太陽光発電のカナディアンソーラーとは？特徴や評判について解説！
2023/03/24
「最近、Canadian Solarってよく聞くけどどんな会社？」、「Canadian Solarの特徴やおすすめ商品を教えてください。」など、ここ1年～2年の電気代高騰によって家庭用太陽光発電への注目が集まっています。
そのなかでもエコの王様への問い合わせが多いのは、Canadian Solarの家庭用太陽光発電システムに関する問い合わせです。
Canadian Solarは世界的にも有名メーカーで、日本国内でも100,000棟を超える戸建て住宅に設置されています。
今回は、Canadian Solarの家庭用太陽光発電システムについて詳しくお話しします！
目次
カナディアンソーラーとは？
カナディアンソーラー（Canadian Solar）とは、カナダのオンタリオ州に2001（平成13）年に誕生した太陽光パネルメーカーを指します。
2023（令和5）年3月現在、本社はカナダのオンタリオ州にあって、太陽電池・太陽光パネルなどは中国で生産しています。
生産過程において太陽電池・セル・太陽光パネルの製造を一貫生産しているため太陽光パネルの品質は高いです。
2023年3月までに160カ国を超える国と地域でCanadian Solarの太陽光発電システムが設置されており、出荷された太陽光パネルの総発電量は70GWを超えます。
日本への進出は、太陽光発電システムで発電された電気を国が定めた売電価格で電気を買い取ってくれる、固定価格買取（FIT）制度が始まった2009（平成21）年からでドイツの太陽光パネルメーカーQセルズに次いで2番目の古さです。
日本国内においては、2009年12月から家庭用太陽光発電システムの販売を開始しました。
日本での販売を開始してからも設置件数を順調に伸ばしていき、2018（平成30）年には100,000棟、2020（令和2）年には140,000棟の戸建て住宅にCanadian Solarの家庭用太陽光発電システムが設置されています。
日本国内におけるシェア率は、海外メーカーではQセルズとならんで1位です。
日本でも知名度のある海外太陽光パネルメーカーと言えます。
※GW（ギガワット）とは、1,000,000kWを変換した単位になります。
Qセルズの家庭用太陽光発電システムに関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電のQセルズとは？特徴や価格・評判をについて解説！
カナディアンソーラー太陽光発電の特徴
Canadian Solarの家庭用太陽光発電システムの特徴は、設置費用が安く太陽光パネルの性能が高いことです。
Canadian Solarの家庭用太陽光発電システムには、発電効率が高い単結晶太陽光パネルが使用されています。
太陽光発電システムが本格的に販売され始めた頃は、発電効率が高い単結晶パネルは製造時間が掛かるため費用が高くなります。
ですが、Canadian Solarは太陽光パネルの大量生産に成功したため、低価格で販売できています。
国内メーカーのように国内工場で太陽光発電システムに必要な太陽光パネル・パワーコンディショナー・架台を作らずに、太陽光パネルのみを海外工場で製造して、パワーコンディショナーは国内メーカーの製品を使用することによってさらにコストカットに成功しました。
そのため、多くの日本の戸建て住宅でCanadian Solarの家庭用太陽光発電システムが設置されています。
太陽光パネルの種類に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光モジュールとは？その意味や基礎知識・仕組みを解説！
カナディアンソーラー太陽光発電のデメリットは？
世界的に有名なCanadian Solarですが、デメリットがあります。
Canadian Solarのデメリットは全部で3つあるのでくわしく説明します！
複雑すぎる屋根は対応が難しい
2023（令和5）年3月現在、Canadian Solarが販売している太陽光パネルは長方形しかありません。
そのため、「屋根面積が狭い」・「複雑な屋根形状」には対応できない可能性があります。
2023年3月現在、国内メーカーである京セラ・SHARP・長州産業は複雑な屋根にも対応できるように、台形モジュールやハーフモジュールといった特殊な太陽光パネルが用意されています。
そのため、Canadian Solarよりも発電量が確保できますが台形モジュールやハーフモジュールは製造工程が複雑なため販売価格が高くなりますし、発電量や発電効率は落ちてしまうため費用対効果を考えた際にどちらが良いかを考える必要があります。
京セラの家庭用太陽光発電システムに関する詳しい記事はこちら⇒京セラの太陽光発電の評判は？徹底の理由や寿命について解説！
SHARPの家庭用太陽光発電システムに関する詳しい記事はこちら⇒シャープ太陽光発電の特徴は？口コミや価格を解説！
長州産業の家庭用太陽光発電システムに関する詳しい記事はこちら⇒長州産業の太陽光発電の特徴は？評判や価格について解説！
施工業者によっては取り扱いなし
設置費用が安いCanadian Solarの家庭用太陽光発電システムですが、海外の太陽光パネルメーカーのため施工業者によっては、取り扱いが無いケースがあります。
ですが、2023（令和5）年3月現在Canadian Solarは、世界的な太陽光パネルメーカーですし日本国内においても知名度があるメーカーですので取り扱っていない施工業者は少ないと思います。
まだまだ国内メーカーと比べると海外メーカーの太陽光パネルは認知度が低いというデメリットも持っていますので、Canadian Solarの家庭用太陽光発電システムの設置を検討している場合は、事前に施工業者や販売店に確認すると良いでしょう。
将来的に撤退のリスクがある
海外メーカーの家庭用太陽光パネルメーカーは、将来的に日本市場から撤退する可能性を持っています。
ですが、これは日本の太陽光メーカーにも同様なことが言えます。
2021（令和3）年にPanasonicが2020（令和2）年には三菱電機が太陽光発電事業から撤退しました。
2023（令和5）年3月現在では、国内メーカーよりも海外メーカーの太陽光パネルメーカーのほうが日本市場に残っています。
Canadian Solarは2016（平成28）年に全世界のシェア率が3位になっていますし、日本でのシェア率も海外メーカーのなかで1位なので日本市場から撤退することは考えにくい状況です。
太陽光パネルメーカーが撤退する理由についての詳しい記事はこちら⇒パナソニックの太陽光発電の特徴は？撤退理由や価格・口コミを解説！
カナディアンソーラー太陽光発電はメリットも多い！
Canadian Solarの太陽光発電システムは、複雑な屋根には対応できないや海外メーカーのため撤退してしまう可能性があるといったsデメリットがあります。
ですが、デメリットを超えるメリットが全部で4つあるので詳しく説明します！
低価格・高性能
Canadian Solarの最大のメリットは設置費用が低く、太陽光パネルの性能が高いことです。
経済産業省の調達価格等算定委員会が2023（令和5）年2月23日に発表した、「令和5年度以降の調達価格等に関する意見」を見ると、2023年3月現在の家庭用太陽光発電システムの販売価格は、メーカーや搭載枚数などによって違いはありますが、1kWあたり255,000円が相場だとされています。
それに対して、Canadian Solarの家庭用太陽光発電システムの販売価格は、搭載枚数によって違いありますが1kWあたり200,000円～230,000円が相場です。
政府が定めた販売価格よりも設置費用を抑えられるので、多くの家庭で設置が進んでいます。
また、設置費用が安いのにもかかわらず太陽光パネルの性能が高いこともあって多くの家庭で設置が進んでいます。
2022（令和4）年10月から販売を開始した新型モデルの太陽光パネル1枚で発電量を示す公称最大出力は、太陽光発電業界ではトップクラスの410Wです。
前回モデルの375Wから35W増えたことからも性能の高さが分かります。
家庭用太陽光発電システムの設置費用に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の設置費用はいくら？相場感や補助金について解説！
参考資料：「令和5年度以降の調達価格等に関する意見」経済産業省調達価格等算定委員会
屋根のサイズに合わせられる
Canadian Solarの主力太陽光家庭用太陽光発電システムは、「多種多様な商品を統合し、最適な再生可能エネルギーを届ける。」という意味する「UNITY」と呼ばれる太陽光パネルです。
2022（令和4）年10月から販売が開始された最新モデルHiku6シリーズは、最も公称最大出力が410Wの太陽光パネルをはじめ、315W・270Wの3種類の太陽光パネルが用意されています。
3種類の大きさが違う太陽光パネルの用意されているため、海外のように屋根面積が広くない戸建て住宅でも多くの太陽光パネルを設置できます。
保証が長い
2023（令和5）年3月現在、日本で販売されている家庭用太陽光発電システムの保証は、太陽光パネル製品保証が20年・太陽光パネル出力保証20年、パワーコンディショナーなどの周辺機器保証が10年～15年が一般的です。
それに対して、Canadian Solarの保証は次の通りです。
・太陽光パネル製品保証・・・25年
・太陽光パネル出力保証・・・25年
・周辺機器保証・・・15年
・自然災害補償（有償）・・・10年
他のメーカーの製品保証・出力保証と比べても5年長いというところも注目ポイントではありますが、自然災害補償があることも注目ポイントです。
2023（令和5）年3月現在、日本で太陽光パネルの販売しているメーカーで有償・無償に関わらず自然災害補償があるのはCanadian Solarだけです。
自然災害補償があれば、地震・落雷・台風などで太陽光パネルが故障したり飛んでしまったりした場合、無償で太陽光パネルの修理・交換してくれます。
万が一の災害に備えたい人はCanadian Solarがおすすめです。
※自然災害補償は有償です。（価格は販売価格によって変わります。）
積雪対応可能
Canadian Solarはカナダで誕生した太陽光パネルメーカーです。
カナダは世界でも有数の積雪国のため、Canadian Solarは設計段階から積雪に耐えられる太陽光パネルを開発してきました。
太陽光パネルの表面も黒色になっているため、屋根の景観を崩すことも少ないことから日本の積雪地域でも設置可能です。
また、カナダの厳しい自然環境に耐えられるように設計されているため、重塩害・塩害地域に設置できるのも特徴と言えます。
※重塩害地域とは、海岸線から1km以内の地域を指します。
※塩害地域とは、海岸線から2km以内の地域を指します。
※重塩害・塩害地域に家庭用太陽光発電システムを設置する場合は、パワーコンディショナーは屋内に設置しなければなりません。
カナディアンソーラー太陽光発電の評判
Canadian Solarは、設置費用を抑えられることや保証年数が長いなどメリットがあります。
ですが、これからCanadian Solarの家庭用太陽光発電システムを導入しようと検討している人からすると「実際使ってみての感想が知りたい。」と思っているはずです。
エコの王様で実際にCanadian Solarの家庭用太陽光発電システムを設置した人たちの感想をいくつか紹介します。
前々から太陽光発電を設置したいと思っていて、いろんなメーカーを調べていました。
発電量も大事ですが安い買い物ではないので、費用重視で探していました。
探しているなかで目に留まったのがCanadian Solarでした。
最初は海外メーカーだったので大丈夫かと思っていましたが、エコの王様の担当者の担当者から「Canadian Solarは世界的にも有名なメーカーですし、エコの王様でも1番人気ですよ！」と言われて設置を決めました。
設置してからの発電量も満足できる数値だったので、設置して良かったです。
50代女性
電気代も高いし太陽光発電を設置して電気代の節約をしたいと思って色々なメーカーを調べました。
そのなかで世界での設置件数だけでなく日本での設置件数が多いCanadian Solarを見つけました。
カタログなどを見ていると太陽光パネル1枚の発電量も多いですし、発電効率も高いことが分かりました。
保証年数などを見ても充実しているので設置を決めました。
我が家は、4.5kW設置したのですがある日の発電量がパワーコンディショナーの容量と同じぐらい発電していたので選んで良かったと思いました。
40代男性
エコの王様でCanadian Solarの家庭用太陽光発電システムを設置した人は、「設置費用の安さ」、「太陽光パネルの性能」で選んでいます。
低価格で高性能の家庭用太陽光発電システムの導入を検討されている場合は、Canadian Solarがおすすめです。
カナディアンソーラー太陽光発電のおすすめ
2023（令和5）年3月現在、Canadian Solarが販売している家庭用太陽光発電システムは1種類です。
性能と特徴、価格について説明します。
Hiku6シリーズ
Hiku6シリーズは、2022（令和4）年に販売が開始された最新モデルの家庭用太陽光発電システムです。
最大の特徴は、太陽光パネルの発電量です。
Hiku6シリーズの前に販売されていたHikuシリーズの公称最大出力は、375W・300W・250Wの3種類です。
それに対して最新モデルは、410W・315W・270Wと前のシリーズと比べても発電量が増えて、太陽光パネル製品保証が25年、出力保証が25年となり以前よりもグレードアップしました。
また、屋根面積に合わせて315Wと270Wを組み合わせて使ったり315Wと270Wを単独でも設置できるので、しっかり発電量を確保できます。
設置費用は、太陽光パネルの設置枚数によって違いはありますが、1kWあたり200,000円～230,000円程度です。
Hiku6シリーズの性能と価格をまとめた表は次の通りです。
| 型番 | CS6R-410MS | CS6RA-315MS | CS6RB-270MS |
| 公称最大出力 | 410W | 315W | 270W |
| サイズ | 1,722×1,134×30 mm | 1,352×1,134×30 mm | 1,722×767×30 mm |
| 1kWあたりの価格（税込） | 200,000円～230,000円 | ||
Canadian Solarの商品ページはこちら⇒Canadian Solar 太陽光発電 4.51kwシステム 工事費込みセット
太陽光発電カナディアンソーラーのまとめ
みなさんいかがだったでしょうか？
今回のお話しをまとめると、
・Canadian Solarはカナダで発祥の太陽光パネルメーカー！
・Canadian Solarの家庭用太陽光システムの特徴は低価格であること！
・Canadian Solarの家庭用太陽光発電システムのデメリットは全部で3つある！
・Canadian Solarの家庭用太陽光発電システムのメリットは全部で4つある！
・エコの王様がおすすめするCanadian SolarはHiku6シリーズ！
Canadian Solarは、世界的にも有名な太陽光パネルメーカーです。
低価格で高性能の家庭用太陽光発電システムを販売していることもあって、エコの王様で1番人気の製品です。
Canadian Solarの家庭用太陽光発電システムの設置を検討されている人は、エコの王様にお問い合わせ下さい！
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自身が提案したお客様宅での施工不良に起因するお客様トラブルを経験するうちに、「提案された商品が安心・安全に使えるような状態でお客様のところに届けられる誠実で質の高い施工業者を作りたい」という思いで職人の世界へ。
業界内ではまだまだ若手の部類だが、オール電化や太陽光発電の施工経験・知識も豊富で頼れる職人頭。
