湯が汚い・濁る場合の原因は何ですか?

「白いカス」というはっきりした形ではなく、「全体的に汚い」「濁っている」と感じる場合の主な原因は以下のとおりです。

  • 追い焚き配管の汚れ
  • 長期間メンテナンスをしていない
  • 入浴剤の影響

まずは、追い炊き配管の洗浄(市販のジャバなど)を試してみてください

それでも改善しない場合は、業者に点検を依頼するのがおすすめです。

 

お湯に黒いカスが出るときはどうすればいいですか?

黒カビや湯垢の蓄積が原因の場合は、市販の風呂釜洗浄剤で配管を念入りに洗浄すれば改善することが多くあります

ただし、ゴム部品の劣化が原因の場合は洗浄では改善しないため、業者による部品交換が必要です。

数回の洗浄を試しても改善しない場合は、業者に点検を依頼すると安心です。

 

自動配管洗浄機能を使えば湯垢は防げますか?

自動配管洗浄機能は、配管内の汚れを軽減する効果はありますが、完全に防げるわけではありません

自動配管洗浄を活用しつつ、2〜3か月に1回は市販の風呂釜洗浄剤で念入りに掃除するのがおすすめです。

 

給湯器(ガス給湯器)でも白いカスは出ますか?エコキュートとの違いは?

ガス給湯器でも、水道水のミネラル成分が原因で白いカスが出ることはあります。配管内の湯垢・水垢の蓄積による汚れも同様です。

ただし、エコキュートはタンクの中にお湯を貯めておく構造のため、ガス給湯器より水垢が蓄積しやすい傾向があります。

エコキュートのほうが定期的なメンテナンスの重要度が高いといえます。

 

まとめ:白いカスは故障ではない場合がほとんど。定期メンテで快適に

エコキュートのお湯に出る白いカスや汚れの多くは、水道水のミネラル成分や配管の湯垢が原因で、故障ではないケースがほとんどです。

配管洗浄や定期メンテナンスで改善することが多いため、まずは自分でできる対策から試してみましょう。

対処法を試しても改善しない場合や、設置から10年以上経過している場合は、業者へ点検を依頼することも検討することをおすすめします。

エコの王様」では、メンテナンスや修理・交換のご相談を電話やLINEで受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人: 清家 和馬
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