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エコキュートはお湯切れするって本当?お湯切れしないための方法

2021/01/31

こんにちは!エコの大臣です!

冬の寒い時期になると洗面所や手や顔を洗うときにも冷たい水を使うのが辛くなってきますよね。

夏場はシャワーで済ませているという方も、冬場はお風呂にお湯を張ってきちんと入浴するという方も多いのではないでしょうか。

冬場はみなさん、お湯を使う量も増えると思いますが、エコキュートを利用している方にとってはお湯の使い過ぎは厳禁ですよね?

エコキュートに切り替えて最初の何か月かで一度は遭遇する方も多いのが、タンクのお湯切れ。

突然、全くお湯が出なくなってしまうこのお湯切れについて、今回はお湯切れの原因やエコキュートをお湯切れさせないための方法についてご紹介していきたいと思います。

これからエコキュートを導入しようと考えている方もこの記事を読んで、注意点などをしっかりと把握しておいて下さい!

 

そもそもなぜエコキュートはお湯切れをするのか

まずは、「お湯切れって何?」ということについてお伝えしていきましょうか。

「ガスや灯油の給湯器」と「電気温水器やエコキュート」のように、電気のエネルギーでお湯を作る給湯器ではお湯の作り方が全く異なります。

ガス給湯器の場合、ガスを燃焼させた熱を使って瞬時にお湯を沸かしています。そのため、使いたいときに使いたい量のお湯を使うことが出来ます。(だからと言って無駄遣いしてはいけませんが…。)

一方、エコキュートはヒートポンプと呼ばれる熱交換器を利用し、空気中の熱を集めて取り出し、その熱を利用してお湯を作ります。

ガスや灯油の燃焼熱と比べて、一度に取り出せるエネルギー量が少ないので、同じ量のお湯を作るのにも「非常に」時間がかかります。

だから、エコキュートはあまりお湯を使わない深夜の時間帯に、その日一日で必要になる分のお湯を沸かしてためておき、そのお湯を一日を通して使っていくという仕組みになっています。

そのため、あらかじめ貯湯タンクの中に入っているお湯を使い切ってしまうと、そこから先は全くお湯が出なくなってしまうのです。

このお湯を使い切ってしまった状態を「お湯切れ」と呼びます。

エコキュートはお湯を一度に使える量に制約があるということは覚えておきましょう。

 

エコキュートがお湯切れする原因

 

エコキュートはお湯を使える量に制限があるので、お湯切れしないように注意が必要です。

タンクの容量を越えてお湯を使ってしまうと、途中でお湯が出なくなってしまいます。

シャワーの出しっぱなしや、蛇口の閉め忘れなどでお湯を無駄にしてしまわないように注意をしましょう。

 

エコキュートの故障がお湯切れの原因の場合も

ちなみに、ある日突然、朝になってもタンクにお湯がたまっていなくて、全くお湯が使えないという場合はエコキュートが故障している可能性があります。

リモコンにエラーコードが表示されている場合はすぐに故障しているとわかります。

エラーが表示されていなくても、タンクや配管からの水漏れ、内部の基盤の故障などが原因で沸き上げが正常に行われていない場合も考えられます。

その場合は、設置してもらった販売店や、メーカーに連絡して対応してもらうようにしましょう。

 

エコキュートがお湯切れしないためには

 

「シャワーの途中でお湯が水になって、そのままずーっとお湯が出ない」という悲惨な状況を避けるためにも、お湯切れしないように対策をしておくことが大切です。

エコキュートを安心してお使い頂くためのポイントを3つお伝え致します!

 

エコキュートの設定を確認する

エコキュートはお湯の沸き上げをする時間帯や量を設定することが出来ます。

エコキュートには、普段のお湯の使用量を学習してお湯を作る機能が付いていますので、設定を機械に任せていても普段は問題ないと思います。

「冬場は使っている途中でお湯が足りなくなってしまう」、「いつも量がぎりぎりになって焦る」という場合には、夜間に沸かすお湯の量を増やしたり、沸き上げの温度を高くするように設定を変更してみましょう。

それでも、どうしてもお湯の量が足りなくなってしまうという場合には、昼間の時間にもお湯の沸き上げをする設定に切り替えることも出来ます。

日中に沸き上げをおこなうと、少し電気代が高くなってしまいますが、どうしてもお湯が足りなくなってしまって困っているという場合には諦めてそちらの機能を使うようにしましょう。

 

なるべく追い焚きは使わない

一番主流になっている「フルオート」タイプのエコキュートには追い炊きの機能が付いています。

追い炊きする場合には、浴槽の中のお湯を循環させて、タンクの中の熱を使ってお湯を温め直します。

お湯を捨てたり、新しくお湯を張り直さなくて済むので節水になりますし、大変便利な機能ですが、タンクの中の熱を多く消費するのでお湯の減りが早くなります。

ぬるくなってしまったお湯を温めたいときには、追い炊きではなく高温足し湯の機能を使うようにするとお湯の使用量を抑えられます。

 

人数に合ったタンク容量に変更する

エコキュートを設置する際には、必ずご利用するお湯の量に見合ったサイズのタンクの容量を選ぶようにしましょう。

基本的には家族の人数に合わせてタンクの容量を選んでいきます。

2~4人家族・・・370L

4~6人家族・・・460L

6~8人家族・・・550L

というのがタンク選びの基準と言われています。

ここで気になるのが、境目となる4人家族などの場合、どちらの容量を選ぶべきなのかというところですよね。

エコキュートはタンクの中にお湯をためておく仕組みになっているので、外気温が低い地域では保温の効率が下がってしまいます。

冬の冷え込みが厳しい日本海側の地域や、関東以北の地域などでは1つ大きめのサイズのエコキュートをお選び頂いた方がお湯の量に余裕があって良いと思います。

また、今使っているエコキュートで足りないという場合には、次の買い替えの際には1つ大きいサイズのタンクを選ぶようにしましょう。

その他、タンクの容量の選び方についての詳しい内容はこちらの記事をご参照ください⇒エコキュートのベストな大きさ・容量ってあるの?適切なタンク容量の選びかた

 

エコキュートがお湯切れしてお湯がなくなったときの対処法

 

エコキュートに切り替えたばかりで使い慣れていないときや、突然の来客があってお湯を使う量が増えてしまったりすると、お湯が足りなくなってしまうこともあるでしょう。

エコキュートがお湯切れしているかは、リモコンに表示されている残湯量を示す目盛りで確認することが出来ます。お湯切れしていてタンクの中にお湯がない状態になっていると、リモコンの目盛りが0になっていたり、お湯切れを知らせるエラーコードが表示されます。

台所リモコンに付いている「沸き増し」や「満タン」などのボタンを押せば、エコキュートがお湯を沸かしてくれます。

「お風呂に入ろうと思ったらタンクがお湯切れしていた」というときにはぜひお試しください。

 

エコキュートのお湯切れのまとめ

エコキュートのお湯切れに関して、お湯切れが起こる原因とその対処方法についてまとめていきました。

簡単にまとめますと・・・

・エコキュートはお湯をためて使うタイプの給湯器なので、タンクの中のお湯がなくなってしまうと、それ以上はお湯を使うことが出来なくなる。

お湯切れの状態になってしまうと、お湯が沸くまでに30分以上は待たないといけないので、お湯がなくならないように注意が必要です。

・「お湯の使い過ぎ」や「タンクの容量が小さい」というのがお湯切れの主な原因

・頻繁にお湯切れする場合には、エコキュートの沸き増しの設定を変えて昼間にもお湯を沸き増しするようにしたり、お湯の使い方を見直すことでお湯切れする頻度を減らすように対策できる。

・最終的には、買い替えのタイミングで容量を1つ大きいものに変えることが一番の解決手段になる。

タンクの中のお湯の量はリモコンでも確認することが出来ますから。日頃からどれくらいお湯を使っているのかを意識して、節水を心がけるのも良いかもしれませんね。

最初のタンク容量選びが一番重要なのは間違いありません。

エコキュートの容量以外にも機能やメーカーなど、ご自身のご家庭にはどのタイプのエコキュートが良いのかお悩みという方も、ぜひ一度エコの王様までご相談下さい!!!

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監修:中尾信一
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