シャープの蓄電池のメリットデメリットは?おすすめを紹介!
2022/09/15
「シャープはテレビや空気清浄機が有名だけど、蓄電池ってどうなの?」、「シャープの蓄電池の特徴って何?」、「シャープ蓄電池のメリット・デメリットを教えて欲しいです。」など、シャープの家庭用蓄電池に関するお問い合わせが増えています。
テレビや空気清浄機で有名なシャープですが、実は家庭用蓄電池も性能が高くて人気があります。
今回は、シャープ家庭用蓄電池の特徴やメリット・デメリット・おすすめ商品についてご紹介します!
目次
シャープは国内シェア率1位!
シャープの家庭用蓄電池は、2017(平成29)年~2019(令和元)年まで国内の家庭用蓄電池シェア率で1位です。
国内シェア率1位の理由は、シャープ家庭用太陽光発電システムが国内シェア率1位のためです。
シャープは、テレビ(AQUOS)や空気清浄機(プラズマクラスター)などのイメージが強いメーカーですが、実は家庭用太陽光発電システムにも力入れています。
1994(平成6)年に日本で初めての家庭用太陽光発電システムである、SUN BISTA(サンビスタ)の販売を開始しました。
主力の太陽光パネルはBLACK SOLAR(ブラックソーラー)と言われる製品で、変換効率が高く屋根に載せても自宅の美観を損なわないことや積雪地域にも設置できるということから日本全国で普及しました。
シャープの家庭用太陽光発電システムは種類が豊富なため、各家庭にあった太陽光パネルを設置可能です。
2016(平成28)年には、家庭用太陽光発電システムの設置件数が日本国内で1位になりました。
シャープの家庭用蓄電池は、同じシャープ製の家庭用太陽光発電システムを設置している家庭向けに開発されました。
家庭太陽光発電システムの売電に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年】太陽光発電の買取価格はいくらくらい?年々下がり続けている理由について
シャープ蓄電池の特徴は?
日本でシェア率1位のシャープ家庭用蓄電池には、どのような特徴があるかがどうかが気になっている人も多いと思います。
シャープ家庭用蓄電池の特徴は、全部で4つあるので詳しくお話しします!
消費電力に合わせて選べる
シャープ家庭用蓄電池は、自宅の電気使用量によって「コンパクト」・「ミドル」・「大容量」の3種類から選べます。
家庭用蓄電池は、家庭用太陽光発電システムの余剰電力と電気代の安い深夜電力(23時~翌朝7時)を貯められます。
貯められた電気を停電時に非常用電源として使えます。
ですが、家庭用蓄電池の容量には限界があります。
一度に消費電力が大きい電化製品を何種類も一度に使うと、貯められている電気は早くなくなります。
私たちが普段使っている主な電化製品の消費電力は次の通りです。
電化製品名 | 消費電力 |
携帯電話・スマートフォンの充電 | 約15W |
照明器具 | 約100W |
冷蔵庫 | 約150W~約500W |
テレビ | 約150W~約300W |
炊飯器 | 約350W~約1,300W |
洗濯機(洗濯時) | 約200W~約400W |
掃除機 | 約850W~約1,000W |
エアコン | 約800W~約1,000W |
電子レンジ | 約1,300W |
アイロン | 約1,200W~約1,400W |
ドライヤー | 約1,200W |
IHクッキングヒーター | 約1,400W~約3,000W |
シャープ家庭用蓄電池を導入する場合は、停電時に「どの電化製品をどれくらい使いたいか」を事前に考えて購入すると良いでしょう。
家庭用蓄電池の容量と各電化製品の消費電力に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の容量はどれくらいが適切?失敗しない蓄電池の選びかた
電気を有効活用できる
シャープ家庭用蓄電池は、「クラウド蓄電システム」と呼ばれるハイブリッド型蓄電池を採用しています。
ハイブリッド型蓄電池は、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが一体になったシステムを指します。
ハイブリッド型蓄電池と一般的な蓄電池の違いは、パワーコンディショナーの数です。
ハイブリッド型蓄電池のパワーコンディショナーは1台に対して、一般的な蓄電池は家庭用太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが別々になっています。
家庭用蓄電池の充電は、家庭用太陽光発電システムの余剰電力と深夜電力(23時~翌朝7時)を使います。
家庭用蓄電池に貯められる電気は直流電流に対して、余剰電力や深夜電力は交流電流のため直接家庭用蓄電池に充電することはできません。
ハイブリッド家庭用蓄電池は、パワーコンディショナーが1台のため電気を変換する時の変換ロスは少なく、電気を効率良く電気を使えます。
ハイブリッド型蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒家庭用蓄電池とは?仕組みやメリット・デメリットを初心者向けに解説!
HEMSで経済性と安心性の向上
HEMSとは、「Home Energy Management Service」(ホーム エナジー マネージメント サービス)の略称です。
自宅内で使用している機器について、一定期間の使用量や稼働状況を把握して、電力使用量の最適化を測るシステムです。
HEMSがあれば、各電力会社から買っている電気量・家庭用太陽光発電システムの発電量・売電量・家庭用蓄電池の充電量を見れます。
電気の見える化ができる機器のため、家庭内で節電意識を高められます。
シャープ製のHEMSと家庭用蓄電池を組み合わせて使うことによって、HEMSが気象情報とリンクして停電の可能性がある気象警報が発令された場合は、万が一に備えて満充電にします。
HEMSと家庭用蓄電池を併用して使うことによって、経済性と安心性が向上します。
HEMSに関する詳しい記事はこちら⇒V2HとHEMSって何?関連性や特徴についてを解説
停電しても使える
2022(令和4)年9月現在販売されている家庭用蓄電池のなかには停電が発生した場合、すぐに貯められた電気を使えないことがあります。
そのようななかでシャープ家庭用蓄電池は、停電しても貯められた電気をすぐに使えます。
シャープ家庭用蓄電池を「自立運転モード」に設定しておけば停電が発生したとしても1秒~2秒で電気が使えるようになります。
また、停電状態が終わった後も自動で放電を止める機能も付いています。
シャープ蓄電池のメリットは?
シャープ家庭用蓄電池には、どのようなメリットがあるかが気になる人も多いと思います。
シャープ家庭用蓄電池のメリットは、全部で4つあるのでご紹介します。
AI機能が付いている
シャープ家庭用蓄電池には、AI(人工知能)「COCORO ENERGY」(ココロエナジー)が搭載されています。
AIは日々の電気使用量を学習して各家庭のライフスタイルによって充電量や放電量を調整します。
また、AIはインターネットを通して一日の日射量などの情報を入手し、深夜電力の充電量が増やしたり減らしたりします。
シャープ家庭用蓄電池のAIには、蓄電池業界として初めての「雷注意報連携」と言われる機能が搭載されました。
雷注意報連携が搭載されたことによって急な落雷が原因となって停電が発生しても、事前に貯められた電気を使えるので安心性が向上します。
保証期間が長い
シャープ家庭用蓄電池は、他のメーカーよりも保証期間が長いです。
家庭用蓄電池本体とパワーコンディショナーの保証は10年(無償)です。
本体保証自体は、他の家庭用蓄電池メーカーと変わりはありません。
ですが、シャープの家庭用蓄電池が他と違う点は、リモコンの保証年数です。
シャープ以外のリモコンの保証年数はメーカーによって違いはありますが1年~5年に対して、シャープは本体と同じ10年です。
また、家庭用蓄電池はメーカーによっては、増設できる製品もあります。
シャープ家庭用蓄電池を増設した場合は、最初に設置した家庭用蓄電池の残りの保証年数になりますが、シャープの家庭用蓄電池は増設分も同じ10年間が保証されるため、保証年数が長いです。
有償でも保証期間が15年
シャープ家庭用蓄電池は、本体保証を10年か15年かのどちらかを選べます。
保証年数を15年にした場合は、有償になります。
15年保証にした場合は、設置後15年間は充電可能容量の50%~60%を保証してくれます。
有償にはなりますが、保証内容は充実しているため安心を買うという意味では検討の余地があります。
延長保証の費用は家庭用蓄電池の容量によって違いますが、33,000円(税込)~95,700円(税込)の費用が必要です。
蓄電池名 | 金額 |
JH-WB1621 | 33,000円(税込) |
JH-WB1821/JH-WB1622 | 55,000円(税込) |
JH-WB1711 | 44,000円(税込) |
JH-WB1711×2台 | 50,600円(税込) |
JH-WB1921×2台 | 95,700円(税込) |
JH-WB2021 | 60,500円(税込) |
※保証年数を10年か15年にするかは、設置してから1ヵ月以内に決める必要があります。
※増設できるシャープの家庭用蓄電池は、JH-WB1711とJH-WB1921の2機種です。
参考資料:シャープ クラウド蓄電池 HP
使いやすい
家庭用蓄電池の大きさは、メーカーや容量によって違いはありますがエアコン1台~2台分程度です。
シャープ家庭用蓄電池は、他のメーカーよりもコンパクトに設計されているため、屋内外に設置可能です。
また、各家庭の家庭用太陽光発電システムの設置年数によって運転モードを選べるというメリットもありますし、初期設定で「自立運転モード」にしておけば、停電が発生したしても運転モードを変更する手間も省略できます。
そういった意味でシャープ家庭用蓄電池は、使いやすいと言えます。
家庭用蓄電池の大きさに関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の大きさはどれくらいが理想?目安についてを解説!
シャープ蓄電池のデメリットは?
シャープ家庭用蓄電池は、使いやすさやAI機能が搭載されているため経済性と安全性が向上できるというメリットがある反面、もちろんデメリットもあります。
シャープ家庭用蓄電池のデメリットは2つあるので、詳しくお話しします。
カスタマイズが必要
シャープ家庭用太陽光発電システムは、他のメーカーよりも太陽光パネルの種類が多いです。
自宅の家庭用太陽光発電システムの設置状況によっては、家庭用蓄電池のカスタマイズが必要になる可能性があります。
太陽光パネルとパワーコンディショナーの回路数、総発電量によって設置できない製品もあります。
シャープ製家庭用蓄電池を設置する場合には、「家庭用太陽光発電システムの保証書」・「家庭用太陽光発電システムのレイアウト」が必要です。
初期費用がかかる
シャープ家庭用蓄電池だけでなくどのメーカーの家庭用蓄電池を設置する場合も約1,300,000円(税込)~約2,500,000円(税込)程度の費用が必要です。
2022(令和4)9月現在販売されているシャープ家庭用蓄電池の販売価格は、性能や販売店によって多少の違いはありますが約1,750,000円(税込)~約2,830,000円(税込)程度です。
家庭用蓄電池は、決して安い買い物ではないので購入する時には、蓄電池の使い道などをしっかりと考えてから購入すると良いでしょう。
家庭用蓄電池の価格に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年最新版】家庭用蓄電池の価格や相場はいくら?少しでも安く購入するための方法
蓄電池の使い道に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池はやめたほうがいいって?後悔や元が取れないについて解説!
シャープ蓄電池のおすすめ3選!
シャープ家庭用蓄電池は、他のメーカーと比べても種類が多いです。
そこで、エコの王様がおすすめするシャープ家庭用蓄電池を3機種ご紹介します。
JH-WB2021
JH-WB2021は、シャープ家庭用蓄電池のなかで最も蓄電容量が多いハイブリッド型蓄電池です。
蓄電容量も9.5kWhと多く電気の自家消費や停電対策として最適な家庭用蓄電池です。
JH-WB2021の性能は次の通りです。
蓄電池名 | JH-WB2021 |
蓄電容量 | 9.5kWh |
パワーコンディショナーの種類 | ハイブリッド |
停電時の動作 | 全負荷200V対応 |
最大出力 | 3,000W |
サイズ・重量 | 幅560mm×高さ685mm×奥行470mm 重さ約120kg |
<JH-WB2021>
JH-WB1821
JH-WB1821は、蓄電容量6.5kWhのハイブリッド型蓄電池です。
JH-WB1821の特徴は蓄電ユニットを増設できることです。
蓄電ユニットを増設することで蓄電容量を13kWhまで増やせるため、家族人数が増えた時や災害時に1台分の電気では不安な人におすすめです。
JH-WB1821の性能は次の通りです。
蓄電池名 | JH-WB1821 |
蓄電容量 | 6.5kWh(増設時13kWh) |
パワーコンディショナーの種類 | ハイブリッド型 |
停電時の動作 | 全負荷200V対応 |
最大出力 | 2,000W(増設時4,000W) |
サイズ・重量 | 幅700mm××高さ605mm×奥行360mm 重さ約135kg |
<JH-WB1821>
JH-WB1711
JH-WB1721は、全負荷型のラインナップが多いシャープ家庭用蓄電池のなかで、数少ない特定負荷型対応蓄電池です。
特定負荷対応とは、停電時にあらかじめ決められた場所の電気しか使えないシステムを指します。
全負荷型のように停電時でも家中の電気をバックアップできないため生活の不自由さはありますがその分、家庭用蓄電池に貯められた電気を長く使えます。
JH-WB1711もJH-WB1821と同様に増設できる家庭用蓄電池の1つです。
JH-WB1711の性能は次の通りです。
蓄電池名 | JH-WB1711 |
蓄電容量 | 6.5kWh(増設時13kWh) |
パワーコンディショナーの種類 | ハイブリッド型 |
停電時の動作 | 特定負荷型 |
最大出力 | 2,000W(増設時4,000W) |
サイズ・重量 | 幅520mm×高さ500mm×奥行263mm 重さ1台につき約69kg |
<JH-WB1711>
蓄電池シャープのまとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回のお話をまとめると、
・シャープ家庭用蓄電池は、2017年~2019年まで国内シェア率1位!
・シャープ家庭用蓄電池の特徴は、全部で4つある!
・シャープ家庭用蓄電池のメリットは、全部で4つある!
・シャープ家庭用蓄電池のデメリットは、全部で2つある!
・エコの王様がおすすめするシャープ家庭用蓄電池は全部で3機種!
家庭用太陽光発電システムの設置件数が多いシャープの家庭用蓄電池は、性能が高くて多くの家庭で設置されています。
メリットが多い反面、デメリットもあります。
メリットもデメリットも理解した上で購入することをおすすめします。
「シャープの蓄電池ってどうなの?」と思われている人は、家庭用蓄電池に詳しいスタッフが多いエコの王様に是非1度お問い合わせ下さい!
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