エコキュートの買い替えはどれにするべき?絶対に失敗しない選びかた
2021/02/18
こんにちは!エコの王様です!
エコの王様では、毎月100件以上のエコキュートの施工実績がございますが、電気温水器やエコキュートからの買い替えを検討されているお客様からのお問い合わせを数多く頂きます。
「給湯器の買い替えは初めて」という方がほとんどですし、買い替えのご経験があるという方も「10年以上前のことなので、覚えていない」、「最新の商品のことも調べて購入したい」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はエコキュートを初めて買い替える方でも失敗しないように、買い替えの際の重要なポイントを伝授します!
目次
エコキュートの買い替え時期
まずは、エコキュートの買い替えが必要になるのはどんなときでしょうか?簡単に整理しておきましょう。
給湯器が故障した
今使っている給湯器が故障してお湯が出ないという場合には、もちろん給湯器の交換が必要になります。
部品がなくてそもそも修理ができないという場合には、交換という選択肢しかないですが…。
修理も出来るといわれた場合には、交換か修理、どちらにするというところで悩むところですよね。
「修理よりも交換」になる目安としては
・修理費用に10万円以上かかるといわれた
・設置から10年以上経っていて、今まで2度、3度修理して使っている
以上のような場合には、修理費用に見合った年数を、その後も継続して使い続けられる見込みが低いので、交換も視野に入れて検討されるのが良いでしょう。
エコキュートの耐用年数を経過した
エコキュートは設置から12年~15年ほどで寿命を迎えるといわれています。もちろん、耐用年数を過ぎても問題なく動いているエコキュートもございますが、多くは15年前後で交換が必要になることが多いです。
実際に故障してしまってから交換を検討し始めたのでは、元通りお湯が使えるようになるまで時間がかかりますし、焦って色々なことを決めないといけないので正しい判断が出来るとも限りません。
10年以上同じ給湯器をご利用されているという場合には、早すぎる買い替えということでもありません。
壊れて完全にお湯が出なくなる前に、買い替えを検討するのも良いでしょう。
10年以上使用したエコキュートを買い替えるメリット
「故障もしていない給湯器を交換するのってもったいないでしょ?」と考えている方も多いと思います。
壊れる前にわざわざ新しい物に買い替えるメリットって薄そうですもんね。実は、10年以上使い続けているエコキュートに関しては、買い替えによるメリットも大きいのです。
買い替えによって得られる意外なメリットについてご紹介していきます。
省エネ性能が高く、電気代が安くなる
エコキュートもエアコンや冷蔵庫などの他の電化製品と同じように日々、性能が向上するように改良されています。10年以上前の製品と比べると省エネ性能が向上している物も多いので、買い替えることで電気代の節約にもつながります。
また、古くなった電化製品はどうしても燃費も悪くなりがちです。
エネルギー資源の高騰で電気代も高くなる傾向にありますので、節電に努めたい方には買い替えも一考の余地があるでしょう。
便利な機能が充実している
最新型のエコキュートには10年前の機種にはなかった便利な機能が充実しています。
お湯張りしたお湯を銀イオンの力などで清潔に保つ機能や、マイクロバブルを発生させて手軽に泡入浴を楽しめる機能、太陽光発電の余剰電力を利用して昼間の沸き上げ機能などが搭載されています。
特に太陽光発電との連携機能は、卒FITを迎えた太陽光ユーザーにとって余剰電力の活用手段として、喜ばれています。
時間に余裕をもって買い替えできる
故障してからの買い替えで大丈夫と思っていても、タイミングによってはすぐに給湯器の買い替えが出来ず、数日~数週間お湯が使えない状態になってしまうことも…。
冬場は給湯器の故障も多く、商品の在庫や工事のスケジュールもいっぱいになりがちです。
特にこのコロナ禍と世界的な半導体不足の影響で、エコキュートの生産状況も大幅に遅れており、商品によっては数か月以上納品に時間がかかっている状況です。
壊れてから探せば良いだろうと思っていると、思わぬ落とし穴が待ち受けている可能性も…。
設置してから10年以上経過しているエコキュートは、いつ壊れてもおかしくないので、寒い冬にお湯が使えない状況は耐えられないという方は早めの交換をおススメ致します。
エコキュートの買い替えにかかる費用について
実際にエコキュートを買い替える費用っていくらぐらいかかるものなんでしょうね?
エコキュートから同じタイプのエコキュートに交換する場合には、35万円~45万円くらいが費用の相場になるかと思います。
マンションタイプのものや、床暖房に対応しているエコキュートなどのお切り替えの場合には、通常のエコキュートの交換よりも割高になります。
エコキュートの交換工事で費用が特に掛かってしまうケースとしましては、
・設置場所を今の場所から移動させたい
・設置場所と浴室までの距離が遠く、配管が長い(5m以上)
・搬入、搬出にユニックなどの機材を使っての搬入が必要な場合
・基礎工事のやり直しが必要な場合
・追い炊き用の配管を新設(フルオートタイプに切り替える場合)
・配管に凍結防止用のヒーターを取り付ける(寒冷地の場合)
などの場合がございます。
見積もりのときに、工事のことで気になる点があれば相談しておきましょう。
エコキュートの買い替えで補助金はもらえる?
最近は蓄電池や電気自動車などの導入で補助金をもらえることが増えてきました。エコキュートも省エネ機器の1つですので補助金が活用できれば良いですよね。
残念ながら、エコキュートへの国からの補助金は出ていません。数百万円する蓄電池や電気自動車と違い、価格も安くなっているので仕方がないですが…。
地方自治体によっては、エコキュートの買い替えや新規設置の際に補助金を受け取れるところもあるので、気になった場合には、お住まいの自治体に問い合わせてみるのが良いでしょう。
エコキュートの買い替えで選ぶポイント
エコキュートを買い替える際に気を付けておきたいポイントがいくつかございます。
こちらの3大ポイントを押さえておけば、買い替えも大成功間違いなしです!
給湯性能
エコキュートの給湯器の性能の違いに応じて、金額も取り付け工事の内容も変わってきます。
エコキュートには、「フルオートタイプ」、「オートタイプ」、「給湯専用タイプ」の3種類がございます。
基本的には今と同じグレードの物か、機能面で優れている「フルオートタイプ」にお切り替えされる方がほとんどです。
・「フルオートタイプ」は追い炊きや自動保温などの機能が付いている、一番スペックの高いタイプになります。ハイスペックなものでは、お湯張り以外にも浴槽に泡を発生させる機能や、配管の自動洗浄、凍結防止機能などが付いています。最も販売台数が多いのが、こちらのフルオートタイプのエコキュートになります。
・「オートタイプ」は自動の湯張りや高温足し湯の機能だけが付いたタイプの給湯器です。今ついている電気温水器はこのタイプが非常に多いようです。
・「給湯専用タイプ」は浴槽に穴を開けずに、蛇口からお湯を落としてお湯張りをする、最もシンプルなタイプです。配管工事などが必要ないですし、元々の本体費用も一番安いです。
エコキュートのタイプ別の機能の違いに関する詳しい記事はこちら⇒初めてのエコキュート2 給湯専用・セミオート・フルオート それぞれの機能
容量
エコキュートを選ぶうえで、タンクの容量というのは最も失敗が出来ないポイントの1つです。
ご利用するご家族の人数に合わせて、容量を選んでいくのが基本です。
370L、460L、550Lの3つのサイズが一般的です。
エコキュートのタンク容量の選び方に関する詳しい記事はこちら⇒エコキュートのベストな大きさ・容量ってあるの?適切なタンク容量の選びかた
環境
お住まいの地域が海に近い場合には「塩害仕様」のエコキュートを、‐10度以下に冷え込む時期がある地域では「寒冷地仕様」のエコキュートを設置することをおススメします。
また、設置するスペースが狭く、通常の角型のタイプのエコキュートが置けない場合には、薄型のタイプのエコキュートであれば設置が出来るということもあるでしょう。
環境に合った最適なエコキュートを選んで設置するように注意しましょう。
買い替えまでの日数
商品の購入が決まったら、納品される日にちを確認しましょう。
人気のあるメーカーや、人気の商品などは生産されている台数も多いので、数日~1週間程度で買い替えることが出来ますが、商品の種類によっては注文してから納品されるまでに数か月かかる場合がございます。
急ぎで買い替えを希望する場合には、販売店に在庫の有無を確認してから検討するほうが良いでしょう。
エコキュートの買い替えにかかる日数
エコキュートの買い替えにはどれくらいの日数がかかるのでしょうか?買い替えすることが決まったら、まずは販売店に商品を注文する必要があります。販売店が在庫を持っているかどうかによって商品の納期も異なります。
在庫のない商品を購入する場合、販売店からメーカーに発注をしてもらって、希望の商品が納品されるのを待ちます。
無事に希望の商品が納品されれば、販売店と工事日を相談して、工事をしてもらいましょう。
買い替え工事はほとんどのケースで1日で終わります。工事当日の夜にはお湯が使えるようになりますのでご安心下さい。
買い替えに日数がかかるエコキュート
一部のエコキュートはメーカーの受注生産となっており、注文してから納品されるまで数か月かかるものがございます。以下のような機種をご検討の際は早めの注文をおススメ致します。
塩害仕様
海岸線に近い地域でエコキュートを利用する場合、錆や潮風による腐食を防止するための加工がされている「塩害仕様」のエコキュートが推奨されています。
塩害仕様のエコキュートに関しては、各メーカー受注生産となっています。
発注してから納品までに約2か月かかります。
屋内設置用
オール電化のマンションなどで使用されている屋内設置専用のエコキュートも受注生産となっています。
発注してから商品が納品されるまで約2か月かかります。
マンションの規約によっては一般地用でも設置できることもありますので、お急ぎの場合は、管理組合やマンション規約などを確認してから問い合わせるようにして下さい。
エコキュートの買い替え業者の選び方
購入したいエコキュートが決まったら、次は工事をしてもらう業者を選ばないといけません。
ついつい、価格だけを見て判断しがちですが、他にも重視するべきポイントもたくさんございます。
注意して見比べて頂きたいポイントをお伝えしていきます。
保証やメンテナンスが充実している
新しいエコキュートに買い替えると保証内容が新しくなります。エコキュート自体に元々備わっている商品保証は1~3年くらいです。メーカーの延長保証に加入すれば最長で10年まで保証期間を延長することが出来ます。
メーカーの10年保証の費用は約3万円程度で誰でも加入することが出来ますが、10年保証も込みで価格を表示している販売店と、保証の加入は別料金としている販売店の2種類があります。
また、エコキュートの商品保証では、本体以外の配管や配線などの修理は対応してくれません。工事に使用した配管や配線に関する保証は、工事業者が別途保証を設けていることがあります。
工事保証に関しては1年~15年までと工事業者によって様々です。もちろん、保証が一切ない業者もあります。
値段が安いかわりに保証がまるっきりついていない業者もありますので、見積もりの際にきちんと確認しておきましょう。
工事は自社施工か下請け業者か
エコキュートを販売している業者は数多くありますが、工事まで自社のスタッフで行なっている業者はとても少ないです。大手の家電量販店などはすべて下請け業者に工事を任せています。
自社施工の業者の方が工事の質も良く、設置後の点検や修理などの対応も早いことが多いです。
工事の内容や設置後のフォロー体制まで気になる方は確認してみるのが良いでしょう。
対応エリア内かどうか
インターネットで業者を検索するときには、ご自身の住まいが対応エリア内かを確認しておきましょう。
対応エリア外であれば、工事に来てもれなかったり、交通費が余計にかかってしまうこともあります。事前にきちんと確認しておきましょう。
相見積もりを取る
余裕をもって買い替えるときには、複数の業者から見積もりを取ることをおススメします。
先に述べた保証の内容や工事業者などは1社だけ見積もりを取ったのではわかりにくいことが多いです。
見積書の内容をきちんと確認しておくことで、勘違いによる余計なトラブルを防ぐことが出来ます。
エコキュート買い替えのおすすめメーカー
エコキュートの買い替えの際に人気のあるメーカーをご紹介します!
ちなみにエコの王様では、三菱・東芝・日立の3メーカーのエコキュートがよく売れています。
三菱
三菱は日本国内のエコキュートのシェアナンバーワンということもあり、数多くお問い合わせを頂きます。
三菱エコキュートには、通常の泡の約1000分の1の大きさのマイクロバブルを使って配管の洗浄をより強力におこなってくれる「バブルおそうじ」の機能や、浴槽のお湯を循環させるときにお湯の中に紫外線を照射してお湯の中で雑菌が繁殖するのを防いでくれる「キラリユキープ」という機能が付いています。
衛生面に特化したエコキュートというイメージが強いですね。
毎日のように使うものですので、少しでも長く清潔なまま使いたいという方にはおススメです。
パナソニック
パナソニックのエコキュートの特徴は豊富な機能とラインナップですね。消費者の需要に合わせて様々なラインナップが用意されています。種類があり過ぎて違いがわからない…。というくらい本当に種類が多いです。
また、便利な機能もたくさん搭載されています。
専用アプリで外出先からでもお湯張りやお湯の沸き上げなどの操作をすることが可能になりました。
また、浴室リモコンに搭載された人感センサーが、浴室に人が入室したことを検知して自動で湯温を調整してくれる「エコナビ」の機能や、お風呂の残り湯から熱だけを回収して、翌日のお湯張りに活用する「ぬくもりチャージ」など省エネに関する機能も人気があります。
もちろん、最近流行の太陽光発電との連携機能も備わっています。
省エネに関心の高い方は、パナソニックのエコキュートもおススメです。
東芝
東芝のエコキュートの人気のポイントは「耐久性」と「価格」です。
耐久年数がまだはっきりしていないエコキュートですが、東芝はメーカー独自の保証が全メーカーでも最長の「5年」付いています。
他のメーカーのエコキュートに関しては、保証期間が1~2年ということがほとんどですからそれだけ自社の製品の耐久性に自信があることの表れだと言って良いでしょう。
また、東芝のエコキュートは同等の性能で比較しても、他メーカーと比べて導入費用が抑えられるというのも大きなポイントです。
「急な故障で予想外の出費が痛い…。」という方も多いと思います。少しでも費用を抑えて交換したいというご希望をお持ちの方には、東芝のエコキュートをおススメしております。
日立
日立のエコキュートは「水道直圧式」と呼ばれる独自の給湯方式を採用しており、ガスや灯油の給湯器と変わらない水圧でお湯をご利用いただくことが可能です。
今使っている電気温水器やエコキュートが「シャワーがちょろちょろしか出ない」、「台所でお湯を使うと他のところでお湯が出ない」などの不満をお抱えの方に関しては日立のエコキュートがおススメです。
その他、井戸水を使用している地域にお住いの方向けに、「井戸水対応」のエコキュートも販売されています。
ダイキン
エアコンなどの空調設備で有名なダイキン。エコキュートにもエアコンなどと同じヒートポンプが使用されているので、その実績からか根強いファンも多いです。
ダイキン製のエコキュートは派手さはないですが、太陽光発電との連携やオプションで泡入浴に対応していたりと、流行の機能はきちんと押さえているので安心して選べます。
シャワーの水圧も他メーカーよりも高めに設定されていますので、ガスから初めてエコキュートに切り替える方でも安心してご利用頂けます。
ざっくりまとめると・・・
配管の洗浄など衛生面を重視される方は「三菱」
省エネや便利な機能を使いたい方は「パナソニック」
価格面や耐久性などを重視される方は「東芝」
ガスや灯油の給湯器と変わらない水圧、水質をご希望される方は「日立」
手軽に泡入浴や太陽光と連携させる機能を使いたいと
のエコキュートがおススメです。
エコの王様での売れ筋商品のランキングはこちら⇒選んでよかった!エコキュートランキング3選【エコの王様厳選】
エコキュート買い替えのまとめ
エコキュートを買い替える時期の目安や、注意するポイント、おススメのエコキュートのメーカーについてまとめていきました。
エコキュートは寿命も10年以上とかなり長く使えるものですが、冷蔵庫やエアコンなどと同じで、いずれ買い替えが必要なときが来ます。
そのときに適切なものに買い替えできるように、失敗しなくて済むようにこちらの記事が1人でも多くの方のお役に立てば幸いです。
エコキュートの買い替えをご検討の際は、ぜひエコの王様までご連絡ください!
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