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王様のためになる話

太陽光パネルの寿命はどれくらい?少しでも長く使い続けるためには

2021/09/27

「太陽光発電って寿命があるの?」、「太陽光パネルはずっと発電するの?」、「太陽光パネルは劣化するの?」など太陽光発電システムに関するお問い合わせがエコの王様でも増えています。

太陽光発電パネルは、1度設置すると約20~30年の付き合いになる製品です。

太陽光パネルもテレビや冷蔵庫・洗濯機などと同じ、電化製品なのでもちろん寿命はあります。

ですが、みなさんのメンテナンスの仕方や頻度によって、太陽光パネルを寿命以上に長く使って頂くことが可能です。

今回は、太陽光パネルの寿命と太陽光パネルを少しでも長く使い続けるためのポイントについて詳しくお話します。

 

太陽光発電には寿命がある

太陽光発電システムには、他のテレビや冷蔵庫などと同じように寿命があります。

太陽光発電システムの寿命は大きくと分けると太陽光パネル(モジュール)とパワーコンディショナーの2つです。

実は、太陽光パネルとパワーコンディショナーの寿命は、年数にすると10年以上違います。

太陽光パネルとパワーコンディショナーの寿命について詳しくご説明します。

 

太陽光パネル

太陽光パネルは、設置してから約20~30年が寿命とされています。

約20~30年が寿命と言われている家庭用太陽光発電ですが、実際のところは家庭用太陽光発電システムの普及が始まって、20年も経っていないので正確なデータが取れていないのが現状です。

ほとんどの太陽光パネルメーカーが、出力保証期間を25年にしていることなどから考えると、おおむね太陽光パネルの寿命は約20~30年と考えるの良いでしょう。

実際に1980年代に設置された太陽光発電システムが、30年以上経った今でも稼働しているケースもあります。

30年前と比べると、太陽光発電システムの性能が良くなっている、今の太陽光パネルの方が、寿命は長い可能性が高いです。

太陽光パネルの寿命は、太陽光パネルの素材によって違います。

 

パワーコンディショナー

太陽光発電システムの中で、太陽光パネルの次に重要なのがパワーコンディショナーです。

普段私たちが使っている電気は、電力会社から送られてくる交流電流を使っています。太陽光発電システムで発電された電気は直流電流なので直接電化製品に使うことは出来ません。

パワーコンディショナーが、太陽光発電システムで発電された直流電流を、自宅で使える交流電流に変換してくれる役割を担っています。

売電する場合は、発電された電気はパワーコンディショナーを通って電線に送られます。

電気の性質上、電圧の高い所から低い所にしか電気は流れないため、売電する場合はパワーコンディショナー側の電圧を、電線の電圧よりも高くする逆潮流を起こす必要があります。

そのときに電圧を調整してくれるのがパワーコンディショナーです。

太陽光発電システムの発電量は、天気や季節などによって発電量は大きく変化します。

天候不良などが続いた場合は、パワーコンディショナーが太陽光パネルから、出来るだけ多くの電気を取り出す動きもします。

太陽光パネルと比べると、パワーコンディショナーの役割は多いため寿命は短いです。

太陽光パネルの寿命が約20~30年と言われているのに対して、メーカーや設置場所によって多少の違いはありますが約10~15年です。

パワーコンディショナーが故障や不具合などを起こしてしまうと、発電量が落ちてしまったり、最悪の場合発電しなくなったりすることあるので、パワーコンディショナーの状態は確認しておきましょう。

太陽光発電の仕組みに関する詳しい記事はこちら⇒初心者必見!太陽光発電の仕組みと電気の作りかたについて詳しく解説!

 

太陽光パネルの法定耐用年数について

太陽光発電システムには、耐用年数と法定耐用年数の2つがあります。

耐用年数とは、太陽光発電システムの使用可能期間の目安のことを言います。

太陽光発電システムの法定耐用年数は、国税庁が定める「減価償却資産の耐用年数に関する省令別紙2条」によって法定耐用年数は17年と定められています。

この省令は、主に全量買取を目的とした産業用太陽光発電システムを、使用したときに使われる言葉です。

家庭用太陽光発電システムのように、自家消費をして余った電気を売電する余剰買取制度は適応外です。

法定耐用年数と聞くと、「もしかしたら寿命?」って思われるはずです。

法定耐用年数が17年だからといって太陽光発電システムの寿命ではありませんのでみなさんご安心下さい。

 

太陽光パネルの主な劣化原因

太陽光パネルは劣化してしまうと、発電効率が悪くなって発電量が落ちます。

太陽光パネルの劣化の原因が全部で4つありますので、詳しくご説明します。

 

鳥のフン

最近、鳥の糞による太陽光パネルの被害が増えています。

太陽光パネルの鳥の糞が付着するとそこが影になって、発電量が落ちます。

鳥の糞は発電量を落とすだけでなく、太陽光パネルの劣化を早めてしまう原因にもなります。

特に鳩の糞に含まれる成分が、太陽光パネルの塗装やパネルを支える架台の金属を溶かしてしまうので、太陽光パネルの劣化を早めます。

太陽光パネルは、鳥が自分たちの身を守ったり、雨風をしのぐために巣を作ってしまうケースが報告されています。

鳥が巣を作って住み着いたことによって糞の量が増えて、衛生面的にも悪影響を及ぼす可能性があります。

鳥が配線ケーブルを突いて破いてしまったり、太陽光パネルを突いてパネルの表面に穴を空けてしまったりすると、そこから雨や砂が入って太陽光パネルの劣化に繋がってしまうケースもあります。

糞害の対策をしてから太陽光発電システムを設置する方が良いでしょう。

 

台風

近年、台風や豪雨などによって太陽パネルにも大きな被害が出ています。

ですが、台風を未然に防ぐことは出来ませんよね・・・。

どの太陽光パネルも耐風試験を受けて、合格したパネルだけがみなさんのご自宅に設置されているのですが、その試験以上の強風が吹くこともあります。

台風による太陽光パネルの被害は、「パネルが飛んでしまった。」、「強風で架台が歪んでしまった。」などが代表的な被害です。

この他にも台風の強風によって、小さな石や砂などが飛び太陽光パネル傷つけてしまったり、太陽光パネル割れてしまったりすることがあります。

太陽光パネルに傷が入ってしまうと、発電量が落ちたり、傷口から水や砂、鳥の糞などが入り込んで太陽光パネルを劣化させます。

大きな台風が過ぎたあとに、発電量を確認して太陽光パネルに異常が無いかを確認すると良いでしょう。

もし、少しでも異常を感じられたら施工店に連絡をして今後の対策を行うことで、太陽光パネルの劣化させずに済むでしょう。

 

経年劣化

太陽光発電システムの中で、最も多い劣化が経年劣化です。

太陽光パネルを構成する1つ10cm四方のセルは、素材の性質上年数と共に劣化します。これを経年劣化と言います。

太陽光発電システムを設置してから、1年ごとに約0.7%ずつ経年劣化によって発電効率が落ちます。

現在の太陽光パネルは、経年劣化によって発電効率が落ちたしても充分に発電してくれます。

経年劣化の数字はあくまでも平均的な数字であって、メーカーや太陽光パネルの素材によって変わりますので、必ずしもこの数字通りになるとは限りません。

 

フィルターの詰まり

太陽光発電システムのパワーコンディショナーのフィルターの詰まりは、パワーコンディショナーの寿命を縮めてしまう可能性があります。

パワーコンディショナーは、太陽光発電で発電された直流電流を交流電流に変換してくれたり、電圧を調整してくれたりするなど太陽光発電システムにとってなくてはならない存在です。

パワーコンディショナーの弱点は熱に弱いところです。

パワーコンディショナー内では、電気を変換する時に熱が発生するのでこの熱を逃がすために換気装置が付いています。

換気装置にほこりやゴミが入ってしまうと、パワーコンディショナーの故障に繋がります。

そのため、換気フィルターも付けられています。換気フィルターがほこりやゴミで詰まってしまうと、パワーコンディショナー内の熱を逃がすことが出来ないので、パワーコンディショナーが大きなダメージを受けます。

パワーコンディショナーが大きなダメージを受けてしまうと、発電量が落ち、故障して発電出来なくなってしまいます。フィルターの汚れは定期的に確認しておいた方が、パワーコンディショナーを寿命まで使うことが出来るでしょう。

 

太陽光パネルの寿命が近づくと何がおこる?

テレビや冷蔵庫の寿命が近づいてくると、音が突然大きくなったり、画質が悪くなったり、冷蔵庫の冷えが悪くなったりしますが、太陽光パネルが寿命が近づくとどのようなことが起きるのでしょうか?

その答えは、発電量の低下です。

太陽光パネルは、素材の性質上設置してから1年ごと経年劣化によって発電効率が落ちることによって発電量が落ちます。

経年劣化の発電効率の低下は、メーカーや太陽光パネルの素材によって多少の違いはありますが、約0.7%です。

設置してから5年で約3.5%、10年で約7%発電効率が落ちます。

今の太陽光パネルは、昔とは違い公称最大出力(太陽光パネル1枚の発電量)も増えてしいますし、発電シミュレーション以上の発電量を得ることが出来る太陽光パネルがほとんどなので、経年劣化による発電量の低下は気にする必要はそこまでないかもしれません。

太陽光パネルに関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の発電量について!初心者でも分かる計算方法について

 

太陽光パネルの寿命をのばすためにやるべきこと

どのような電化製品でもそうですが、少しでも長く使いたいですよね。

太陽光発電システムは、100万円以上の費用を掛けて設置するので長く使いたいと思う気持ちが強くなると思います。

太陽光パネルの寿命を延ばす方法は2つありますので、それぞれご説明します。

 

メンテナンスを行う

太陽光発電システムは、発売され始めた頃からメンテナンスフリーと言われてきました。

ですが、太陽光発電システムはメンテナンスをしないと発電量が落ちてしまったり、故障して発電が出来なくなってしまったりします。

太陽光パネルのメンテナンスの内容は、主に太陽光パネルの洗浄です。

砂やほこりなどは、雨で洗い流されるので発電効率に大きな影響は出ないですが、鳥の糞や枯れ葉が降り積もってくるとその場所が影になって発電効率を落とす原因になります。

太陽光パネルの洗浄を自分でしようとすると、落下して怪我をしてしまう可能性があるので、自分で太陽光パネルの洗浄をするのは辞めておいたほうがいいでしょう。

また、水道水を掛けて汚れを落とそうとすると、水道水に含まれるカルキが白く残ってしまって、発電効率を下げることがあるので太陽光パネルのメンテナンスは、専門業者に任せるのが一番太陽光パネルの寿命を延ばす方法だと言えます。

 

保証を使う

保証を使って太陽光パネルを交換するのも太陽光発電システムの寿命を延ばすには、いい方法と言えます。

各太陽光パネルメーカーは、太陽光パネルの出力保証を25年にしています。

出力保証とは、太陽光パネルの発電量を保証するという事です。

例えば出力保証が25年の太陽光パネルの場合、太陽光発電システムを設置してから25年間は太陽光パネルの発電量を保証するということです。

著しく太陽光発電システムの発電量が落ちてしまった場合は、出力保証を使って太陽光パネルを無料で交換してくれます。

今は、出力保証だけでなくパワーコンディショナーなどの故障などにも、対応してくれるシステム保証を15年付けているメーカーがほとんどなので、保証期間内であれば、パワーコンディショナーも無料で交換してくれます。

この他にも、自然災害で太陽光パネルが割れてしまったり、飛んで行ってしまった場合に太陽光パネルを無料で交換してくれる自然災害補償もあります。

太陽光発電システムの出力保証とシステム保証は、人的な要因で故障したり発電効率が落ちてしまった場合は、適用されませんのでご注意下さい。

自然災害補償は、有償のメーカーと無償のメーカーがあります。

太陽光発電の保証に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電はやめたほうがいい?将来的に大きなメリットがある理由

 

太陽光パネルのまとめ

みなさんいかがでしょうか?

今回のお話をまとめると、

太陽光発電システムに寿命がある!

太陽光パネルは約20~30年、パワーコンディショナーの寿命は約10~15年です。

太陽光パネルの劣化を早めてしまう理由は3つ!

鳥の糞と台風と経年劣化です。

経年劣化は、パネルの素材やメーカーに多少の違いはありますが、約0.7%です。

太陽光パネルの寿命が近づくと、発電量が落ちる!

設置当初よりかは発電量は落ちますが、太陽光パネルの性能が上がっているので著しく発電量が落ちることは無いでしょう。

太陽光パネルの寿命を延ばす方法は2つ!

定期的なメンテナンスをすることによって、太陽光パネルの発電効率も守れますし、パネルの劣化を防げます。

太陽光パネルやパワーコンディショナーが故障してしまったり、発電量が著しく落ちたり場合は、各太陽光パネルメーカーが出している、保証を使って太陽光パネルやパワーコンディショナーを交換をして、長く太陽光発電システムを使えるようにしましょう。

太陽光パネルは、一度設置すると約20~30年は使える製品です。寿命以上に太陽光パネルを使うためには、メンテナンスなど必要不可欠です。

エコの王様でも、定期的なメンテナンスを無償で付けておりますので、太陽光発電システムの設置をご検討されている方は是非1度エコの王様にお問い合わせ下さい。

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監修:中尾信一
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