
【最新版】ニチコンの最新V2H「VSG」シリーズとは!?特徴を徹底解説!
2025/07/13
「ニチコンが新しいV2Hを販売したって聞いたけど本当?」、「ニチコンの新しいV2Hの特徴が知りたい。」などニチコンが新しく販売したV2Hシステムに関する問い合わせが非常に増えています。
ニチコンは、世界で初めてV2Hシステムを市場導入したメーカーということもあって性能はどのメーカーより高く人気があります。
そんなニチコンが2024(令和6)年に販売したのが最新型V2Hシステム「VSG3シリーズ」です。
今まで販売されていたニチコンV2Hシステムと異なる部分も多くあります。
そこで、今回はニチコン最新型V2Hシステム「VSG3シリーズ」について詳しく説明します!
目次
ニチコンとは
Nchicon(ニチコン)とは、京都府京都市中京区烏丸(からすま)に本社を置く電子機器メーカーです。
平井嘉一郎氏が1950(昭和25)年にアルミ電解コンデンサを製造販売する「二井製作所」として創業しました。
1960(昭和48)年に現在の社名であるニチコンになりました。
2025(令和7)年7月現在の主力製品は、家庭用蓄電池、V2Hシステム、トライブリッド蓄電システム、アルミ電解コンデンサなどを販売しています。
2022(令和4)年~2024(令和6)年の間、家庭用蓄電池の販売台数で日本トップシェアを誇るメーカーでもあります。
また、家庭用太陽光発電システム、家庭用蓄電池、V2Hシステムを1台のパワーコンディショナーで制御できる「トライブリッド蓄電システム」を世界で初めて市場導入した時代の最先端を行くメーカーでもあります。
ニチコン家庭用蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒【2025年最新版】ニチコンの蓄電池ってどうなの?人気の理由やおすすめ商品を紹介!
トライブリッド蓄電システムに関する詳しい記事はこちら⇒V2Hのトライブリッドとは?すべてをまとめた新しいシステム
参考資料:ニチコンHP
V2Hとは
V2HシステムとはVehicle to Home(ビークル トゥー ホーム)の略称で、電気自動車(EV)やプラグインハイブイリッド車(PHEV)に貯められている電気を自宅で使えるようにニチコンが世界で初めて市場導入した製品です。
V2Hシステムが販売されるまでは、電気自動車やプラグインハイブリッド車を自宅で充電することは出来ても、貯められている電気を自宅で使うことは出来ませんでした。
販売されてから電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められている電気を放電することによって電気代が節約できたり、停電時の非常用電源として使ったりできるようになりました。
また、V2Hシステムは太陽光発電システムのパワーコンディショナーの役割と似ていることから「EV用パワーコンディショナー」とも言われています。
V2Hシステムの仕組みに関する詳しい記事はこちら⇒V2Hとは?家庭用電気にしてくれるその仕組みについて徹底解説!
ニチコンVSG3シリーズの特徴とは
ニチコンVSGシリーズは、2024(令和6)年10月15日に販売された最新型のV2Hシステムです。
VSG3シリーズは、2012(平成24)年から販売されていた「EVパワー・ステーションVCGシリーズ」の後継機種として販売されました。
今までのEVパワー・ステーションと同じ性能のところもあれば違う特徴も数多くあります。
VSG3シリーズの特徴は、全部で5つあるので詳しく説明します!
※EVパワー・ステーションVCGシリーズは、2024(令和6)年8月に製造を終了しています。
小型・軽量化されている
VSG3シリーズが販売されるまでのEVパワー・ステーションのサイズは、幅808mm×高さ855mm×奥行377mmで重さが91kgでした。
それに対して、VSG3シリーズの大きさはV2Hスタンドが幅160mm×高さ355mm×奥行160mmで重さ7.9kgでパワーユニットと呼ばれるパワーコンディショナーが幅470mm×高さ620mm×奥行20mmで重さが26.2kgです。
数値を見るだけでも以前のモデルの半分程度になっていることが分かります。
<VCGシリーズとVSG3シリーズのサイズ比較表>
参考資料:EVパワー・ステーションHP
参考資料:VSG3シリーズHP
セパレート型になっている
VSG3シリーズが販売される前のVCGシリーズは、電気を変換してくれるパワーコンディショナーと充電設備が一体になっているため、設置スペースが必要でした。
それに対して、VSG3シリーズは充電設備とパワーコンディショナーが別々になっているセパレートタイプなので、設置スペースが自宅でも設置できるようになりました。
また、パワーコンディショナーも軽量化されているので必要に応じて壁掛設置も据置設置も可能ですし、充電設備も壁掛けやオプション品ではありますが充電ポールを使えば電気自動車やプラグインハイブリッド車の近くに設置可能です。
<充電プラグ設置イメージ>
引用文献:ニチコンVSG3シリーズHP
急速充電が可能
EVパワー・ステーションVCGモデルに引き続きVSG3シリーズでも急速充電が可能です。
V2Hシステムが販売されるまでの電気自動車やプラグインハイブリッド車の充電は、自宅に100V・200Vの充電ポッドを設置して行うか高速道路のSA・PA、コンビニに設置されている急速充電器で使って行われていました。
自宅の充電ポッドを使って充電する場合、電圧の強い200V対応の製品を使ったとしても最大出力が性能上3,000Wしか出せないため、充電するのに時間が掛かっていました。
それに対してVSG3シリーズは、200V電源を使いながら6,000Wまで出力できるので、充電時間を約半分まで短縮できます。
電気自動車のなかでも有名な日産リーフ(バッテリー容量60kWh)を200Vの充電ポッドを使用した場合の充電時間は約25時間です。VSG3シリーズは使用した場合の充電時間は約12.5時間で済みます。
充電時間を短縮することによって家庭用太陽光発電システムの余剰電力も最大限生かせるので、電気代節約にも繋がるのでこの機能はVSG3シリーズでも注目されている機能の1つです。
※各家庭の電力契約によっては、急速充電ができない可能性があります。
引用画像:ニチコン VSG3シリーズHP
インテリ充電ができる
インテリ充電とは、ニチコンが独自に開発した機能です。
200V電源を6,000Wで出力し続けるとその時の各電化製品の使用量によっては、ブレーカーが落ちてしまうことがあります。
そこでインテリ充電は、事前に契約容量を登録しておけば各自宅の電化製品の使用状況をリアルタイムで監視して、契約容量を超えないようにしてくれるという機能です。
そのため、普段の生活をしながら電気自動車やプラグインハイブリッド車の充電もしっかりと行えるという特徴があります。
引用画像:EVパワー・ステーションHP
停電時でも高出力
V2Hシステムのメリットは、電気自動車やプラググインハイブリッド車に貯められた電気を災害時の非常用電源として使えることです。
VSG3シリーズのパワーユニット(パワーコンディショナー)は、停電時6,000Wまで出力できるため一度に多くの電化製品を使ってもブレーカーは落ちません。
また、家中の電気をバックアップできる全負荷型になっているので停電時でも普段と変わらない生活ができますし、200V対応にもなっているのでIHやエアコンといった200V電源を必要とする電化製品も使えるという特徴も持っています。
まとめ
今回は、ニチコンの最新型V2HシステムVSG3シリーズについてお話しをさせて頂きました。
ニチコンは、V2Hシステムを世界で初めて市場導入したメーカーとあってVSG3シリーズは他のメーカーよりも高性能です。
また、以前のモデルと比べても小型軽量化されていることもあって、どのような立地条件でも設置できるようになりました。
エコの王様は、ニチコンV2Hシステムの販売・施工実績も豊富に御座いますので、今ニチコンのVSG3シリーズの導入を検討している人は、是非1度問い合わせ下さい!
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