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今後はV2Hの時代がやってくるって本当?電気自動車が世の中にあふれる世界に

2022/01/28

  「V2Hは電気自動車との相性が良いって聞くけど、どれくらい設置されているの?」、「電気自動車とV2Hとの関連性は?」、「電気自動車とV2Hがあればどれくらいの間、電気が使えるの?」などV2Hシステムに関するお問い合わせを毎日頂きます。

V2Hシステムがあれば停電時でも電気自動車に貯められた電気を使えますし、充電時間も従来の半分で満充電にできます。

今回は、電気自動車とV2Hシステムの関連性やV2Hシステムがあることによって停電時にどれぐらい電気が使えるかなどを詳しくお話します。

 

電気自動車とV2Hの関連性について

V2Hシステムとは、「Vehicle to home」の略称で、日本語直訳すると「クルマから家へ」という意味です。

電気自動車は、自宅で充電することはできても貯められた電気を自宅で使えませんでした。

V2Hシステムは、電気自動車に貯められた電気を自宅で使えるようにした給電システムです。

どの電気自動車もV2Hシステムが使えるわけではなく2022(令和4)年1月現在、V2Hシステム対応車種は8車種です。

V2Hシステムの役割は、電気自動車に貯められた直流電流を自宅の各電化製品で使えるように交流電流に変換します。

電気自動車に充電する時は、自宅で使われている交流電流を電気自動車に貯められるように直流電流に変換します。

また、従来の電気自動車用充電スタンドやEVコンセントを使って電気自動車を充電するよりも半分の時間で満充電にできます。

電気自動車とV2Hシステムの関連性は高いと言えます。

V2Hシステムの仕組みに関する詳しい記事はこちら⇒V2Hとは?家庭用電気にしてくれるその仕組みについて徹底解説!

V2Hシステム対応車種に関する詳しい記事はこちら⇒【2021年最新版】V2Hの対応車種を完全網羅!メーカーや車種を解説

 

自然災害の多発によりV2Hが注目を集めている

自然災害の強大化によって、停電が何日も続いているのをテレビ報道などで目にされたことがあるはずです。

夏場に停電が起こると、エアコンや冷蔵庫が使えなくなり、熱中症になったり冷蔵庫の中の食品を腐らせてしまったりします。

冬場に停電すると暖房が使えないので体調を崩しやすくなります。

V2Hシステムが開発されたことによって、停電時でも各電化製品が使えるようになりました。

V2Hシステムを設置することによってどれくらいの間、電気が使えるかをご紹介します。

 

V2Hがあるおかげで数日生き延びられる

V2Hシステムには、家庭用蓄電池のような蓄電機能はありません。

家庭用蓄電池も停電時に活躍してくれる製品でありますが、V2Hシステムと家庭用蓄電池には大きな違いがあります。

それは家庭用蓄電池とV2Hシステム対応車種のバッテリー容量(蓄電容量)の違いです。

家庭用蓄電池の蓄電容量は、一番大きな蓄電池でも16.6kWhです。電気自動車のバッテリー容量は、最も多い日産リーフe+が62kWhです。

蓄電容量にここまで差が出るのは、家庭用蓄電池で使われているリチウムイオン電池が高温によって爆発の危険性があるためです。

消防法でも家庭用蓄電池の蓄電容量は20kWhまで決められていることもあって、少なくなっています。

日産リーフe+の場合で考えると、満充電の場合であれば使う電化製品や電化製品の消費電力によって多少の違いはありますが、3~4日分の電気を賄えます。

V2Hシステムの中でも、ニチコン「EVパワー・ステーション プレミアムモデル」であれば、停電時に家中の電気をバックアップできて、200v電源を必要とするエアコンやIHなどが使える全負荷200v対応になっているので、停電時前と同じ生活が送れます。

全負荷200v対応V2Hシステムは、他のV2Hシステムよりも消費電力が増えるため電気自動車のバッテリーが早くなります。

停電時に全負荷200v対応V2Hシステムを使う時は、使う電化製品の種類や時間を決めておく必要があります。

V2Hシステムの性能に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年最新版】V2Hの施工方法や本体の選びかたについてを詳しく解説!

各電化製品の消費電力に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の容量はどれくらいが適切?失敗しない蓄電池の選びかた

 

V2Hの今後の未来どれくらい普及するの?

V2Hシステムが普及するためには、V2Hシステムに対応した電気自動車・プラグインハイブリッド車・水素自動車の普及が不可欠です。

2022(令和4)年現在、V2Hシステム対応車種は8車種ということもあり普及は余り進んでいません。

2015(平成27)年から販売が開始されて2019(令和元)年までに販売された台数は6,000台です。

政府も各自動車メーカーも2030(令和12)年には、ガソリン車の販売を止めて全ての車種を電気自動車にする方向で動いているので、今後はV2H対応車種も増える見込みです。

設置費用に関しても2022年現在、約80万円(税込)~約130万円(税込)の費用が必要です。

今後はV2Hシステムの設置費用も下がり、さまざまなご家庭が普及が進むと見込まれています。

V2Hシステムの設置費用に関する詳しい記事はこちら⇒V2Hの価格はどれくらい?設置費用について徹底解説!

 

V2H今後のまとめ

みなさんいかがだったでしょうか?

今回のお話をまとめると、

・電気自動車とV2Hシステムの関連性は高い!

・V2Hシステムがあれば自然災害で停電になったとしても3~4日は電気が使える!

・V2Hシステムは将来的に販売台数は伸びる見込み!

V2Hシステムが普及するためには、電気自動車の普及が不可欠ではありますが、今後は電気自動車の普及が増える見込みなので、将来的には電気自動車とV2Hシステムがどのご家庭にもあるような時代がやってきます。

エコの王様にもV2Hシステムに詳しいスタッフが居りますので、分からないことがあればお気軽にお問い合わせ下さい。

⇓⇓⇓V2Hに関するお問い合わせは下のバナーをクリック!⇓⇓⇓

この記事を書いた人: 清家 和馬
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