パナソニックの太陽光発電の特徴は?撤退理由や価格・口コミを解説!
2023/03/17
「Panasonicは太陽光発電の取り扱いはあるの?」、「Panasonicの太陽光発電システムの主力商品は?」、「Panasonicの太陽光発電システムの特徴は?」など、2023(令和5)年に入ってPanasonic家庭用太陽光発電システムに関する問い合わせが増えています。
Panasonicと言えばだれもが一度は聞いたことがある日本代表する電機メーカーの1つです。
Panasonicの家庭用太陽光発電システムは、性能が良く多くの家庭で設置されました。
そこで今回はPanasonicの家庭用太陽光発電システムの特徴やおすすめ商品について詳しく説明します!
目次
パナソニックでも太陽光発電の取り扱いはあるの?
パナソニック(panasonic)は、液晶テレビ(VIERA)や乾電池(EVORTA)、ドライヤー(ナノイーX)などの電化製品をはじめ、エコキュートやIHクッキングヒーターといった住宅設備の分野において日本でトップシェアを誇ります。
日本を代表する電機メーカーであるPanasonicは家庭用太陽光発電システムも取り扱っています。
住宅用太陽光発電システムは、販売当初からブランド力と太陽光パネルの性能の高さから順調に販売台数を伸ばしていき、2019(令和元)年まではシェア率50%を超えていました。
そこから徐々にシェアは落としていきましたがそれでも40%を超えるシェアを誇っていました。
2020(令和2)年頃からは海外メーカーの性能向上などによってシェア率1位を逃すようになりました。
Panasonicは太陽光発電事業から撤退する2021(令和3)年までの40年間、日本の太陽光発電システム業界を牽引していました。
パナソニックが太陽光発電から撤退したのはなぜ?
2021(令和3)年にPanasonicは、太陽光発電システム事業から撤退することを発表して世間を驚かせました。
日本でトップシェアを誇るPanasonicが太陽光発電事業から撤退せざるを得なくなったかのかを知らない人は多いです。
撤退の理由は、中国太陽光パネルメーカーの台頭です。
中国の太陽光パネルメーカーは、太陽光パネルを大量生産することによって設置費用を下げることに成功しました。
また、太陽光パネルの生産場所を中国国内だけでなく、東南アジアに生産拠点を使って更に安価で生産出来るようになりました。
Panasonicは、太陽光パネル・パワーコンディショナー・架台といった製品を国内工場で作っていたため、太陽光パネルの設置費用は高くなっていました。
中国の太陽光パネルメーカーに対抗するためにPanasonicも生産拠点をアメリカやマレーシアに作るなどして価格を下げようとしましたが、価格では中国メーカーに勝てませんでした。
2020(令和2)年頃から販売件数を減少傾向になり、2021年に太陽光発電事業から撤退しました。
パナソニック太陽光発電の主力商品は?
Panasonicが太陽光発電システム事業から撤退するまでの主力太陽光パネルは、「HIT」と呼ばれる独自開発した太陽光パネルです。
HITには、2023(令和5)年3月現在、最も多く販売されている単結晶型パネルとアモルファス(薄膜)シリコン型パネルを組み合わせて構成する多接合型太陽光パネルが採用されています。
単結晶型太陽光パネルは、発電効率が太陽光パネルの表面温度が70℃~80℃になる夏場は悪くなるというデメリットを持っています。
夏場に発電効率が悪くなるをカバーしてくれるのがアモルファスシリコン型パネルです。
アモルファスシリコンは、夏場の暑い時期でも発電効率が落ちにくいメリットを持っています。
単結晶型とアモルファスシリコンの良いところだけを採用しているため、夏場でも発電量が落ちにくい太陽光パネルになりました。
そのため、日本全国で普及して主力太陽光パネルになりました。
2021(令和3)年に太陽光発電事業から撤退してから1年後の2022(令和4)年から再び太陽光発電システムの販売を再開しました。
2022年から販売している太陽光パネルはHITではなくCanadian Solarの太陽光パネルをOEM(他社製品を自社ブランドとして製造・販売する)製品を採用しています。
パワーコンディショナーは、Panasonic製の製品を使っているので信頼度は高いです。
太陽光パネルの種類に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の効率って?発電効率と計算方法を解説!
パナソニック太陽光発電の特徴
panasonic太陽光発電システムの特徴は全部で5つあるので詳しく説明します。
バツグンな知名度と歴史がある
Panasonicという名前は、日本のみならず世界でも知られているメーカーです。
そのため、Panasonicという名前を聞くだけで安心して商品を購入する人も多いです。
Panasonicの歴史も古く創業は1918(大正8)年からで東芝に次いで2番目です。
2023年で創立105周年を迎えます。
100年以上続いている電気メーカーだからこそさまざまノウハウもありますし、保証内容も充実しています。
そのため、多くの人から愛されているメーカーです。
発電量がトップクラス
Panasonicの太陽光発電システムの発電量は、太陽光発電業界でもトップクラスを誇ります。
HITを販売している時の発電効率は、他のメーカーの発電効率が20%~24%だったのに対してHITは25.6%です。
約5%違うので多くの発電量も変わります。
HITの太陽光パネルには通常の太陽光パネルだけでなく台形パネルも用意されているため、複雑な形状にも対応できるようになっています。
また、太陽光パネル汚れがつきにくくするためにウォータードレインコーナーが設けられていて、雨で洗い流された汚れがパネル表面に残らないような工夫もされています。
太陽光パネルに汚れが付着してしまうと発電効率が下がってしまいます。
パネル性能とさまざまな工夫によって発電量はトップクラスです。
365日しっかり発電
HITは、発電効率が高いため発電量が少ない朝方でも発電量が確保できますし、曇りの日や積雪地域でも発電量が確保できます。
最も発電効率が落ちると言われている夏場でも発電効率落が落ちないため1年間を通して発電量が確保できます。
他の太陽光パネルよりも発電量が多いため、普段の電気代の節約にもなりますし、余剰電力が増えるため売電収入も増えます。
1年間を通して経済効果が見えてエコ生活ができるのはPanasonicだけです。
太陽光発電システムの売電に関する詳しい記事はこちら⇒2023年最新版!太陽光発電の売電価格は?手続きや終了後にやるべきこと
太陽光発電システムの発電量に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光の1日の発電量はどれくらい?期間や時間について解説!
保証が長い
日本を代表する電機メーカーでもあるPanasonicは、太陽光発電システムの保証制度も充実しています。
Panasonic太陽光発電システムの保証内容は、次の通りです。
・モジュール保証(25年)・・・保証期間内にモジュールの出力値が基準以下になった場合と製造に起因する太陽電池の割れがあった場合、無償で修理・交換を行う。
・モジュール出力保証(25年)・・・保証期間内のモジュールの出力値が基準以下になった場合、無償で修理します。
・システム機器瑕疵保証(15年)・・・保証期間内に対象の住宅周辺機器(リモコンなど)の製造上の不具合があった場合は、無償で修理・交換を行います。
※故意による故障は、保証対象外になります。
・機器瑕疵保証(15)年・・・保証期間内に対象のパワーコンディショナーに製造上の不具合が発見された場合、無料で修理・交換を行います。
この他にも有償で自然災害補償も付けられます。
保証制度も充実しているので長期に渡って安心して太陽光発電システムを使用できます。
価格が下がってきている
撤退する前の主力商品だったHITを採用した太陽光パネルは、国内工場で生産していたこともあって1kWあたり40万円程度と高額な製品でした。
そこから中国メーカーに負けないために生産拠点をマレーシアやアメリカに移したことによって、費用は下がり始めました。
徹底直前の2021(令和3)年頃は、1kWあたり30万円程度まで下がりました。
撤退後に採用したCanadian Solarの太陽光パネルは、設置費用も安くなり1kWhあたり26万円~28万円程度になりました。
そのため、Panasonicの太陽光発電システムの普及が急速に進んでいます。
※価格は税込価格で記載しています。
家庭用太陽光発電システムの設置費用に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の設置費用はいくら?相場感や補助金について解説!
Canadian Solarに関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電おすすめメーカー10社比較!特徴から選びかたを解説
パナソニックおすすめ太陽光発電と価格
2023(令和5)年現在販売しているPanasonicの太陽光発電システムは1種類です。
Canadian SolarのOEM製品として2022(令和4)年1月21日から販売を開始したMPシリーズと呼ばれるタイプのものです。
太陽光パネルには、発電効率が良い単結晶型太陽光パネルが採用されており、発電量の確保ができます。
詳細や価格は次の通りです。
型番 | 公称最大出力 | 価格1kWあたり/円(税込) |
VBM375EJ01N(MP375α) | 375W | 210,000円~270,000円 |
VBM300EJ02N(MP300α) | 300W | |
VBM250EJ03N(MP250α) | 250W |
※価格は、設置枚数によって変わります。
主に使われているのはVBM375EJ01Nですが屋根面積が狭いところでは、300Wや250Wと組み合わせて使うこともありますし、300W・250W単体で使用する場合もあります。
375W×12枚を設置した場合の費用は、税込945,000円になります。
パナソニック太陽光発電の口コミ
現在、家庭用の太陽光発電システムの設置を検討されている人からすると、「Panasonicの太陽光発電を使ってみての感想が知りたい。」と思っているはずです。
エコの王様で、実際にPanasonicの太陽光発電システムを設置した人の感想をいくつか紹介します。
Pnasonicの太陽光発電を設置すると1年間を通して安定した発電量が見込めるとのことで設置を決めました。
実際に設置してみると1年間を通して発電量が安定していて電気代も節約できて売電収入も思っていた以上にあったので大満足です。
50代 男性
Panasonicの名前に惹かれて購入を決めました。
太陽光パネルの性能も良いですが、パワーコンディショナーもPanasonic製だったので安心できました。
保証も手厚いので長い間、使う機械なので安心して使えると思いました。
60代 男性
エコの王様でPanasonicの家庭用太陽光発電システムを設置したお客様は、「太陽光パネルの性能」、「Panasonicのブランド力」で設置されています。
今回、紹介させて頂いたのが一部ですが、多くのお客様から同様の理由で設置されています。
太陽光パナソニックのまとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回のお話をまとめると、
・Panasonicは家庭用太陽光発電システムを取り扱っている!
・Panasonicが家庭用太陽光発電システム事業した理由は、中国の太陽光パネルメーカーとの価格競争に勝てなかったため!
・Panasonicの主力太陽光パネルは、HITとCanadian SolarのOEM製品!
・Panasonic太陽光発電システムの特徴は全部で5つある!
・Panasonic太陽光発電システムを選んでいる人は、太陽光パネルの性能とブランド力で選んでいる!
Panasonicは、世界的にも有名な日本を代表する電機メーカーの1つです。
そんなPanasonicが開発した家庭用太陽光発電システムは、1年を通して安定した発電量が確保できる高性能のシステムです。
2023(令和5)年で創業105年に迎えるPanasonicは、製品の性能が高いだけ保証制度もしっかりしているため、多くの自宅に設置されています。
一度は、太陽光発電事業から撤退しましたが、2022年に販売を再開しました。
今後もPanasonicの家庭用太陽光発電システムの普及は進む見込みです。
エコの王様でもPanasonicの家庭用太陽光発電システムを取り扱っておりますので、Panasonicの家庭用太陽光発電システムを検討されている人は、是非1度エコの王様にお問い合わせ下さい!
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