
【2022年最新版】家庭用蓄電池の価格や相場はいくら?少しでも安く購入するための方法
2022/03/20
「蓄電池を導入したいけど価格相場ってどれくらい?」、「蓄電池を買ったら補助金とかはあるの?」、「蓄電池を買うなら少しでも安くしたい。」など家庭用蓄電池に関するお問い合わせを毎日のように頂いております。
先日も東北地方で起きた地震の影響で東京電力・東北電力管内で大規模な停電が起こり、復旧するまでに2~3日掛かったのも記憶に新しいと思います。
家庭用蓄電池があれば電気が完全復旧するまでの2~3日分の電気を賄えます。
停電対策だけでなく毎日の電気代の節約ができます。
家庭用蓄電池が本格的に販売されてから年数が浅いため、価格のことや性能のことなどが世の中に出回っていないの現状です。
そこで今回は、2022(令和4)年の家庭用蓄電池の価格相場や少しでも安く購入する方法について詳しくお話します!
目次
家庭用蓄電池にかかる費用
家庭用蓄電池が注目され始めたのが、2019(令和元)年頃からです。
注目され始めた理由は、太陽光発電システムを設置して10年間は同じ売電価格買取(FIT)制度が終了するご家庭が出始めたためです。
売電価格が下がったご家庭では、電力会社から買う電気が売電価格よりも高くなってしまうので、売電せずに家庭用蓄電池に電気を貯めて自家消費する動きが高まりました。
2019(令和元)年のデータを見ると、メーカー・性能・販売店によっては多少の違いはありますが、平均で1kWhあたり21万円(税込)で販売されています。
容量別の価格は次の通りです。
容量帯 | 価格帯 |
3kWh~5kWh | 63万円(税込)~105万円(税込) |
6kWh~9kWh | 126万円(税込)~189万円(税込) |
10kWh~13kWh | 210万円(税込)~273万円(税込) |
14kWh~16kWh | 294万円(税込)~336万円(税込) |
※家庭用蓄電池の販売価格は、本体価格と工事代金が含まれています。
参考資料:経済産業省『定置用蓄電システムの目標価格および導入見通しの検討』
蓄電池の種類別における費用
2022(令和4)年現在、販売されている家庭用蓄電池にはさまざまな種類があります。
みなさんが選ぶ種類によって、設置費用も変わります。
家庭用蓄電池の種類と価格について詳しくご説明します。
ハイブリッド型
ハイブリッド型とは、太陽光発電システム用と蓄電池システム用のパワーコンディショナーが一体になっている家庭用蓄電池を指します。
パワーコンディショナーが一体になっているため、太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置するご家庭や太陽光発電システムを設置して10年以上が経過したご家庭におすすめです。
パワーコンディショナーが一体になっているため、他の蓄電池と比べると費用は高くなります。
ハイブリッド型蓄電池の価格は、メーカーや容量・性能によって多少のにあによって多少の違いはありますが、100万円(税込)~270万円(税込)程度です。
単機能型
単機能型とは、太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが別々になっている蓄電池を指します。
パワーコンディショナーが別々になっているため、太陽光パネルメーカーを気にすることなく設置できますし、太陽光発電システムを設置して10年未満でパワーコンディショナーの交換時期が来ていないご自宅におすすめです。
太陽光発電システムを設置していないご自宅にも設置できるのが特徴です。
ハイブリッド型蓄電池よりも費用は安く抑えられます。
単機能型蓄電池の価格は、メーカー・性能・容量に多少の違いはありますが、80万円(税込)~200万円(税込)程度です。
全負荷
全負荷型とは、停電時に家中の電気をバックアップできるシステムを指します。
全負荷型蓄電池は、停電時に家中の電気がバックアップできるだけでなく、IHやエアコンなど200Vの電源を必要とする電化製品も使えるので、普段と変わらない生活を送れます。
2世帯住宅小さなお子様や高齢の両親・ペットがいるご家庭には全負荷型蓄電池がおすすめです。
普段と変わらない生活が送れる反面、使える電化製品が多いため、充電された電気が早く無くなってしまうというデメリットがあります。
全負荷型蓄電池の価格は、パワーコンディショナーの種類・メーカー・容量によって多少の違いはありますが、130万円(税込)~250万円(税込)程度です。
特定負荷型
特定負荷型とは、停電時にあらかじめ決めれたら場所でしか電気が使えないシステムを指します。
停電時に、必要最低限の電気が使えれば良いと考えているご家庭や家族人数が少ない(1人暮らしを含む)ご家庭には、特定負荷型蓄電池がおすすめです。
あからじめ決めれたら場所でしか電気が使えないため、停電時に普段と同じ生活を送れません。
その代わり、使う電化製品の数が全負荷型蓄電池よりも少ないため、貯められている電気を長い時間使えます。
特定負荷型蓄電池の価格は、パワーコンディショナーの種類・メーカー・容量によって多少の違いはありますが、100万円(税込)~200(万円)程度です。
家庭用蓄電池の種類を表にすると次のようになります。
ハイブリッド全負荷型 ・太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが一体になっている ・停電時に家中の電気がバックアップできて、IHやエアコンなども使える ・貯められている電気が早くなくなる ・設置費用が高額 | ハイブリッド特定負荷型 ・太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが一体になっている ・停電時にあらかじめ決められた場所でしか電気が使えない、エアコンやIHは使えない ・ハイブリッド全負荷型よりも、貯められている電気を長い間使える ・ハイブリッド全負荷型と比べると設置費用を抑えられる
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単機能全負荷型 ・太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが別々になっている ・停電時に家中の電気がバックアップできて、IHやエアコンなども使える ・貯められている電気が早くなくなってしまう ・ハイブリッド特定負荷よりかは費用は高額 | 単機能型特定負荷型 ・太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが別々になっている ・停電時にあらかじめ決められた場所でしか電気が使えない、エアコンやIHは使えない ・単機能型全負荷よりも貯められている電気を長い間使える ・現在販売されている家庭用蓄電池のなかで、最も設置費用抑えられる。
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家庭用蓄電池の種類に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年最新版】家庭用蓄電池とは?メリットやデメリットを完全網羅!
保証費用も忘れないこと
家庭用蓄電池の費用は、本体価格(税込)と工事代金(税込)の合計金額がホームページ上や見積書に記載されています。
多くの人は、自分たちが希望している家庭用蓄電池の価格や割引額、工事代金に目がいきがちです。
もちろん本体価格や工事代金も大事ですが、保証費用も大事です。
保証費用が含まれていない場合は、故障したら別途修理代が掛かります。
家庭用蓄電池には、商品保証・工事保証・自然災害補償の3種類があります。
商品保証
商品保証とは、蓄電池本体・パワーコンディショナー・モニターなど家庭用蓄電システム全体の保証を指します。
どの蓄電池メーカーも商品保証は、10年間は無償で最大で5年延長して15年にすることも可能です。
延長保証を希望する場合は、各蓄電池メーカーか保証会社の延長保証になります。
その費用は、メーカーや保証会社によって多少の違いはありますが、33,000円(税込)~55,000円(税込)が相場です。
工事保証
工事保証とは、家庭用蓄電システム以外の部材に関する保証を指します。
工事保証は、蓄電池メーカーではなく各販売店・施工店側の保証です。
家庭用蓄電池システム以外のトラブルは、メーカーは修理してくれません。
漏電などのトラブルは、各販売店・施工店対応になりますので、工事保証が付いていないところから家庭用蓄電池を購入するとトラブルが起きるたびに費用が掛かります。
工事保証を付ける場合に掛かる費用は、各販売店によって多少の違いはありますが、11,000円(税込)~33,000円(税込)が相場です。
初期費用は掛かるかもしれませんが、工事保証には入っておいたほうが良いでしょう。
自然災害
自然災害補償とは、火災・風災・落雷・雪災・水害などで家庭用蓄電池が故障・破損した場合にメーカー側が無償で修理・交換をしてくれる制度です。
自然災害補償は、メーカーによって最初から無償で付いているところもあれば、有償になっているところもあります。
有償になっている場合の金額は、メーカーや保証会社によって多少の違いはありますが、33,000円(税込)~77,000円(税込)程度掛かります。
将来的に家庭用蓄電池の価格はどうなる?
家庭用蓄電池が販売され始めた2016(平成28)年頃の販売価格は、1kWhあたり約243,000円(税込)で販売されていました。
そのあとは、緩やかに価格は下がっていて2019(令和3)年には、1kWhあたり21万円(税込)と緩やかに価格は下がっています。
2020(令和2)年頃から全世界で2050年までに「脱炭素」、「カーボンニュートラル」の実現に向けて動き出しているなかで、先進国で最もエネルギー自給率が低い日本は、石炭や石油・天然ガスを燃やして、二酸化炭素を出しながら電気を作る火力発電に依存している状態です。
全世界の動きと逆行している日本は、太陽光発電システムをはじめとする再生可能エネルギーを使った発電方法・電気自動車・家庭用蓄電池の普及が急がれています。
政府も家庭用蓄電池の普及させるために、各蓄電池メーカーに1kWhあたりの価格を下げるように指示を出していますので、今後も価格は下がる可能性はあります。
2022(令和4)年現在販売されている、家庭用蓄電池で最も使われているリチウムイオン電池の原料となるマンガン・リチウム・コバルトといった希少金属(レアメタル)が高いため、価格の下がり幅は高止まり傾向です。
高止まり傾向にある家庭用蓄電池の価格ですが、カーボンニュートラル実現に向けて政府も家庭用蓄電池の1kWhあたりの販売価格を下げるように、各蓄電池メーカーに指示を出しているため、販売価格が下がる可能性があります。
今後の価格変動に注目しておきましょう。
蓄電池の価格に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の今後・将来はどうなる?絶対に設置をしておくべき理由について
家庭用蓄電池で選ばれているメーカー
2022(令和4)年現在、家庭用蓄電池を販売しているメーカーは、国内外を含めると数十社あります。
その中でも、多くのご家庭で選ばれている家庭用蓄電池メーカーとおすすめ蓄電池をご紹介します。
ニチコン
ニチコン家庭用蓄電池の特徴は、大容量の家庭用蓄電池が多いことです。
太陽光発電システムで発電された電気や電気代の安い深夜電力(23時~翌朝7時)もしっかり貯められるので、電気代の節約や停電時の対策として有効です。
蓄電池の弱点である温度変化にも対応していることや重塩害地域に対応している蓄電池もあるため、日本全国どこでも設置できます。
自然災害補償が最初から付いている機種もたくさんあって保証内容が充実していることから、多くのご家庭で導入されています。
その中でもエコの王様がおすすめする家庭用蓄電池は、ハイブリッド型蓄電池のESS-H2L1と単機能型ESS-U2M1です。
ESS-H2L1は、全負荷200V対応のハイブリッド型蓄電池の中では、容量12kWhあるため太陽光発電システムの余剰電力や深夜電力もしっかり貯められます。
ESS-U4M1は、単機能型で全負荷200V対応のため太陽光発電システムを設置年数に関係無く設置可能です。設置年数が浅く売電期間が残っているが停電時の対策として家庭用蓄電池を導入したい人におすすめです。
ニチコン蓄電池で選ばれているのは次の2つです。
蓄電池名 | 容量 | パワコンの種類 | 停電時の動作 | 最大出力 |
ESS-H2L1 | 12kWh | ハイブリッド型 | 全負荷200V対応 | 5,900W |
ESS-U4M1 | 11.1kWh | 単機能型 | 全負荷200V対応 | 3,300W |
ESS-H2L1の商品ページはこちら⇒ニチコン ESS-H2L1 工事費込みセット
ESS-U4M1の商品ページはこちら⇒ニチコン ESS U4シリーズ ESS-U4M1 工事費込みセット
ニチコン蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒ニチコンの蓄電池とは?選ばれる理由と選びかたについて徹底調査!
オムロン
オムロンの家庭用蓄電池の特徴は、種類が豊富なことです。
太陽光発電システム設置年数や考え方によって家庭用蓄電池の仕様を選べます。
オムロンの家庭用蓄電池は小型軽量化されているため屋内設置も可能ですし、容量によっては壁掛けできるタイプもあります。
重塩害地域(海岸線から500m以内)・塩害地域(海岸線から2km以内)にご自宅がある人でも設置できる数少ないメーカーの1つです。
今回、エコの王様がおすすめするオムロンの家庭用蓄電池は、KPBP-A-SET-HYB98-FとKPBP-A-SET-HYB164-Fです。
KPBP-A-SET-HYB98-Fは、蓄電容量が9.8kWhで全負荷200V対応です。
ハイブリッド型になっているので、太陽光発電システムと蓄電池用のパワーコンディショナーが一体になっているタイプです。
太陽光発電システム用のパワーコンディショナーの寿命が10年~13年ぐらいと言われていますので、そのタイミングでハイブリッド型蓄電池を導入することによってパワーコンディショナーを新しくできます。
全負荷200V対応になっているので、停電時に家中の電気がバックアップできてエアコンやIHなども使えます。
KPBP-A-SET-HYB164-Fは、蓄電容量が16.4kWhあってオムロン蓄電池のなかで最も容量が大きいタイプです。
9.8kWhでは、停電時の対策として不安があった人にもおすすめです。
最大出力も業界最大クラスの5,900Wあるので、停電時でも一度に多くの電化製品を使えますし、エアコンやIHなども使えるのでKPBP-A-SET-HYB98-Fよりも安心して電気が使えます。
オムロン蓄電池の中で選ばれている家庭用蓄電池は次の2つです。
蓄電池名 | 容量 | パワコンの種類 | 停電時の動作 | 最大出力 |
KPBP-A-SET-HYB98-F | 9.8kWh | ハイブリッド型 | 全負荷200V対応 | 4,000W |
KPBP-A-SET-HYB164-F | 16.4kWh | ハイブリッド型 | 全負荷200V対応 | 5,900W |
KPBP-A-SET-HYB98-Fの商品ページはこちら⇒オムロン マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-A-SET-HYB98-F 工事費込みセット
KPBP-A-SET-HYB164-Fの商品ページはこちら⇒オムロン マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-A-SET-HYB164-F 工事費込みセット
オムロン蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒オムロンの蓄電池は超優秀!?その特徴や人気の理由についてご紹介
パナソニック
Panasonic(パナソニック)は、テレビや冷蔵庫などの電化製品だけでなく太陽光発電システムの販売実績も日本でトップクラスです。
Panasonic独自のHITと呼ばれる製造方法で、発電効率が落ちやすい真夏でも充分に発電量を確保できるようになったため、日本国内の多くのご家庭で導入されました。
Panasonic蓄電池は、既にPanasonicの太陽光発電システムを設置されているご自宅向けに開発されました。2022年販売されている家庭用蓄電池の全てがハイブリッド型全負荷200V対応になっているため、使い勝手も良いです。
また、必要に応じて蓄電容量も11.2kWhまで増設できるので家族人数が増えても対応できますし、停電時の対策として増設しておきたいご家庭にもおすすめです。
蓄電池名 | 容量 | パワコンの種類 | 停電時の動作 | 最大出力 |
LJB1156 | 5.6kWh 増設時11.2kWh | ハイブリッド型 | 全負荷200V対応 | 4,000W |
Panasonic蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒パナソニックの蓄電池ってどうなの?特徴や選ばれる理由について解説
伊藤忠
伊藤忠では、2022(令和4)年現在、販売されている家庭用蓄電池は2種類あります。
伊藤忠の家庭用蓄電池は、NF回路設計ブロックと共同開発した製品になります。
NF設計ブロックは、伊藤忠の家庭用蓄電池だけでなくネクストエナジーが販売している「iedenchi」やDMMが販売している「DMM Smart」なども開発しているため、基本性能は同じです。
ですが、伊藤忠の家庭用蓄電池の特徴は、単機能型全負荷200V対応になっていることです。
単機能型のため、太陽光パネルメーカーを気にすることなく設置できますし、太陽光発電システムを設置して年数が浅くパワーコンディショナーの保証年数が残っているご自宅、太陽光発電システムを設置していないご自宅にも設置できます。
全負荷200V対応になっているので、停電時に家中の電気がバックアップできて200V電源を必要とするエアコンやIHなども使って頂けます。
伊藤忠で選ばれている家庭用蓄電池は次の2つです。
蓄電池名 | 容量 | パワコンの種類 | 停電時の動作 | 最大出力 |
スマートスターL | 9.8kWh | 単機能型 | 全負荷200V対応 | 3,000W |
スマートスター3 | 13.16kWh | 単機能型 | 全負荷200V対応 | 5,900W |
スマートスターLの商品ページはこちら⇒伊藤忠商事 スマートスターL LL3098HOS/Y 工事費込みセット
スマートスター3の商品ページはこちら⇒伊藤忠商事 スマートスター3 LL513HOS 工事費込みセット
伊藤忠蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒伊藤忠の蓄電池「SmartStar」とは?AIと連携した最新鋭の蓄電池
長州産業
長州産業の太陽光発電システムは、太陽光パネル・パワーコンディショナー・架台などを国内工場で製造する純国産メーカーの1つです。
純国産メーカーということもあり、多くのご家庭で長州産業の太陽光発電システムが設置されています。
太陽光発電システムの普及と共に注目されているのが、蓄電池です。
長州産業の蓄電池は、他のメーカーのOEM製品(他社製品を自社で製造・販売すること)を採用しているため、他の蓄電池メーカーよりも設置費用を抑えられるのが特徴です。
そのなかでも、オムロンのOEM製品として販売しているSmart PV Multiは、全機種でハイブリッド型全負荷200V対応になっているため、使い勝手がいいです。
長州産業Smart PV Multiの中でも選ばれている蓄電池は、次の2つです。
蓄電池名 | 容量 | パワコンの種類 | 停電時の動作 | 最大出力 |
Smart PV Multi CB-lMP98 | 9.8kWh | ハイブリッド型 | 全負荷200V対応 | 4,000W |
Smart PV Multi CB-lMP164 | 16.4kWh | ハイブリッド型 | 全負荷200V対応 | 5,900W |
Smart PV Multi CB-lMP98の商品ページはこちら⇒長州産業 Smart PV MUlti CB-lMP98 工事費込みセット
Smart PV Multi CB-lMP164の商品ページはこちら⇒オムロン マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-A-SET-HYB164-F 工事費込みセット
長州産業蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒長州産業の蓄電池は評判が良い?特徴やおすすめポイントを解説
田淵電機(ダイヤゼブラ電機)
田淵電機(ダイヤゼブラ電機)が蓄電池の販売を始めたのが、2020(令和2)年2月です。
その時に販売されたのがアイビス7です。
アイビス7が販売されるまでは、ハイブリッド型特定負荷対応があってもハイブリッド型全負荷型の蓄電池がありませんでした。
ハイブリッド型全負荷対応として販売が開始されたアイビス7は、爆発的に売れ行きを伸ばし2020年度最も売れた家庭用蓄電池になりました。
2022(令和4)年現在、販売されている家庭用蓄電池の中でも高寿命の12,000サイクルと長いため、安心して蓄電池を使えます。
設置してから3年以内であれば、増設して蓄電容量を14.08kWhまで増やせます。
アイビス7の性能は次の通りです。
蓄電池名 | 容量 | パワコンの種類 | 停電時の動作 | 最大出力 |
アイビス7 | 7.04kWh 増設時14.08kWh | ハイブリッド型 | 全負荷200V対応 | 5,500W |
アイビス7の商品ページこちら⇒田淵電機 EIBS7 EHF-S55MP3B 工事費込みセット
田淵電機(ダイヤゼブラ電機)の蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒田淵の蓄電池は評価が高い?低い?その特徴や種類について紹介
家庭用蓄電池には補助金はある?
カーボンニュートラルの実現を目指して、家庭用蓄電池を導入する際の補助金は出ています。
昨年度、出されていた補助金のなかで最も予算額が多かったのがSii(一般社団法人環共創イニシアチブ)が出すDER補助金です。
DER補助金とは、「令和3年度蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金」の略称で、太陽光発電システムと家庭用蓄電池・HEMS(Home Energy Management Service)といったIOT機器を使用して、エネルギーの見える化、エネルギーのコントロールする実験に参加するための補助金です。
2021(令和3)年度のDER補助金の内容は、
・蓄電システム:初期実効容量1kWhあたり4万円もしくは設置費用の3分の1
※1kWhあたりの価格が181,500円(税込)以下の家庭用蓄電池に限る。
・V2Hシステム:本体費用75万円もしくは工事代金の上限40万円(定額)
・家庭用燃料電池(エネファーム):本体費用1台あたり5万円もしくは設置工事費用2分の1(1台につき上限10万円)
・HEMSなどの周辺機器:上限10万円もしくは設置工事代金の2分の1(本体費用+設置工事費用)
2022(令和4)年度の補助金に関する詳しい情報は出ていませんが、2021(令和3)年度と同規模の補助金が国からもお住まいの自治体からも出る予定です。
お住まいの自治体からも補助金が出ている場合は、国と自治体の両方から補助金を受給できます。
今後の補助金の動きを注意深く見ておきましょう。
昨年度の蓄電池の補助金に関する詳しい記事はこちら⇒【2021年最新版】蓄電池の補助金はもらえるって本当?その条件や金額について公開!
家庭用蓄電池の設置で気をつけるべきこと
家庭用蓄電池を設置する上で気をつけるべきことは、全部で2つあるのでそれぞれご説明します。
容量
家庭用蓄電池を設置する上でも最も大事なのが、容量選びです。
容量選びを間違えると、太陽光発電システムの余剰電力や電気代の安い深夜電力をしっかりと貯められないので、思った以上に電気代が節約できなかったり、停電時に充電が早く無くなってしまったりします。
家庭用蓄電池の容量を選ぶ時は、太陽光発電システムの年間発電量を基に考えると良いでしょう。2022(令和4)年現在の平均的な太陽光発電システムで発電された電気の自家消費量は、30%と言われています。
1年間で5,000kWh発電する太陽光発電システム自家消費量は、1,500kWhで余剰電力は3,500kWhになります。
これを1日あたりの余剰電力にしてみると、約9.6kWhになります。
このご家庭にあった蓄電容量は10kWhになります。10kWhよりも小さいと余剰電力が無駄になりますし、これ以上大きな容量にすると余剰電力だけで充電を賄えなくなって深夜電力を使って充電すため電気代が高くなります。
太陽光発電システムの発電量を基に蓄電池の容量を考えると良いでしょう。
設置場所
家庭用蓄電池の設置場所は、容量選びと同じぐらい重要です。
家庭用蓄電池は、エアコンの室外機を1回り小さくした製品からエアコン室外機と同じぐらいの製品まであります。
サイズだけでなく200kgを超える重量の製品もあるため、屋内設置できるメーカーもありますが設置場所は基本的に屋外です。
屋外に設置する場合は、家のどこでも設置できるわけでありません。
家庭用蓄電池は熱に弱いという弱点があるため、
・一日を通して影にならない場所
・一日を通して影になる時間が短い場所
・風通しの悪い場所
屋内設置する場合でも、玄関に設置すると邪魔になりますし、家庭用蓄電池は電気を変換する時に音が発生するため、寝室や勉強部屋に設置するのは避けたほうがいいです。
家庭用蓄電池を設置する場合は、販売店と入念に設置場所を検討すると良いでしょう。
家庭用蓄電池を設置する時の注意点に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池を導入して後悔するのは本当?その真実や回避方法について解説!
家庭用蓄電池を長持ちさせる方法
家庭用蓄電池は、購入するために販売店によって多少の違いますが100万円(税込)~200万円(税込)以上の費用が掛かります。
少しでも長く家庭用蓄電池を使いたいですよね?
家庭用蓄電池は、テレビや冷蔵庫などとは違い寿命が来たからといって故障して使えなくなる訳ではありません。
家庭用蓄電池の寿命とは、蓄電容量の減少を指します。
家庭用蓄電池内にあるリチウムイオン電池は、充放電を何千回繰り返しても大丈夫なように設計されています。
ですが、満充電になっているのにも関わらず充電を続ける過充電や充電量が少ないのに放電を繰り返す過放電をすることによって、リチウムイオン電池が大きなダメージを受けて早く蓄電能力が落ちてしまうことがあります。
設置場所によっても蓄電能力が早く落ちてしまうことがあるので、設置場所は販売店としっかり話をして決めておきましょう。
少しでも家庭用蓄電池を長持ちさせるためには、過充電や過充電になっていないかを小まめに確認しておくようにすると良いでしょう。
家庭用蓄電池を少しでも安く購入するためには
メーカーや容量・性能によって価格が決まる家庭用蓄電池ですが、少しでも安く購入したいですよね?
そういった人たちのために家庭用蓄電池を少しでも安く購入する方法をエコの王様が誇る蓄電池のプロがお教えします。
最新機種以外を選ぶ
家庭用蓄電池もテレビやスマーフォンと同じで最新機種が出れば古い型番の製品の価格は下がります。
できるだけ設置費用を抑えたい人は、最新機種を選ぶのではなく1つ古い製品を選ぶの良いでしょう。
家庭用蓄電池の性能は、最新機種でも一つ古い機種でも基本性能は変わらないので良いです。
古い型番の商品は最新機種よりも修理するための部品が無くなるのが早いので、故障して使えなくなった場合は新しい蓄電池に交換しなければならないケースがあるので、一つ古い機種を購入す場合は、保証がしっかりしているメーカーから購入すると良いでしょう。
相見積もりを行う
家庭用蓄電池を購入する時は、必ず2社以上から相見積りを取りましょう。
相見積もりを取ることによって、本体価格や工事代金の比較もできますし保証内容も比較できます。
ここで注意して頂きたいのが、安ければ安いほど良いというものではありません。
価格が安すぎる家庭用蓄電池を提案してくる販売店は、お客様に黙って型落ち品を提案したり、中古品を黙って設置したりしている可能性があります。
工事当日に見積書を以外の費用を請求してくるトラブルも起きています。
家庭用蓄電池には適正価格があり、2022(令和4)年現在は訪問販売で1kWhあたり25万円(税込)前後、ネット販売で20万円(税込)前後です。
適正価格よりも安すぎたり高すぎたりする場合は、どのような割引があったとしても購入しないほうがいいでしょう。
家庭用蓄電池の相見積もりに関する詳しい記事はこちら⇒【2021年最新版】家庭用蓄電池を見積りする際の注意事項について徹底解説!
補助金があれば活用する
家庭用蓄電池を導入する上で補助金を活用するのが一番良いです。
家庭用蓄電池の補助金は、国からと地方自治体からの2種類があります。
2022(令和4)年度の補助金に関する詳しい情報は出ていませんが、2021(令和3)年度と同等額の補助金が出る可能性は高いです。
購入する家庭用蓄電池のメーカー・容量などによって変わりますが、最大で100万円以上の補助金が出る可能性があるので今後の動向を注意深く見ておきましょう。
※補助金が交付された場合は、設置後に現金が振り込まれます。
蓄電池の価格のまとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回のお話をまとめると、
・家庭用蓄電池は、メーカーや容量によって価格が変わる!
・将来的に家庭用蓄電池の価格は、下がる可能性がある!
・2022年現在、選ばれている蓄電池メーカーは、全部で6つある!
各メーカーとも特徴があるので、自分たちのご家庭にあった家庭用蓄電池を販売店と相談すると良いでしょう!
・家庭用蓄電池には補助金がある!
国からと地方自治体からの両方があります。2022(令和4)年度の補助金に関する詳しい情報は出ていませんが、2021(令和3)年度と同等クラスの補助金額は出る予想です。
・家庭用蓄電池は使い方によって長持ちさせられる方法がある!
・家庭用蓄電池を少しだけでも安く買うための方法は全部で3つある!
家庭用蓄電池が本格的に販売されるようになった頃から比べると、設置費用は安くなっていますが以前として100万円(税込)する製品が多いため、普及が進んでいないのが現状です。
2022(令和4)年現在では、国からの補助金や自治体からの補助金もあるため、設置費用を抑えられます。
今後も電気代の上昇が予想されているなかで、家庭用蓄電池への注目度が高まっています。
家庭用蓄電池の導入することによって、電気代の節約だけでなく停電時に電化製品なども使えます。
補助金のことなどは、自分で調べても分からないことのほうが多いですよね?
分からないことは、プロに任せるのが一番です!
エコの王様にも蓄電池のプロがおりますのでお気軽にお問い合わせ下さい!
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