
【2025年最新版】エコキュートの電力プランVS新電力!どちらのほうがお得?メリット・デメリットを紹介!
2025/03/08
「最近、電気代も高くなってきているし電気代のプランを見直したいのですが、どこか良いところはありますか?」、「エコキュートを使っているけど電気代も高いし新電力にしようかと思っているのですが、どうですか?」など、電気代が高騰すると出てくるのが電力会社や料金プランの見直しです。
2025(令和7)年3月現在、日本ではさまざまな電力会社があり価格帯や特典もさまざまです。
そこで今回は、エコキュートの料金プランと新電力のメリット・デメリット、どちらのほうがお得かを紹介します!
目次
エコキュートの料金プランとは
日本で最も多くの家庭で使われているのは、電気使用量に応じて電気代が上がっていく「従量電灯」という料金プランです。
給湯器をエコキュートに交換すると「時間帯別電灯契約」に切り替わります。
時間帯別電灯契約とは、時間帯帯によって金額が変わる料金形態を指します。
分かりやすくいえば「○○時~○○時は1kWhあたり○○円」に変わります。
エコキュートにおける時間帯別電灯契約は、昼間の電気代が高くなって夜間の電気代が安くなります。
新電力プランとは
そもそも新電力とは、2016(平成28)年の電力自由化に伴い関西電力や中部電力といった大手電力会社だけでなく、民間企業も電気を売ることができるようなった制度を指します。
CMやネット広告で見たことある人も多いと思いますが「電気とガスをまとめたら安くなりますよ。」や「携帯電話の使用料金と一緒に払えばポイントが〇倍になります。」と言うのは新電力の1つです。
2025(令和7)年現在では携帯電話会社が電気を売ったり、ガス会社が電気を売ったり、石油会社が電気を売ったりもしています。
携帯会社やガス会社などの新規電気小売電気事業はそれぞれの特徴を生かして電気を販売しています。
エコキュートの料金プランのメリット
エコキュートの料金プランによって得られるメリットについて紹介します!
光熱費が大幅に削減できる可能性が高い
エコキュートの最大メリットは、光熱費が削減できる可能性が高くなることです。
「給湯器が変えただけで何で電気代が光熱費が安くなるの?」と考えている人も多いと思います。
電気給湯器の他に使われているガスや灯油代の約8割は給湯が占めていると言われています。
そもそもエコキュートは、お湯を沸かす際にガスや灯油を使わずに空気中の熱を使ってお湯を沸かすため燃料代は0円です。
エコキュートに交換することによって今まで給湯に掛かっていたガス代や灯油代が無くなるので光熱費が削減できます。
また、昼間(10時~17時)の電気代が高くなって夜間(23時~翌朝7時)の電気代が安くなる時間帯別電灯契約に切り替わります。
関西電力のエコキュート用料金プランである「はぴeタイムR」の昼間と夜間の電気代の違いは、1kWhあたり約11円です。
この安くなった夜間の電気を使ってお湯を沸かし1日を通して使うので電気代とガス代や灯油代を合わせて3割~4割程度光熱費を削減できる可能性があります。
台所をガスからIHに変えると電力会社によっては、「オール電化プラン」の割引をさらに受けられます。
<関西電力のはぴeタイムR料金表>
エコキュートの仕組みに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年度】エコキュートのと電気温水器の違いとは?それぞれのメリット・デメリットを解説!
参考資料:関西電力HP
※税込価格で表記しています。
支払いが一本化できる
エコキュートのみの場合は、台所のガスが残るため支払いは2つになります。
ですがオール電化にすればガス代が無くなるので支払いを電気に一本化できるため管理が楽だったり、毎月の電気代の上下が分かりやすいため、几帳面な人からすると「支払いが電気だけなので分かりやすい。」と言っています。
オール電化のメリットに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】オール電化とは?メリット・デメリットを徹底解説!
新電力のメリット
新電力のメリットは全部で3つあるので詳しく説明します!
支払いが一本化できる
新電力のなかにもさまざまな種類がありますが、そのなかでも有名なのが「電気とガス」をまとめませんか?
という内容です。
ガス会社が電気も供給してくれるシステムです。
「ガス会社が電気を作っているの?」と思った人も少ないはずです。
ガス会社が電気を作っている場合もありますが、多くは関西電力などの大手電力会社から送られてくる電気の請求をガス会社に変えているだけです。
ですが、電気代とガス代の請求がガス会社から送られてくるため管理は楽になります。
また、新規加入のキャンペーンなどで最初の数か月間の基本料金が0になったりするなどの特典などもありますし、大幅な設備投資も必要が無いので多くの家庭で加入が進んでいます。
ポイントがたまる
新電力事業のなかで「ポイント」に特化しているのが携帯電話会社です。
ガス会社と同様に大手電力会社から送られてる電気の請求が電力会社から携帯電話会社に変わっています。
大手携帯電話会社であるauが取り扱っている「auでんき」は、請求先を変えるだけで電気使用料金に応じてポイントが還元されます。
au電気の場合は、1ヵ月の電気代が8,000円で1%の還元率なので80ポイントが貰えることになります。
還元されたポイントは、携帯電話の支払いや電子マネーとして使えます。
このようにして携帯電話会社は、新電力事業に参入しています。
<auでんき還元率>
参考資料:auでんきHP
サブスクなどの特典が貰える可能性がある
新電力の場合は、携帯電話会社やガス会社、石油会社が参入しているためさまざまな特典が大手電力会社より受けられる可能性が高いです。
携帯電話会社の新電力プランであればYouTubeやNetflixなどのサブスクが1年間無料だったり、石油会社の場合だと加入している間はガソリン1Lあたりの価格を値引きしたり、ガス会社なら加入と同時に牛肉などが貰える特典などが用意されています。
大手電力会社にはないサービスなので料金以外のところに魅力を感じている人は新電力プランに加入しています。
エコキュートの料金プランのデメリット
エコキュートの料金プランはメリットがある反面、デメリットもあります。
エコキュートの料金プランのデメリットは、全部で2つあるので詳しく説明します。
昼間の電気代が高くなる
エコキュートにすると電気料金プランが従量電灯から時間帯別電灯契約に切り替わり時間帯別電灯契約になると昼間の電気代が高くなって夜間の電気代が安くなります。
昼間と夜間の電気代を比較すると1kWhあたり約11円の価格差があります。
ということは、昼間の在宅時間が長くなったり消費電力が大きい電化製品を使い過ぎるとどうしても電気代が高くなります。
それだけでなく再エネ賦課金の上昇などもあって昼間の電気代が高くなるというデメリットがあります。
エコキュートの電気代に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートの電気代どれくらい?少しでも節約できる方法を紹介!
再エネ賦課金に関する詳しい動画はこちら⇒【知らないと絶対損する】再エネ賦課金って何?これから電気代はもっと高くなる?
電力プランを切り換えなければならない
エコキュートは、設置したあとに料金プランを変更することによって最大限の力を発揮します。
ですが、エコキュートを設置してからといって自動でエコキュート用の料金プランになるのではなく、設置者が工事店もしくは販売店に依頼することによって電力プランが切り替わります。
電力プランの切り替えを忘れると高い電気代単価のままお湯を作るので電気代は以前よりも高くなる可能性が高いです。
この料金プランの切り替え忘れが多く発生するのは、大手電力会社以外の電気いわゆる新電力を使っている場合です。
新電力からエコキュートの料金プランに変更するための方法は次の通りです。
1.住んでいる地域の大手電力会社に電話する
2.専用窓口に繋がったら「今○○電気を使っているのですが、電気契約を戻します。」と伝えます。
※変更を伝える場合は、お客様番号と供給地点特定番号が必要です。
3.電気が大手電力電力会社に戻ったら工事店もしくは施工店に連絡して「電気が戻りました。」と伝える。
4.連絡を受けた販売店もしくは施工店が大手電力会社に申請する
5.検針日にてプラン変更が完了。
電気契約が戻ってエコキュート用の料金プランに切り替わるまでには最大で1ヵ月程度掛かる掛かる可能性があります。
新電力を使っていてエコキュートの設置が決まっていたら早めに電気契約を大手電力会社に戻すことをおすすめします。
<供給地点特定番号>
※料金プランの変更方法は、電力会社によって異なります。
※紙媒体での資料が無い場合、事前に電力会社への確認が必要です。
引用画像:関西電力HP
新電力のデメリット
サブスクなどの特典がある新電力ですが、デメリットがあるのも事実です。
新電力のデメリットは、全部で3つあるので詳しく説明します!
そこまで光熱費が安くならない
そもそも新電力を実施している会社は自分たちの発電所を持っていないため、日本卸電力取引所(JEPX)から電力を仕入れて電気を供給しています。
新電力は、大手電力会社の従量電灯と同じのため電気使用量が増えれば増えるほど電気代は高くなります。
また、電気を他から買っているため市場と連携して電気料金が決まるプランで契約すると火力発電に使われている石炭・石油・天然ガスといった資源の輸入代が高騰すると燃料調整額は大手電力会社の何倍にもなってします可能性があります。
そもそも価格が安定していない電気を仕入れて使っているため、ガスと電気を合わせても毎月に110円~220円程度しか安くならない可能が非常に高いです。
契約期間に縛りがある
新電力は「2年ごとに契約を更新する。」といった契約期間に縛りを設けている会社が多く、期間中に解約すると違約金が発生する場合があります。
違約金に関しては、電力会社によって異なりますが現在の使っている会社が高くなって、新しい会社に乗り換えようと思っても違約金があって解約できないという現実があります。
会社やプランを選ぶのに時間が掛かる
2025(令和7)年3月現在、日本で新電力事業を行っている会社は、700社以上あり自分にあった電力会社やプランを選ぶのに時間が掛かるというデメリットを持っています。
1社だけでも「Aプラン」、「Bプラン」、「Cプラン」といった感じに数種類にプランがある場合が多いので、「1番電気が安い会社を見つけよ。」と思っても時間が足りません。
急いで契約したとしても自分の生活スタイルに合わないプランを選ぶと切り替える前よりも電気代が高くなるケースがあります。
今ではインターネット上で料金シミュレーションができる会社あるので、事前確認が必須です。
エコキュートの料金プランと新電力のどちらのほうがお得?
昨今の電気代高騰によりエコキュートの料金プランと新電力であればどちらのほうがお得なのかという話がよくあります。
長年、エコキュートの専門店をしているエコの王様としましては、どちらもメリット・デメリットはありますがエコキュートの料金プランの方がお得だと伝えておきます。
その理由は次の通りです。
・深夜電力が使える
・電気代の上下が少ない
確かに電気代は毎月少し安くなったりサブスクなど料金以外のところでは新電力のほうが優れている可能性があります。
ですが、夜の電気代が安くなる時間帯別電灯契約の電気代単価と新電力の単価を比較すると断然エコキュートの料金プランのほうがお得です。
また、新電力の場合は、自分たちの発電所を持っていないため電気を他から購入しているため、市場の動向によって価格が上下する可能性があるため価格が安定しているエコキュートの料金プランをおすすめします。
まとめ
今回は、「エコキュートの料金プラン」と「新電力」のどちらがお得かについてお話しました。
どちらの料金プランもメリットデメリットがあります。
「どちらのほうがお得か。」と言うところに注目すると深夜電力が活用できるエコキュートの料金プランのほうがお得と言えます。
ですが、決して新電力が悪いという訳ではありません。料金もエコキュートの料金プランと比較すると安くはなりにくいですが、安くなる可能性は高いですし、サブスクなどの特典はエコキュートの料金プランよりもバリエーションがたくさんありますので料金以外のところで魅力を感じたら新電力でもいいでしょう。
どちらを選択するにしても事前の良く調べて契約することをおすすめします!
エコの王様 カスタマーサポートセンター
オール電化・太陽光発電・蓄電池の専門スタッフが24時間対応いたします!