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三菱電機がV2Hを撤退したのはなぜ?その理由について考察

2022/06/01

三菱電機のV2Hシステムは、ニチコンのV2Hシステムと並んで人気でした。

ですが、2021(令和3)年の3月にV2Hシステム事業から撤退しました。

インターネットでは、「三菱のV2Hシステムは良いって聞いてたけどなんで撤退したの?」、「三菱電機に何があったの?」などの書き込みを目にします。

そこで、今回は三菱電機がV2Hシステム事業から撤退した理由について、詳しくお話します!

 

三菱電機はいつV2Hから撤退したの?

三菱電機は、日本を代表する電機メーカーの1つです。

系列の三菱自動車は、電気自動車やプラグインハイブリッド車を販売しており、多くのご家庭で導入されています。

電気自動車やプラグインハイブリッド車が普及するなかで、V2Hシステムの販売を2014(平成26)年から開始しました。

三菱のV2Hシステムは、「SMART V2H」という名称で販売されていました。

SMART V2Hは、ニチコンのV2Hシステムと並んで売り上げを伸ばしていきました。

2020(令和2)年12月にV2Hシステム事業からの撤退することが発表され、2021(令和3)年3月に製造・販売を終了しています。

 

電気自動車が増えているのにV2Hを撤退した理由

2050年までに全世界が「カーボンニュートラル」、「脱炭素」の実現を目指しています。

世界の流れに合わせて日本でもカーボンニュートラルや脱炭素化に向けて、電気自動車やプラグインハイブリッド車の普及を急いでいます。

トヨタ自動車やホンダといった、日本の大手自動車メーカーは2030(令和12)年に販売する自動車を全て電気自動車とプラグインハイブリッド車にすることを目標にしています。

これから電気持自動車やプラグインハイブリッド車が増えていく予想の中で、三菱電機がV2Hシステム事業から撤退した理由が3つあるのでご紹介します。

 

価格競争

2022(令和4)年現在販売されているV2Hシステムのメーカーの小売希望価格を見てみると、ニチコンV2Hシステムで性能によって多少の違いはありますが、約600,000円(税込)~約1,800,000円(税込)で販売されています。

ニチコンのOEM製品として販売しているデンソーは、カタログなどを見るとオープン価格と書いてありますが、NeV(一般社団法人次世代自動車振興センター)の認証価格は、1,210,000円(税込)です。

東光高岳のV2Hシステムもデンソーと同じようにカタログなどを見ると、オープン価格と書かれていますがNeVの認証価格は825,000円(税込)です。

3社に対して、三菱のV2Hシステムの価格は約2,000,000円(税込)と高額です。

ニチコンの最もグレードが高いプレミアムPlusモデルよりも性能が劣って金額が高いため、導入が余り進まなかったため撤退しました。

V2Hシステムのメーカーに関する詳しい記事はこちら⇒V2Hのおすすめメーカー3選!人気売れ筋商品や選びかたを紹介!

V2Hシステムの費用に関する詳しい記事はこちら⇒V2Hの価格はどれくらい?設置費用について徹底解説!

参考資料:NeV(一般社団法人次世代自動車振興センター)

 

太陽光の赤字

三菱電機は、Panasonic・SHARP・京セラなどと同じように太陽光発電システムを販売していました。

2022(令和4)現在、日本国内では国産メーカーとして太陽光発電システムを販売しているのは、長州産業・京セラ・SHARPの3社です。

Panasonicは2021(令和3)年に太陽光発電システム事業から撤退しています。

三菱電機やPanasonicだけでなく国内の太陽光パネルメーカーは、海外メーカーに押されて撤退が続いています。

2000年代当初は、海外メーカーの太陽光パネルは「品質が悪い。」、「劣化が早い。」などの理由から国内メーカーが人気でした。

ですが、海外メーカーも技術力向上や太陽光パネルだけを作っていることもあって、性能が良く設置費用が抑えられるようになりました。

2022年現在では、海外メーカーの太陽光パネルのほうが多くのご家庭で導入されています。

三菱電機も中国の太陽光パネルメーカーに価格競争で負けてしまい、多額の赤字を出して2020(令和2)年12月に太陽光発電システム事業から撤退しました。

太陽光発電システムの赤字をV2Hシステムで補おうとしましたが、太陽光発電システムの赤字が大きかったためV2Hシステム事業から撤退しました。

太陽光パネルメーカーに関する詳しい記事はこちら⇒【2022年】太陽光パネルのメーカーについて!おすすめできるメーカーを公開

 

三菱電機はV2H以外に力を入れている

三菱電機は、太陽光発電システムやV2Hシステム以外の分野では、日本でトップシェアを誇る電化製品が多いです。

エコキュートの分野では、お湯を抜いた時に強力なマイクロバブルでお風呂の配管を自動洗浄してくれるバブルおそうじや、出湯する時に深紫外線を当てて雑菌の繁殖を抑えてくれるキラリユキープといったお風呂の衛生面を考えた機能が付いています。

また、最もグレードが高いプレミアムモデルでは、ほっとあわー機能が搭載されており、温浴を楽しめます。

そういったことから三菱エコキュートは、Panasonicエコキュートと並んで多くのエコキュートを販売しています。

系列会社に三菱自動車があることからモーターを使って動かす、エアコン(霧ヶ峰)・冷蔵庫なども多くのご家庭で導入されています。

V2Hシステム事業が無かったとしても、充分に会社が経営できるということから赤字になりやすいV2Hシステムを撤退させる形になりました。

三菱エコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【2022年完全版】エコキュートのおすすめメーカーを性能・機能別で徹底調査!

 

V2H撤退のまとめ

みなさんいかがだったでしょうか?

今回のお話をまとめると、

三菱電機がV2Hシステムから撤退したのは、2021(令和3)年の3月!

三菱電機がV2Hシステムから撤退した理由は、全部で3つある!

三菱電機はV2Hシステムだけでなく、さまざま分野で日本トップシェアの電化製品が多い!

電気自動車やプラグインハイブリッド車の普及と共に注目されているのがV2Hシステムです、

V2Hシステムが販売され始めた当初は、ニチコンと並んで良く売れていたのが三菱電機のV2Hシステムでした。

2021(令和3)年に突如、三菱電機はV2Hシステム事業から撤退しました。

今回は、大手電機メーカーである三菱電機がなぜV2Hシステム事業から撤退した理由についてお話させて頂きました。

エコの王様では、V2Hシステムを取り扱っておりますので、V2Hシステムの導入をご検討されているお客様は、是非1度エコの王様にお問い合わせください!

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この記事を書いた人: 清家 和馬
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