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【2025年最新版】エコキュートをやめたい?ガス給湯器にするべきでない理由

2025/02/20

「エコキュートをやめてガス給湯器にしたいのですがどうしたらいいですか?」、「やっぱりエコキュートからガス給湯器にしないほうがいいですか?」、「エコキュートからガス給湯器に変更しないほうが良い理由を教えて欲しいです。」など、エコキュート専門店にとって寂しい問い合わせがあります。

エコキュートもガス給湯器もメリット・デメリットは存在します。

そこで今回は、「エコキュートからガス給湯器に変更するべきではない理由」や「エコキュートをやめたいと言われている理由」について詳しく説明します。

 

エコキュートをやめたい!その理由とは?

最近、「エコキュートが壊れたけど色々考えてガス給湯器にしたいのですが、取り扱いはありますか?」というエコキュート専門店としては、寂しい問い合わせを頂くことがあります。

いろいろ話を聞いているなかで共通点がいくつかありましたので紹介します。

 

電気代の高騰

日本国内では、2022(令和4)年頃から電気代の高騰が2025(令和7)年に入っても続いています。

急激な電気代高騰が始まった理由は、さまざまありますがその中でも大きな理由になっているのは、「燃料費の上昇」と「世界的な物価高」です。

日本では、発電の約8割を石油や石炭、天然ガスを燃やしてタービンを動かして電気を作る火力発電に頼っています。

石油や石炭、天然ガスといった資源は、日本ではほとんど取れないので海外に依存しています。

海外からの資源に依存しているため国際情勢によって輸入が上昇します。

2022年と言えばロシアによるウクライナ侵攻が始まったり日本国内での歴史的な円安が始まったりするなどのできごとがありました。

燃料の輸入が値上がりすると大手電力外会社は各家庭が必ず支払っている「燃料調整費」を上乗せするため電気代が高騰しています。

それだけでなく世界的な物価高の影響も受けて電気代が高騰しています。

<燃料費の上昇分布>

参考資料:資源エネルギー庁HP

 

湯切れする

エコキュートはガス給湯器と違い、深夜電力を使ってお湯を沸かして貯湯タンクにお湯を貯めて使います。

2025(令和7)年2月現在、戸建て住宅に設置エコキュートの貯湯タンクの容量は、370L、460L、550Lの3種類です。

タンク容量以上のお湯を使うと湯切れして蛇口からお湯が出なくなります。

昔の電気温水器とは違いエコキュートは、湯切れしても沸き増しをすれば使えるようになりますが、ある一定以上のお湯を貯めようと思うと3時間~4時間掛かるため一度湯切れを経験した人はガスにしたいと言っています。

 

水圧が弱い

ガス給湯器の仕組みは、水道水を直接温めて蛇口から出湯する水道直圧給湯方式を採用しています。

水道水をそのまま温めて出湯するので蛇口から出てくるお湯の水圧は、500kPs(キロパスカル)です。

それに対して、エコキュートの貯湯タンクは500kPsに耐えられない構造になっているので減圧弁という部品を使って水圧を180kPs~190kPsに抑えられています。

2025(令和7)年2月現在、販売されているエコキュートのなかには高圧タイプも販売されていますが最高でも330kPsまでしかないので水圧が物足らない人はガス給湯器に変更したいと言っています。

エコキュートの水圧に関する詳しい記事はこちら⇒【初心者必見】エコキュートの水圧が弱いのはなぜ?理由や水圧を強くする方法を紹介!

 

騒音問題がある

ガス給湯器は稼働中でもあっても音が発生することはありませんが、エコキュートのヒートポンプユニットは稼働中に音が発生します。

ヒートポンプユニットが稼働している時の音の大きさは、50db(デシベル)と言われています。

50dbを分かりやすく伝えると「日常会話」や「静かな事務所」です。

多くの人は、「それぐらいであれば気にならない。」と感じているかもしれませんが、ヒートポンプユニットが稼働している時間が深夜帯(23時~翌朝7時)なので気になる人もいるかもしれません。

今までも稼働中の音が原因で訴訟になったケースもあります。

訴訟にならなかったとしても近隣住民から「音が気になる。」と言われた人は、ガス給湯器にしたいと言っています。

 

設置スペースに問題がある

エコキュートは370Lの製品で80cm四方、薄型でも50cm程度の設置スペースが必要です。

エコキュートを設置した段階では、隣に家も建っていなかったので搬出入も問題無かったのですがエコキュートの寿命で10年が経過すると周辺環境も変わっていることもあります。

スペースギリギリにエコキュートを設置していると、交換する時に搬出入が難しくなるケースがあります。

搬出入が難しくなると新しいエコキュート交換する際に追加工事が必要になったりユニックといった特殊機械を使わないといけなくなることもあります。

追加費用が掛かってまでエコキュートにしなくてもいいという人はガス給湯器に交換したいと言っている人もいます。

エコキュートの設置場所に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートの適切な設置場所とは?後悔しない設置場所をプロが解説!

 

エコキュートからガス給湯器に変更できるの?

「エコキュートも良いけど費用のことを考えるとやっぱりガス給湯器にする。」といった人もなかにはいます。

ここで気になるのが「エコキュートからガス給湯器に変更できるの?」ということだと思います。

結論から言えばエコキュートからガス給湯器への交換はできます。

エコキュートだけでなくどの給湯器も使っている配管は同じですので、切り替える際の工事費用は安く抑えられます。

ですが、新築住宅でエコキュートを設置していてガス配管が来ていない場合は、引込工事に数十万円の費用が掛かる可能性があります。

ガス給湯器代金が10万円~30万円に引込工事代金が掛かりますし、引込工事が終わるまではガス給湯器を設置できないので、使用できるまでに1ヵ月はみておいたほうが良いでしょう。

 

エコキュートからガス給湯器に変更する場合の費用

ガス給湯器の購入費用は、メーカーや号数によって異なりますが15万円~25万円の費用が掛かります。

給湯器本体代金に配管の繋ぎ換えが必要な場合は、別途費用が必要ですしエコキュートを別業者が撤去する場合は追加費用が掛かることが多く、2万円程度の費用が掛かります。

ガス配管が来ていない自宅の場合は、ガス配管の引込工事代金に15万円~20万円の費用が掛かります。

 

エコキュートからガス給湯器に変更するメリット

エコキュートからガス給湯器に変更することによって得られるメリットは、全部で4つあるので詳しく説明します!

 

交換費用が安い

エコキュートからガス給湯器への変更は、エコキュートからエコキュートへの変更と比べる費用が安く抑えられます。

エコキュートの設置費用はメーカーやタンク容量・形状・性能によって異なりますが、工事代込で40万円~70万円が相場なのに対して、ガス給湯器は性能やメーカーが異なっていても工事代込を入れても20万円~30万円程度で設置できます。

10年~15年に1回ぐらいの頻度でエコキュートの交換費用に40万円~70万円掛かるとなるとガスでも良い思う人も少なくありません。

エコキュートの設置費用に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートの価格っていくら?価格相場とおすすめを徹底解説!

 

水圧が強くなる

エコキュートの貯湯タンクは、ガス給湯器が蛇口から出す500kPsの水圧に耐えられない構造なので減圧弁を使って180kPs~190kPsまで抑えていますし、高圧タイプでも最大330kPsまでしかないのでガス給湯器には及びません。

エコキュートからガス給湯器に交換すると500kPsの水圧がそのまま使えるのでシャワーも快適に使えますし、お湯張りの時間も短くなるため、ガス給湯器に変更するメリットと言えます。

 

騒音問題が避けられる

エコキュートは、深夜帯(23時~翌朝7時)に稼働します。

稼働中には、50dbほどの音が出て時々近隣住民と騒音問題に発展する可能性があります。

それに対して、ガス給湯器は稼働している時に音は出ないので騒音問題に発展することはありません。

エコキュートからガス給湯器に交換すれば近隣住民とのトラブルやトラブルの原因になることもないのでメリットと言えます。

 

湯切れしない

エコキュートは、貯湯タンク式の給湯器のためタンク容量以上のお湯を使ってしまうと湯切れします。

2025(令和7)年現在販売されている全部のエコキュートは、湯切れすれば沸き増しをして使えますが使えるようになるまでに一定時間が必要です。

それに対して、ガス給湯器は水道水を直接温めて使う水道直圧給湯方式なので使いたい時に好きなだけお湯を使用できます。

湯切れの心配がないのはガス給湯器のメリットと言えます。

 

エコキュートからガス給湯器に変更できない理由

物理的にはエコキュートからガス給湯器への変更は可能です。

ですが、実際には変更しないほうが良いとも言われています。

エコキュートからガス給湯器に変更できない理由は全部で4つあるので詳しく説明します!

 

長い目で見てコストがかかる

エコキュートの最大のメリットは、ランニングコストの安さにあります。

メーカーや性能によって多少異なりますが電気代が年間で平均すると約4万円~約5万円程度エコキュートのほうが光熱費を削減出来ます。

同じエコキュートを10年間使ったとすると約40万円~約50万円は光熱費を削減できる可能性があるのでトータルで考えるとガス給湯器よりもエコキュートのほうがコストが高くなる計算です。

変更すればさらに配管繋ぎ換えの工事や新築でエコキュートを設置していて自宅内にガスが引き込まれていない場合は、引込工事代金も入ってくるので本当にガス給湯器がいいかを慎重に検討する必要があります。

 

電気代の割引が無くなる

オール電化でエコキュートをしている場合は、毎月の電気代からさらに5%割引される「オール電化割引」が受けられなくなったり、安い深夜電力が使えなくなるので将来的なことを考えるのでエコキュートにしておくと良いでしょう。

オール電化にするのであればその点も注意が必要です。

 

災害の復旧が遅い

「エコキュートは電気は電気動いているから停電時の時使えないし、復旧も遅いからガスにしよう。」と思っている人かもしれませんが、ガス給湯器や灯油ボイラーも電気で動いています。

そのため、災害などで停電が発生するとどの給湯器も使えなくなります。

エコキュートは、貯湯タンク式給湯器のためタンク内に2Lペットボトル約135本~約275本分のお湯が貯められているので、非常時の生活用水として利用できます。

電気・ガス・水道のなかで早く復旧するのは電気で約2日~約6日で遅いのはガスで約1ヵ月~約2ヵ月です。

そのため、災害時でもエコキュートを設置していれば電気が復旧するまでの期間を貯められているお湯で賄えるので災害対策としてもエコキュートにしておくほうがよいでしょう。

参考資料:気象庁HP

 

電気代の高騰は一時的

2025(令和7)年2月現在も電気代は高騰し続けている理由は、「燃料費が高騰」しているためです。

燃料費は高騰しているのは、ロシアによるウクライナ侵攻や日本の歴史的な円安などがあります。

電気代の高騰だけが報道されがちですが、以前と比べると2022(令和4)年以降ガス代も燃料費の高騰を受けて値上がり続けています。

そのような状況のなかでエコキュートからガス給湯器に交換したとしても思った以上に節約効果が得られない可能性があります。

今は電気代が高いかもしれませんが、電化製品の使い方を変えたり節約したりして根気強く現状を打破するほうがいいかもしれませんね。

 

将来的にエコキュートの得する可能性が高い

給湯器本体や工事代金、ランニングコストなどを総合的に考えるとガス給湯器よりもエコキュートのほうがお得です。

確かにエコキュートにもいくつかデメリットはあります。

湯切れが心配ならタンク容量を1サイズ大きくすれば解決しますし、水圧が気になる人はガス給湯器には及びませんが高圧タイプを選べば差は埋められます。

騒音問題を避けたい人は、販売店に「騒音問題にならないようにして欲しい。」や「騒音対策をして欲しい。」と相談すれば、交換の際にヒートポンプユニットの移設をしてくれたり、防音対策を施してくれる可能性が高いです。

電気代の高騰ばかり報道されていて忘れられていますが、ガス代も確実に値上がりしていますので、長い目で見た時にどちらの方がお得かを良く考えて決めるほうが良いでしょう。

 

まとめ

今回は、エコキュートをやめてガス給湯器に変更した場合についてお話しをさせて頂きました。

よく言われるエコキュートのデメリットがユーザーの不満に繋がっているのは事実です。

いつもお話しさせて頂いていますが、エコキュートのみならずどんな製品にもメリット・デメリットは存在します。

エコキュートのデメリットだけを見てガス給湯器に変更すると将来的に電気代もガス代も高くなる可能性が非常に高いです。

ですが、ガス給湯器とは違いエコキュートはメーカーや性能、タンク容量を変えれば不満は無くなりますし、設置場所を考えれば近隣住民とのトラブルも回避できます。

どちらにしてもエコキュートを使い続けるのもガス給湯器への変更も選択は自由ですが、両方のメリットデメリットを考えて決める方が良いでしょう。

エコの王様はエコキュートの専門店のためガス給湯器への変更が出来ませんが、「うまくエコキュートを使う方法」について教えることは可能です。

エコキュートを使い続けるかガス給湯器への変更を検討している人は是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!

エコの王様 カスタマーサポートセンター

オール電化太陽光発電蓄電池の専門スタッフが24時間対応いたします!

この記事を書いた人: 清家 和馬
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