京セラの太陽光発電の評判は?徹底の理由や寿命について解説!
2023/03/18
「京セラの太陽光発電は良いって聞くけど本当?」、「京セラの太陽光発電の特徴やおすすめ商品を教えて下さい。」など、電気代の高騰などもあって京セラ家庭用太陽光発電システムに関する問い合わせが増えています。
実は京セラの太陽光時発電システムは、世界でも認められるほど高性能で高性能の太陽光発電システムを販売しています。
そこで今回は、京セラ家庭用太陽光発電システムの特徴やおすすめについて詳しく説明します!
目次
京セラの太陽光発電について
京セラ(KYOCERA)は、1959(昭和34)年に創業された京都府京都市に本社を置く電子部品メーカーです。
京セラの太陽光発電システムの研究は古く、シャープの次に古く1975(昭和50)年からです。
1993(平成5)年には、日本で初めての家庭用太陽光発電システムの販売を開始しました。
その後、順調に設置件数を伸ばしていき1998(平成10)年には太陽光パネルの出荷枚数で世界一になりました。
家庭用太陽光発電システムの販売前に研究されていた産業太陽光発電システムの分野では、1984(昭和59年)に千葉県佐倉市に設置した設備してから38年が経過した2022(令和4)年になっても故障もせずに発電し続けています。
千葉県佐倉市に作られた発電所は京セラのみならず日本の太陽光発電業界を象徴する太陽光パネルと言えます。
京セラが太陽光発電から徹底したのは本当?
京セラは、太陽光発電事業から徹底したのではなく、太陽光パネルの生産を中止して海外製品をOEM(他社製品を自社ブランドとして製造販売する)製品に切り替えました。
自社製品の製造販売を中止した理由は、海外メーカーの台頭です。
2000年年代前半頃は、Panasonic・SHARP・京セラ・三菱といった日本の太陽光パネルメーカーが全世界の約50%を占めていました。
ですが、2015年頃からは中国のメーカーが太陽光パネルの大量生産と性能向上に成功したため全世界で設置件数を伸ばしました。
2021(令和3)年には、全世界で導入された太陽光発電システムが380.5GWのうち、中国の太陽光パネルメーカーが3分の1となる54.9GWを販売していて、日本は6.5GWと全世界のシェア率1%にまで落ち込みました。
2017(平成29)年には、国内で唯一稼働していた三重県伊勢市にあった工場を閉鎖し、2023(令和5)年3月には中国天津市にある産業用太陽光パネルを製造していた工場を閉鎖して、中国メーカーの太陽光パネルを調達する報道がされました。
参考資料:日本経済新聞デジタル版HP
京セラの太陽光発電の主力商品は?
2023(令和5)年3月現在、京セラが販売している太陽光発電システムは、家庭用が3種類・産業用1種類です。
家庭用太陽光発電システム3種類を説明します。
エコノツールtype L
こちらの太陽光パネルは、京セラが販売している最もスタンダードな太陽光パネルです。
太陽光パネル1枚が発電量を示す公称最大出力は370W変換効率も20.3%なので太陽光発電業界のなかでもトップクラスの性能を誇ります。
また、このシリーズは太陽光パネルを設置する際の横置きするための架台が必要ないので屋根に穴を開ける数を最小限できます。
そのため、屋根への負担を抑えられます。
エコノツールtype Lの仕様は次の通りです。
発電量 | 発電効率 | サイズ |
370W | 20.3% | 幅1755mm×長さ1038mm×厚み35mm |
参考資料:京セラエコノツールタイプLHP
ROOFleX(ルーフレックス)
ROOFleX(ルーフレックス)は、京セラと提携しているハウスメーカーからしか購入できない限定商材です。
ROOFleXの最大の特徴は、7種類の太陽光パネルの中から屋根形状に合わせて太陽光パネルを組み合わせて設置できます。
SHARP・長州産業の家庭用太陽光パネルも複雑な屋根形状に対応できるように、2~4種類の太陽光パネルは販売されていますが種類の多さでいうと京セラが一番です。
7種類の太陽光パネルは、大きさが違うため公称最大出力は違いますが、発電効率は14%~19%と高水準です。
ROOFleXの仕様は次の通りです。
型番 | 公称最大出力 | 発電効率 | サイズ |
KJ270P-5ETCG | 270W | 18.5% | 幅1470mm×長さ990mm×厚み36mm |
KJ210P-5ETCG | 210W | 18.0% | 幅1176mm×長さ990mm×厚み36mm |
KJ178P-5ETCG | 178W | 18.1% | 幅1470mm×長さ668mm×厚み36mm |
KJ137P-5ETCG | 137W | 17.4% | 幅1176mm×長さ668mm×厚み36mm |
KJ97P-5ETLCG(台形) | 97W | 14.2% | 幅882mm×長さ990mm×厚み36mm |
KJ97P-5ETRCG(台形) | 97W | 14.2% | 幅882mm×長さ990mm×厚み36mm |
KJ87P-5ETCG | 87W | 14.9% | 幅588mm×長さ990mm×厚み36mm |
シャープの太陽光発電システムの詳しい記事はこちら⇒シャープ太陽光発電の特徴は?口コミや価格を解説!
Panasonicの太陽光発電システムの詳しい記事はこちら⇒パナソニックの太陽光発電の特徴は?撤退理由や価格・口コミを解説!
<ルーフレックス設置例>
参考資料:京セラROOFleXHP
HYEBAN(ヘイバーン)
HYEBAN(ヘイバーン)はROOFleXと同様に京セラと提携しているハウスメーカーからしか購入できない限定商材です。
HYEBANの特徴は、屋根材と一体化できることです。
通常の太陽光パネルは、屋根材に穴を開けて太陽光パネルを固定するための架台を設置します。
そのため、屋根を傷めてしまったり雨漏りが起きてしまったりする可能性がありますし、景観を損なう可能性もあります。
ですが、HYEBANは家を建てる段階で屋根材と一体化できるように小型軽量化されています。
積雪地域でも設置できるように小型軽量化されていますし、メンテナンスしやすいように取り外ししやすいようにフロントカバーを採用しています。
太陽光パネルを固定するための架台を設置する必要がないため、屋根への負担を減らし設置費用も削減できます。
HYEBANの仕様は次の通りです。
型番 | 公称最大出力 | 変換効率 | サイズ |
KH78S-4E6CB | 78W | 13.9% | 幅1833mm×長さ305.1mm(291.7mm)×厚み54mm |
KH65S-4E5CB | 65W | 13.9% | 幅1527.5mm×長さ305.1mm(291.7mm)×厚み54mm |
KH495S-4E4CB | 49.5W | 13.2% | 幅1222×長さ305.1mm(291.7mm)×厚み54mm |
<HEYBAN設置例>
参考資料:京セラHYEBANHP
太陽光パネルの効率に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の効率って?発電効率と計算方法を解説!
京セラの太陽光発電の特徴?
京セラの家庭用太陽光発電システムの特徴は、全部で3つあるので説明します。
信頼性が高い
京セラの太陽光発電システムは、世界で認められた信頼性があります。
1984(昭和59)年に千葉県佐倉市に建設した太陽光発電システムが一度も故障することなく、26年間稼働し続けたことで2011(平成23)年に世界有数の第三者認証機関トゥフラインランドジャパンにおいて世界で初めて「長期連続試験」に認定されました。
2012(平成24)年には、ドイツの検査機関で「耐PID検査」において世界で唯一京セラの太陽光パネルだけが出力低下が認められなかったとして世界中の注目を集めました。
世界でも認められた耐久性ということで日本国内でも多くの施設・戸建て住宅で設置されています。
主な設置施設が次の通りです。
・MAZDAZoom-Zoomスタジアム広島(広島県広島市)・・・総発電量100KW
・イオン伊丹昆陽(兵庫県伊丹市)・・・総発電量960kW
・豊洲市場(東京都)・・・総発電量約1MW
・中部国際空港(愛知県)・・・総発電量240kW
・名神高速道路吹田IC(大阪府吹田市)・・・総発電量100kW
・JR福井駅(福井県福井市)・・・総発電量25kW
参考資料:京セラ太陽光発電HP
生産からメンテナンスまでを対応
京セラの太陽光発電システムは、太陽光パネル・パワーコンディショナー・架台と製品を自社工場で製造している国産メーカーの1つです。
そのため、生産からメンテナンスまでを自社で行っているため、トラブルや不具合があった時でも対応が早いです。
営業所や修理センターなども日本全国にあるため、安心して家庭用太陽光発電システムを使えます。
サポートが徹底している
京セラは保証も充実しています
京セラの保証内容は次の通りです。
・周辺機器保証・・・10年
・自然災害補償・・・10年
・太陽光パネル出力保証・・・20年
この数字だけを見ると他のメーカーとあまり変わりませんが、自然災害補償が無償で10年付いているのが特徴です。
多くのメーカーは、自然災害補償を出していないもしくは有償にしているところがほとんどです。
2023(令和5)年3月現在、自然災害補償を無償で付けているのは京セラのみになります。
また、有償にはなりますが、周辺機器と自然災害補償を10年から15年に延長できますし、万が一の故障に備えたい人は京セラの家庭用太陽光発電システムをおすすめします。
京セラの太陽光発電の寿命はどれくらい?
そもそも太陽光パネルの寿命とは、テレビや冷蔵庫などのように壊れて使えなくなるのではなく発電能力の低下を指します。
本格的に家庭用太陽光発電システムが普及し始めて20年も経過していないためはっきりとしたデーターは出ていませんが、各メーカーの保証内容を比較してみるとパネルの保証が25年のところが多いため、太陽光パネルの寿命は20年~25年と見られています。
京セラの場合は家庭用太陽光発電システムではありませんが、1984(昭和59)年に千葉県佐倉市に建設した太陽光発電所が2023(令和5)年現在も故障なく稼働していることから考えると京セラの太陽光パネルの寿命は、30年~35年程度と考えておくと良いでしょう。
※太陽光パネルの寿命は、太陽光パネルの種類によって変わります。
太陽光パネルの寿命に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光パネルの寿命は何年?耐用年数との違いや劣化させないためのテクニック
京セラ太陽光発電のおすすめ商品
2023(令和5)年3月現在販売されている京セラの家庭用太陽光発電システムは3種類あります。
その中でもエコの王様がおすすめする家庭用太陽光発電システム2種類を紹介します。
エコノツールtype L
エコノツールtypeLは、京セラの家庭用太陽光発電システムのなかで最もスタンダードな製品です。
さまざまな屋根材に対応できますし、太陽光パネル1枚の発電量を示す公称最大出力が370Wあって、発電効率も20.3%あるため少ない搭載枚数でも発電量を確保できます。
費用は設置枚数などによって多少の違いはありますが、1kWあたり210,000円~250,000円程度です。
※価格は税込価格で表記しています。
ROOFleX(ルーフレックス)
ルーレックスは、複雑な屋根形状にも対応できるように7種類の異なる発電量・サイズが用意されています。
自分たちの屋根形状にあった太陽光パネルが設置できるのでオーダーメイドの太陽光パネルとも言えます。
販売価格は、塔載枚数によって多少の違いはありますが1kWあたり230,000円~260,000円です。
※台形モジュールやハーフモジュールを使用とすると販売価格は変わる可能性はあります。
※価格は税込価格で表記しています。
太陽光発電システムの設置費用に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の設置費用はいくら?相場感や補助金について解説!
京セラ太陽光発電の口コミ
京セラは、世界でも認められた耐久性と国内工場で家庭用太陽光発電システムを製造している純国産メーカーとして有名です。
ですが、これから京セラの家庭用太陽光発電システムを導入しようと検討している人からすると「実際に京セラの太陽光発電システムを使った人の感想が知りたい!」はずです。
そこで、エコの王様で京セラ家庭用太陽光発電システムを設置した人たちの感想をいくつか紹介します。
今回、太陽光発電を設置するために2・3社から見積りを取りました。
自分の家は、屋根が狭いので設置してからメリットが出るかが不安でしたが、京セラのルーレックスのシミュレーション結果が良かったので設置を決めました。
設置してからもしっかり発電してくれているので、これからが楽しみです。
40代男性
太陽光発電は設置してからが長い製品なので、アフターケアや保証がしっかりしているところにしようと思っていました。
色々調べていく中で京セラは自然災害補償も無償であるし、太陽光発電に必要に製品を全ての国内工場で作っていてメンテナンスやトラブルの対応も京セラがしてくれるので安心して使えています。
60代男性
京セラ太陽光発電のまとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回のお話をまとめると、
・京セラは日本で初めて家庭用太陽光発電システムを販売した会社!
・京セラの主力太陽光パネルは全部で3種類ある!
・京セラの家庭用太陽光発電システムの特徴が全部で3つある!
・エコの王様がおすすめする京セラの家庭用太陽光発電システムは2種類!
京セラは、日本ではじめて家庭用太陽光発電システムを販売したメーカーであり世界でも認められた耐久性と信頼があります。
また、太陽光発電システムに必要な製品を国内工場で製造している純国産メーカーです。
そのため、保証やアフターメンテナンスなども充実しています。
エコの王様でも京セラの家庭用太陽光発電システムを取り扱っておりますので、京セラの家庭用太陽光発電システムの設置を検討されている人は、是非1度エコの王様にお問い合わせ下さい!
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