
【2025年最新版】エコキュートのサイズの選びかたは?人数や用途別、おすすめを紹介!
2025/03/28
「ガス給湯器からエコキュートに交換したいけタンクの選び方が分からない。」、「エコキュートの交換を考えているけどタンクを今のままにするか1サイズ大きくするかを悩んでいる。」など貯湯タンク選び方についての問い合わせが増えています。
エコキュートを探す上で「価格」や「メーカー」を重視してタンク容量選びはそこまで重要でないと思っている人も少なくありません。
実はエコキュートのタンク選びは、最も重要だと言えます。
そこで今回は、エコキュートのタンクの選び方や、おすすめ商品について詳しく説明します!
目次
エコキュートにはサイズがあるの?
エコキュートは、ガス給湯器や灯油ボイラーとは異なり、電気代の安い深夜電力(23時~翌朝7時)を使ってお湯を作り、貯湯タンクに貯めて使う「貯湯タンク式給湯器」です。
貯湯タンクの大きさは家族人数やお湯の使用量で決められますが、お湯の使用量に合わない貯湯タンクを選ぶと途中でお湯が使えなくなる湯切れを起こす可能性が高くなります。
頻繁に湯切れが起こって「失敗した!」と思っても貯湯タンクだけを交換することは難しいので、タンク選びは慎重に行いましょう。
エコキュートの仕組みに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートのメリット・デメリットとは?仕組みやおすすめを紹介!
エコキュートでどれくらいのお湯を使っているの?
エコキュートは貯湯タンク容量以上のお湯を使うとお湯が無くなって使えなくなる湯切れを起こします。
多くの人は、「1日にエコキュートでどれくらいのお湯を使っているの?」と考えているはずです。
一般的に私たちがお湯を使っている場所と言えば、「浴室」、「台所」、「洗面所」の3種類です。
3カ所給湯でどのくらいのお湯が使われているかの資料は次の通りです。
上記の資料で言うと4人家族の1日の使用量は次の通りです。
湯張り:180L×1回=180L
シャワー:80L×4回=320L
台所・洗面:35L×4回=140L
合計:640L
になります。
「エコキュートのタンク容量を超えてない?」と感じた人もいるはずです。
エコキュートの貯湯タンク内は、常に90℃のお湯が貯められています。
90℃のお湯を直接給湯すると暑いので出湯直前に水道水と割って設定温度になるように調整されていますので、貯湯タンクの1.5倍~1.8倍のお湯が使えるので安心してください。
※給水温度9度、給湯温度40度で算出しています。
※浴槽の大きさや配管の長さなど設備状況により数値が変化する可能性があります。
参考資料:三菱電機HP
エコキュートのサイズについて
エコキュートのサイズは、各メーカーによってほとんど規格が統一されており、2025(令和7)年3月現在販売されているのは4種類~5種類です。
それぞれのサイズの特徴や注意点を紹介します。
180L~300L
2025年3月現在販売されているエコキュートのなかでタンク容量が小さいのが、180L~300Lタイプです。
主にオール電化になっているマンションなどに導入されていることが多く、戸建て住宅に設置されていることはありません。
需要が無いせいか販売しているメーカーも少なく、受注生産品になっています。
納期も時期などにもよりますが2ヵ月~3ヵ月掛かることが多いので設置年数が古い人は、早目の検討をおすすめします。
マンション用エコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒マンションにエコキュートが設置できるって本当?費用や注意点、おすすめを紹介!
370L
2025年3月現在、戸建て住宅で最も多く設置されているのが370Lです。
家族人数としては、1人~4人家族が適正と言われています。
どのメーカーも370Lの商品ラインナップは非常に多く、同じ容量でも商品を選ぶのに悩んでしまうタイプでもあります。
460L
370Lの次に多くの戸建て住宅に設置されているのが、460Lです。
家族人数としては、4人~6人家族が適正と言われています。
370Lも4人家族まで対応していますが、家族構成や使用頻度によっては湯切れする可能性もあります。
「370Lだったら湯切れが不安。」という人は、1サイズ大きい460Lにすることをおすすめします。
550L
2025年3月現在販売されているエコキュートのなかで最もタンク容量が大きいのが550Lです。
家族人数は、最大で8人家族まで対応できるとカタログに記載されていますので、設置すれば湯切れの心配なく使用できます。
ですが、370Lや460Lとは異なり貯湯タンクがかなり大きくなるので、自宅の外に設置スペースがなければ設置できません。
550Lになると商品ラインナップも極端に少なくなり、販売しているメーカーも少なくなるので460Lで湯切れが頻繁に起きるなど「お湯の量が少ない。」といった状況にならない限りは、550Lは選ばなくても良いでしょう。
エコキュートの家族人数別のおすすめサイズは?
2025(令和7)年3月現在、戸建て住宅に設置されている貯湯タンクの大きさは、「370L」、「460L」、「550L」の3種類です。
貯湯タンク選びをする上で、家族人数は重要です。
それぞれの容量が何人家族に対応しているかを紹介します!
3人まで
3人家族までであれば370Lをおすすめします。
370Lよりも小さい、「180L」や「200L」でも良いと考えている人もいるようですが、「完全に1人暮らし」、「浴槽にお湯を貯めずにシャワーしか使わない。」という人でないとおすすめできません。
おすすめ出来ない理由は、湯切れする可能性が高いからです。
ほとんどの戸建て住宅で1回の湯張りで180Lのお湯を使います。
水道水と割って出湯したとしても貯湯タンク内のお湯は確実に減っていきます。
それに洗面・台所、シャワーで使用したと考えると、湯切れする可能性は極めて高くなります。湯切れしたとしても沸き増しをすれば使えるようになりますが、沸き増しが終わるまでに2時間~4時間掛かります。
沸き増しが終わるまではお湯は一切使えないので不便です。
また、自宅を売却する場合もタンク容量が少ないことから不動産価値が下がるケースも多いのでおすすめできません。
4人家族
4人家族の場合は、貯湯タンクを選ぶときに注意が必要です。
各メーカーのカタログを見てみると4人家族の場合は、「370L」、「460L」のどちらも対応可能と書かれています。
エコの王様でも「タンク容量は今と同じで大丈夫ですか?」と聞くと、「今と同じで大丈夫!」という人もいれば「370Lだったらお湯が足りなくなることがあるので460Lでお願いします。」などさまざまです。
お湯が余る分に問題無いのですが、湯切れすると沸き増しが終わるまではお湯が使えなくなります。
そのため、「お湯の量を気にしながら使うのは嫌だ!」という人や「初めてエコキュートを導入して使い方が分からない。」という人は、460Lをおすすめします。
5人家族~6人家族
家族人数が5人~6人であれば460Lをおすすめします。
この家族人数であれば370Lを購入すると湯切れする可能性が高くなります。
370L~460Lにする際の費用は、メーカーなどによって多少異なりますが2万円~3万円です。
「設置費用が高くなるのは嫌だ。」と思ってタンク選びを間違ってしまって、あとあと後悔したケースが時々がありますので注意してください。
7人以上
家族人数が7人を超える場合や460Lで1日2回湯張りするような状況であれば550Lをおすすめします。
あまりないことですが、家族人数が8人を超える場合は2台目のエコキュートが必要です。
エコキュートは設置場所を見てから決めよう!
貯湯タンクの容量を大きくするとサイズも必然的に大きくなります。貯湯タンクを1サイズ大きくしようと思っても設置スペースが無かったり無理やり設置するとあとで後悔するケースがあります。
2025(令和7)年3月現在販売されているエコキュートには、「角型」、「コンパクト」、「薄型」の3種類のタンク形状があります。
それぞれのタンク形状のサイズを紹介します!
角型
最も多くの戸建て住宅で設置されているのが角型です。
角型であれば、370L~550Lまで商品ラインナップがあります。
それぞれのサイズを紹介します。
エコキュートを設置する際は、自宅の壁から50mm離して設置しますので、壁から塀までの距離が700mm~800mmあれば設置できます。
550Lは表のサイズしか販売されていないので、購入する際は事前に設置スペースの確認が必要です。
※メーカーによってサイズは多少異なります。
参考資料:三菱エコキュートHP
コンパクト
180L~200Lの大きさは、幅430mm×高さ1,830mm×奥行630mmです。
このサイズは、2025年3月現在販売されているエコキュートのなかでは、最も小さいサイズです。
戸建て住宅への設置実績はかなり少なく、マンションでの入れ替え工事がほとんどなので余りサイズを気にしなくても大丈夫です。
薄型
狭小地域や現在設置している給湯器の場所が駐車場や玄関などにある人でもエコキュートが設置できるように開発されたのが薄型エコキュートです。
薄型エコキュートのサイズは次の通りです。
表からも分かるように薄型の場合は、自宅の壁から塀までの距離が500mmあれば設置できます。
省エネ性能や設置費用面など考えると、搬入が難しいケースや設置スペースに薄型しか設置できない場合を除いては、角型を設置すると良いでしょう。
※メーカーによってサイズは多少異なります。
参考資料:ダイキンエコキュートHP
容量別おすすめエコキュートを紹介!
もしかしたら「容量やタンク形状のなかでおすすめ機種を教えて欲しい。」と思っている人も多いのでないでしょうか?
そこでエコの王様がおすすめする商品をおすすめします。
※戸建て住宅で紹介するので、コンパクトタイプは記載しておりません。
370L『三菱 SRT-S376』
各メーカーの370Lエコキュートのなかでエコの王様がおすすめするのが三菱エコキュートSRT-S376です。
エコキュートのトップメーカーである三菱のなかでも人気があるのが今回の機種は、SRT-S376です。
省エネ性能が高く、湯張り時に強力な深紫外線を照射して雑菌の繁殖を防いでくれる「キラリユキープPlus」やお湯を抜いた時にマイクロバブルを発生させて洗浄してくれる「バブルおそうじ」といった衛生面に配慮した機能が付いているも人気の理由です。
2025年度のエコキュートの補助金も13万円受給できるので、購入するなら今がチャンスです!
SRT-S376の商品ページはこちら⇒三菱電機 エコキュート SRT-S376 工事費込みセット
460L『三菱 SRT-S466』
各メーカーの460Lエコキュートのなかでエコの王様がおすすめするのは、三菱エコキュートSRT-S466です。
上記したS376の1サイズ大きいタイプです。
基本性能は、バブルおそうじやキラリユキープPlusなどの衛生面に配慮した機能が付いていますし、補助金も13万円出るのでエコの王様のみならず全国的に人気機種の1つです。
SRT-S466の商品ページはこちら⇒三菱電機 エコキュート SRT-S466 工事費込みセット
550L『三菱 SRT-S556』
もしかしたら「また、三菱!」と思っている人もいるかもしれませんが、2025(令和7)年3月現在550Lのエコキュートを販売しているのは三菱のみです。
三菱の550Lは370Lや460Lと比べても設置費用が高くなる傾向にありますが、三菱SRT-S556は補助金対象機種になっているので費用を抑えて設置可能です。
基本性能は、SRT-S376とS466と同じなので大容量なのにもかかわらず、バブルおそうじやキラリユキープPlusといった衛生面に配慮した機能も付いてるので人気です。
SRT-S556の商品ページはこちら⇒三菱電機 エコキュート SRT-S556 工事費込みセット
その他三菱エコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】三菱エコキュートの特徴や評判、おすすめを紹介!
薄型『ダイキン EQA37・46YFTV』
370L・460Lの薄型エコキュートのなかでエコの王様がおすすめするのは、ダイキン「EQA37YFTV」と「EQA46YFTV」の2つです。
こちらの機種は、2024(令和6)年8月にモデルチェンジした時に販売された最新機種です。
どうしても薄型エコキュートになると水圧が弱くなるという特徴がありますが、ダイキンの機種は角型と同じ「パワフル高圧タイプ」が採用されていて、水圧は業界トップクラスの330kPs(キロパスカル)です。
これだけでなく、お湯をきれいに保ってくれる「おゆぴかUV」という機能が付いているのも人気の理由です。
補助金も10万円まで出るので、購入するなら今がチャンスです!
EQA37YFTVの商品ページはこちら⇒ダイキン エコキュート EQA37YFTV 工事費込みセット
EQA46YFTVの商品ページはこちら⇒ダイキン エコキュート EQA46YFTV 工事費込みセット
ダイキンエコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】新型ダイキンエコキュートの特徴とは?おすすめと販売価格について一挙公開!
まとめ
今回は、エコキュートタンク選びにフォーカスしてお話しさせて頂きました。
貯湯タンク選びは、メーカーや価格よりも重要です。
貯湯タンク選びを間違えると、湯切れを起こして使えなくなって使用感が悪くなります。
メーカーや価格も重要ですが、まずはタンク容量を決めてから購入すると良いでしょう。
エコの王様では、各メーカーのエコキュートを取り扱っておりますし、毎月の施工件数が100件を超えるエコキュートの専門店です。
長年培ってきた経験から「この人数ならどの大きさのタンクが良いか。」や「お湯の使用量からどのタンクが良いか。」も提案が可能です。
今からエコキュートを新しく設置したい人やエコキュートの交換するのにタンク容量選びで悩んでいる人は、是非一度エコの王様に問い合わせ下さい!
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