【最新版】エコキュートが壊れやすいメーカーとは?原因や時期を徹底解説!
2024/11/17
「エコキュートの交換を考えているのですが、壊れやすいメーカーはありますか?」、「今、○○のエコキュートを使っていて壊れたから嫌だ。」、「○○のエコキュートって壊れやすいって本当?」など冬場に入りエコキュートの交換を考えている人たちからよく聞かれる質問です。
今回は、メーカーによってエコキュートの「壊れやすい。」、「壊れにくい。」があるのかやエコキュートが壊れやすくなる理由、壊れにくくする方法についても詳しく説明します!
目次
エコキュートの出荷状況
エコキュートは2001(平成13)年に給湯器めーかーであるコロナが家庭用として販売を開始してから順調に販売台数を伸ばしています。
一般社団法人ヒートポンプ・蓄熱センターの資料を見てみると、2010年代頃からは1年間で30万台~50万台が出荷されています。
2023(令和5)年8月には、総出荷台数が900万台を超えるなど日本全国に普及している給湯器です。
<エコキュート出荷台数の推移>
エコキュートの壊れやすいメーカーはあるの?
問い合わせを頂くなかで、よく聞かれるのが「○○のエコキュートは壊れやすいと聞くので、長持ちするメーカーにして欲しいのですがどこがありますか?」です。
エコキュートが販売されていた2000年前半頃は、メーカーによって「壊れやすい」、「壊れにくい。」があったようですが、2024(令和6)年11月現在販売されているエコキュートは、はっきり言って「メーカーによって壊れやすい・壊れにくい」ということはありません。
生産技術の向上や品質管理がしっかりされるようになったこともメーカーによっての差は無くなりつつあります。
今はメーカーよりも「個体差」による故障率のほうが高いです。
エコキュートも機械のために同じように作っていてもなんらかの理由で個体差が発生する場合はあります。
シェアが高いメーカーは、出荷台数も設置件数も多いので、出荷台数が少ないメーカーと比べると故障率も高くなります。
2024年エコキュートを販売している「三菱」、「Panasonic」、「ダイキン」、「日立」、「コロナ」のなかで壊れやすいメーカーはないので安心して選んで下さい。
エコキュートメーカーに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュート5大メーカーの特徴を徹底比較!
エコキュートが故障しやすい理由7選
メーカーによってエコキュートの「壊れやすい」・「壊れにくい」ということはありませんが、条件によってはメーカーにかかわらず故障しやすくなります。
エコキュートが故障しやすい理由は、全部で7つあるので詳しく説明します!
寒い地域に設置している
エコキュートは、貯湯タンクとヒートポンプユニットの2種類から構成させていて、大気中の熱を集めて圧縮して、その熱を使ってお湯を沸かす仕組みです。
冬場に-10℃以下になる地域や雪が良く降る地域では、ヒートポンプユニットの稼働時間が長くなるため故障しやすくなりますし、寒気の影響で精密機械が故障してしまう可能性があります。
塩害地に設置している
塩害地には、重塩害地域と塩害地域の2種類があります。
塩風に含まれる塩分などは、配管や精密機械の錆びや腐食の原因になります。
配管や精密機械が錆びたり腐食したりすると、エコキュート本体やヒートポンプユニットの故障します。
塩害地に住んでいるのに一般地用のエコキュートを使用していて故障してしまった場合は、保証対象外です。
塩害地に住んでいる人は、塩害地用のエコキュートも販売されていますのでそちら購入するといいでしょう。
※重塩害地域とは、海岸線から500m以内の地域を指します。
※塩害地域とは、海岸線から1km以内の地域を指します。
井戸水を使用している
井戸水は一般的な水道水と比べると、カルシウムや砂などの不純物が多く含まれています。
不純物は配管を詰まらせる理由になりますので、井戸水は濾過機(ろかき)で不純物で取り除く必要があります。
ですが、エコキュートには濾過機は付いていないので、そのまま使うと不純物が堆積して配管を詰まって故障します。
井戸水を使っている場合は、「井戸水対応」のエコキュートが販売されていますので、そちら購入したほうが長持ちします。
浸水しやすい場所に設置している
ガス給湯器は、壁掛けなどもできるため地面から離した場所に設置できるのに対して、エコキュートは満水時になると重量が500kgを超える機種もあるため、地面に設置する必要があります。
基礎などの高さ分は、エコキュートも高く設置できますが大雨などで浸水してしまうと配管から水が逆流したり精密機械がショートがしたりしてエコキュートの故障の原因になります。
河川など自然災害で浸水する可能性がある場所には設置しないほうが良いでしょう。
自然災害が原因で故障した場合は、保証対象外になりますので注意しましょう。
新しくエコキュートを設置する場合は、ハザードマップなどを参考しながら設置すると安全です。
長期期間を自宅を開けることが多い
エコキュートは、お湯を貯めて使う給湯器のため旅行や出張などで長期間自宅を留守にしている場合でも、自動でお湯を沸かし続けます。
長期間自宅を留守にしていたとしてもエコキュートは稼働し続けます。2週間程度の外出であれば台所リモコンで沸き上げを中止すれば良いですし、1ヵ月以上留守にする場合は、エコキュートに電源をOFFにしましょう。
特に冬場に長期間留守にする場合は、凍結などの影響で配管が破裂してエコキュート本体やヒートポンプユニットが故障する原因になります。
冬場長期間留守にする場合は、「お湯を抜く。」と「電源をOFFにする。」ようにしましょう。
エコキュートの凍結に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートは凍結するって本当?原因や対処法を解説!
メンテナンスをしていない
「エコキュートは給湯器だからメンテナンスする必要がない。」と考えている人も少ないと思います。
実際のところは、エコキュートはメンテナンスしたほうが長持ちします。
エコキュートのメンテナンスは難しいものではなく、リモコンにホコリを取るや浴槽内のお湯が出る丸いアダプターを掃除するやジャバなどを使って配管洗浄を行うだけでエコキュートを長持ちさせられます。
エコの王様では、定期メンテナンスも行っておりますので日頃のメンテナンスが面倒や時間が無い人はエコの王様にお任せください。
※エコの王様で行う定期メンテナンスは、エコの王様で購入された方のみです。
エコキュートのメンテナンスに関する詳しい記事はこちら⇒【初心者必見】エコキュートはメンテナンスが必要って本当?理由や方法を一挙公開!
寿命
エコキュートの壊れやすい理由として避けて通れないのが寿命です。
エコキュートの寿命は、設置場所や使用頻度によって異なりますが10年~15年と言われています。
寿命が近づいてくると、お湯が出なくなったり追い炊きげできなくなったり、沸き増しができなくなったりします。
なかには「修理しよう。」と考える人もいますが、設置してから10年以上が経過するとメーカーにも修理する部品が無いことが多いですし、部品があったとしても修理費用も高いですし、直ったとしても他の場所がすぐに壊れるケースがとても多いです。
そのため、エコキュートを設置して10年以上が経過して故障した場合は、修理よりも交換をおすすめします。
エコキュートの寿命に関する詳しい記事はこちら⇒エコキュートの寿命は何年!?少しでも寿命を伸ばすための方法を詳しく解説!
エコキュートが壊れやすい時期はいつごろ?
エコキュートも、洗濯機や冷蔵庫などと同じのため、メンテナンスなどをしていてもいつかは必ず故障して使えなくなります。
「1番どの時期が故障しやすい時期はいつ?」と思っている人も少なくありません。
エコキュートが最も壊れやすい時期は、冬です。
ではなぜ冬場にエコキュートは故障しやすいのでしょうか?
冬場は、外気温が低いためお湯を作るためにヒートポンプユニットもいつもより長い時間稼働します。
今までなんとか使えていた製品でも長時間使うことによって機械に大きなダメージを与えます。
11月~12月頃から各販売店も繁忙期に入り、「交換したくても交換できない。」や「希望する機種がない。」といった状況になります。
エコキュートは壊れてからでは遅いので、壊れる前に交換することもおすすめです。
エコキュートを壊れにくくするための方法3選
エコキュートは設置費用としてメーカーや性能などによって異なりますが、400,000円~800,000円程度の費用が掛かるため決して安い買い物とは言えません。
ほとんどの人は、「少しでも長くエコキュートを使いたい。」と考えています。
エコキュートを壊れにくくするための方法は、全部で3つあるので詳しく説明します!
適切な場所に設置する
エコキュートの設置場所は長持ちするために非常に重要です。
エコキュートの貯湯タンクは、冷蔵庫程度の大きさがあるために自由に設置場所を選べないというデメリットはありますが、設置場所を間違えると早く壊れてしまう可能性が高くなります。
エコキュートを設置するときに避けたい設置場所は次の通りです。
・直射日光を受ける場所・・・貯湯タンクやヒートポンプユニットのカバーが傷みやすい。日焼けして配管もダメージを受けやすい。
・風通しが悪い場所・・・ヒートポンプユニットから出た冷気が流れにくく、運転効率が悪くなり稼働時間が長くなるため故障しやすい。
・ホコリが溜まりやすい場所・・・ヒートポンプユニットのなかにほこりが入りやすくなって故障しやすい。
自分では、適切な設置場所を選びにくいため販売店と相談して設置すると良いでしょう。
住んでいるエリアにあった製品を選ぶ
2024(令和6)年現在販売されているエコキュートは、「一般地用」、「塩害地用」、「寒冷地用」の3種類が販売されていて、それぞれの地域に合わせたエコキュートの作りを合わせて作っていますので長持ちします。
地域に合っていないエコキュートを設置すると寒さや塩害で寿命よりは早く壊れてしまう可能性が高まります。
一般地用と比べると設置費用も納期も掛かりますが、少しでも長持ちさせるためには住んでいる地域に合わせたエコキュートの購入をおすすめします。
メンテナンスする
エコキュートは、「メンテナンスフリー」で使える給湯器ではありますが、メンテナンスをするとしないではエコキュートの寿命は違います。
エコキュートのメンテナンスは次の通りです。
・浴槽内のお湯が出る丸いアダプターを掃除する(日常的)
・水抜きをする(半年~1年に1度)
・リモコンにほこり取る(1週間に1度)
・配管洗浄(半年~1年に1回)
今すぐにでも出来るものばかりなので実践して見てください。普段からエコキュートのメンテンスをすることによってエコキュートを長持ちさせられます。
まとめ
今回は、「エコキュートの壊れやすいメーカーがあるのか。」についてお話させて頂きました。
エコキュートが販売され始めた頃はメーカーによって「壊れやすい。」・「壊れにくい。」があったようですが、2024(令和6)年現在販売されているエコキュートはメーカーによって壊れやすい・壊れにくいということはありません。
現在では、メーカー差よりも外的要因(設置場所や住んでいる地域、メンテナンス不足)によって設置してから故障までの期間が短くなったり思った以上に長くなったりします。
正しく使えばエコキュートは寿命以上に長く使える給湯器です。
エコの王様では、定期メンテナンスも行っておりますしエコキュートの正しい使い方についても詳しく説明しています。
エコキュートを少しでも長く使いたい人は是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!
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