【2023年最新版】家庭用蓄電池の価格や相場はいくら?少しでも安く購入するための方法
2023/09/18
「蓄電池を導入したいけど価格相場ってどれくらい?」、「蓄電池を買ったら補助金とかはあるの?」、「蓄電池を買うなら少しでも安くしたい。」など、家庭用蓄電池の価格に関する問い合わせを毎日頂いています。
家庭用蓄電池は、電気代節約ができることや停電時の非常用電源として、普及し始めています。
ですが、最大のデメリットは、設置費用が高いことが挙げられます。
そこで今回は、2023(令和5)年の家庭用蓄電池の価格相場や少しでも安く購入する方法について詳しくお話しします!
目次
蓄電池のメリット
家庭用蓄電池のメリットは大きく分けると、「停電対策」と「電気代が節約できる」の2つあります。
それぞれのメリットについて詳しく説明します。
停電対策ができる
家庭用太陽光発電システムを設置している場合、発電している間は非常用電源として使えますが発電しなくなった夕方以降は停電状態になります。
ですが、家庭用蓄電池があれば一日を通して電気が使えます。
家庭用蓄電池は、家庭用太陽光発電システムの余剰電力や電気代の安い深夜電力(23時~翌朝7時)を使って充電しています。
電気が常に貯められている状態のため発電しなくなった夕方以降に放電すれば、停電時でも電気が使えます。
また、家庭用太陽光発電システムのパワーコンディショナーの性能上、停電時には1,500Wまで出力できません。
それに対して、2023(令和5)年現在販売されている家庭用蓄電池の停電時の出力は、メーカーや性能によって異なりますが3,000W~5,900Wまで出力できるため一度に多くの電化製品を使えるのがメリットです。
電気代が節約できる
家庭用蓄電池があれば電気代の節約が出来る可能性が高くなります。
家庭用蓄電池の充電先は、家庭用太陽光発電システムの余剰電力と電気が安い深夜電力です。
余剰電力は、電気を作るのに電気代が掛かっていませんし深夜電力も電力会社によって異なりますが、1kWhあたり15円~17円です。
関西電力のはぴeタイムRを利用している場合、デイタイム(午前10時~午後5時)までの電気代は1kWhあたり26円です。
深夜電力とデイタイムの電気代差が11円あります。
余剰電力とナイトタイムで充電された電気を発電しなくなった夕方以降や、家庭用太陽光発電システムの発電量が不十分な時に放電すれば、電力会社から買電量が減るため電気代が削減できる可能性が高くなるのがメリットです。
※税込価格で表記しています。
参考資料;関西電力HP
蓄電池のデメリット
家庭用蓄電池は、テレビや冷蔵庫と同じ電化製品のためいつかは寿命が来ます。
家庭用蓄電池の寿命は、「サイクル数」で表記されているケースが非常に多いです。
サイクルとは、充電量0の状態から満充電になって使い切るまでの期間を1サイクルとしています。
1日2回を充放電を繰り返せば1日2サイクルになります。
2023(令和5)年9月現在販売されている家庭用蓄電池の寿命サイクル数は、メーカーなどによって異なりますが6,000サイクル~12,000サイクルです。
一般的に家庭用蓄電池は寿命が来たからと言って壊れて使えなくなる訳ではありません。
家庭用蓄電池の寿命とは、蓄電容量の減少を指します。
家庭用蓄電池に使われているリチウムイオン電池は、充放電を繰り返すことによって経年劣化して蓄電容量が毎年0.2%~0.5%ずつ減っていきます。
そのため、設置して10年程度経過すると設置当時と同じ容量を充電できないというデメリットがあります。
家庭用蓄電池の寿命に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の寿命は何年?種類別と長持ちさせる方法を解説!
家庭用蓄電池にかかる費用
家庭用蓄電池が注目され始めたのが、2019(令和元)年頃からです。
注目され始めた理由は、太陽光発電システムを設置して10年間は同じ売電価格買取(FIT)制度が終了するご家庭が出始めたためです。
売電価格が下がったご家庭では、電力会社から買う電気が売電価格よりも高くなってしまうので、売電せずに家庭用蓄電池に電気を貯めて自家消費する動きが高まりました。
2021(令和3)年のデータを見ると、メーカー・性能・販売店によって異なりますが、全国平均で1kWhあたり22万円(税込)で販売されています。
容量別の価格は次の通りです。
※家庭用蓄電池の販売価格は、本体価格と工事代金が含まれています。
参考資料:経済産業省『定置用蓄電システムの目標価格および導入見通しの検討』
蓄電池の種類別における費用
2023(令和5)年現在、販売されている家庭用蓄電池にはさまざまな種類があります。
みなさんが選ぶ種類によって、設置費用も変わります。
家庭用蓄電池の種類と価格について詳しくご説明します。
ハイブリッド型
ハイブリッド型とは、太陽光発電システム用と蓄電池システム用のパワーコンディショナーが一体になっている家庭用蓄電池を指します。
パワーコンディショナーが一体になっているため、太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置するご家庭や太陽光発電システムを設置して10年以上が経過したご家庭におすすめです。
パワーコンディショナーが一体になっているため、他の蓄電池と比べると費用は高くなります。
ハイブリッド型蓄電池の価格は、メーカーや容量・性能によって多少のにあによって多少の違いはありますが、100万円(税込)~270万円(税込)程度です。
単機能型
単機能型とは、太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが別々になっている蓄電池を指します。
パワーコンディショナーが別々になっているため、太陽光パネルメーカーを気にすることなく設置できますし、太陽光発電システムを設置して10年未満でパワーコンディショナーの交換時期が来ていないご自宅におすすめです。
太陽光発電システムを設置していないご自宅にも設置できるのが特徴です。
ハイブリッド型蓄電池よりも費用は安く抑えられます。
単機能型蓄電池の価格は、メーカー・性能・容量に多少の違いはありますが、80万円(税込)~200万円(税込)程度です。
全負荷
全負荷型とは、停電時に家中の電気をバックアップできるシステムを指します。
全負荷型蓄電池は、停電時に家中の電気がバックアップできるだけでなく、IHやエアコンなど200Vの電源を必要とする電化製品も使えるので、普段と変わらない生活を送れます。
2世帯住宅小さなお子様や高齢の両親・ペットがいるご家庭には全負荷型蓄電池がおすすめです。
普段と変わらない生活が送れる反面、使える電化製品が多いため、充電された電気が早く無くなってしまうというデメリットがあります。
全負荷型蓄電池の価格は、パワーコンディショナーの種類・メーカー・容量によって多少の違いはありますが、130万円(税込)~250万円(税込)程度です。
特定負荷型
特定負荷型とは、停電時にあらかじめ決めれたら場所でしか電気が使えないシステムを指します。
停電時に、必要最低限の電気が使えれば良いと考えているご家庭や家族人数が少ない(1人暮らしを含む)ご家庭には、特定負荷型蓄電池がおすすめです。
あからじめ決めれたら場所でしか電気が使えないため、停電時に普段と同じ生活を送れません。
その代わり、使う電化製品の数が全負荷型蓄電池よりも少ないため、貯められている電気を長い時間使えます。
特定負荷型蓄電池の価格は、パワーコンディショナーの種類・メーカー・容量によって多少の違いはありますが、100万円(税込)~200(万円)程度です。
家庭用蓄電池の種類を表にすると次のようになります。
家庭用蓄電池の種類に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年最新版】家庭用蓄電池とは?メリットやデメリットを完全網羅!
将来的に家庭用蓄電池の価格はどうなる?
家庭用蓄電池が販売され始めた2016(平成28)年頃の販売価格は、1kWhあたり約243,000円(税込)で販売されていました。
そのあとは、緩やかに価格は下がっていて2019(令和3)年には、1kWhあたり21万円(税込)と緩やかに価格は下がっています。
2020(令和2)年頃から全世界で2050年までに「脱炭素」、「カーボンニュートラル」の実現に向けて動き出しているなかで、先進国で最もエネルギー自給率が低い日本は、石炭や石油・天然ガスを燃やして、二酸化炭素を出しながら電気を作る火力発電に依存している状態です。
全世界の動きと逆行している日本は、太陽光発電システムをはじめとする再生可能エネルギーを使った発電方法・電気自動車・家庭用蓄電池の普及が急がれています。
政府も家庭用蓄電池の普及させるために、各蓄電池メーカーに1kWhあたりの価格を下げるように指示を出していますので、今後も価格は下がる可能性はあります。
2023(令和5)年現在販売されている、家庭用蓄電池で最も使われているリチウムイオン電池の原料となるマンガン・リチウム・コバルトといった希少金属(レアメタル)が高いため、価格の下がり幅は高止まり傾向です。
高止まり傾向にある家庭用蓄電池の価格ですが、カーボンニュートラル実現に向けて政府も家庭用蓄電池の1kWhあたりの販売価格を下げるように、各蓄電池メーカーに指示を出しているため、販売価格が下がる可能性があります。
今後の価格変動に注目しておきましょう。
蓄電池の価格に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の今後・将来はどうなる?絶対に設置をしておくべき理由について
家庭用蓄電池で選ばれているメーカー
2023(令和5)年現在、家庭用蓄電池を販売しているメーカーは、国内外を含めると数十社あります。
その中でも、多くのご家庭で選ばれている家庭用蓄電池メーカーとおすすめ蓄電池をご紹介します。
ニチコン
ニチコン家庭用蓄電池の特徴は、大容量の家庭用蓄電池が多いことです。
太陽光発電システムで発電された電気や電気代の安い深夜電力(23時~翌朝7時)もしっかり貯められるので、電気代の節約や停電時の対策として有効です。
その中でもエコの王様がおすすめする家庭用蓄電池は、ハイブリッド型蓄電池のESS-H2L1と単機能型ESS-U4M1です。
ESS-H2L1は、全負荷200V対応のハイブリッド型蓄電池の中では、容量12kWhあるため太陽光発電システムの余剰電力や深夜電力もしっかり貯められます。
ESS-U4M1は、単機能型で全負荷200V対応のため太陽光発電システムを設置年数に関係無く設置可能です。設置年数が浅く売電期間が残っているが停電時の対策として家庭用蓄電池を導入したい人におすすめです。
エコの王様がおすすめするニチコン家庭用蓄電池の性能は次の通りです。
ESS-H2L1の商品ページはこちら⇒ニチコン ESS-H2L1 工事費込みセット
ESS-U4M1の商品ページはこちら⇒ニチコン ESS U4シリーズ ESS-U4M1 工事費込みセット
ニチコン蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池ニチコンの特徴は?寿命や価格・口コミを解説!
オムロン
オムロンの家庭用蓄電池の特徴は、種類が豊富なことです。
太陽光発電システム設置年数や考え方によって家庭用蓄電池の仕様を全負荷にも特定負荷にもできる唯一のメーカーです。
また、オムロンの家庭用蓄電池は小型軽量化されているため、屋内設置も可能ですし容量によっては壁掛けできます。
重塩害地域(海岸線から500m以内)・塩害地域(海岸線から2km以内)にご自宅がある人でも設置できる数少ないメーカーの1つでもあります。
そのなかでも、エコの王様がおすすめするオムロンの家庭用蓄電池は、KPBP-A-SET-HYB98-FとKPBP-A-SET-HYB164-Fです。
エコの王様がおすすめするオムロン家庭用蓄電池の性能は次の通りです。
<KPBP-A-SET-HYB98-T>
<KPBP-A-SET-HYB164-T>
KPBP-A-SET-HYB98-Fの商品ページはこちら⇒オムロン マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-A-SET-HYB98-F 工事費込みセット
KPBP-A-SET-HYB164-Fの商品ページはこちら⇒オムロン マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-A-SET-HYB164-F 工事費込みセット
オムロン蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒オムロン蓄電池の特徴は?相場や口コミを解説!
長州産業
長州産業の太陽光発電システムは、太陽光パネル・パワーコンディショナー・架台などを国内工場で製造する純国産メーカーの1つです。
純国産メーカーということもあり、多くのご家庭で長州産業の太陽光発電システムが設置されています。
太陽光発電システムの普及と共に注目されているのが、蓄電池です。
長州産業の蓄電池は、他のメーカーのOEM製品(他社製品を自社で製造・販売すること)を採用しているため、他の蓄電池メーカーよりも設置費用を抑えられるのが特徴です。
そのなかでも、エコの王様がおすすめする長州産業の家庭用蓄電池派、オムロンのOEM製品として販売している、CB-LMP98AとCB-LMP164です。
エコの王様がおすすめする長州産業家庭用蓄電池の性能は次の通りです。。
Smart PV Multi CB-lMP98の商品ページはこちら⇒長州産業 Smart PV MUlti CB-lMP98 工事費込みセット
Smart PV Multi CB-lMP164の商品ページはこちら⇒長州産業 Smart PV Multi CB-LMP164A 工事費込みセット
長州産業蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒長州産業の蓄電池口コミは?特徴や値段について解説!
長州産業の家庭用太陽光発電システムに関する詳しい記事はこちら⇒長州産業の太陽光発電の特徴は?評判や価格について解説!
田淵電機(ダイヤゼブラ電機)
田淵電機(ダイヤゼブラ電機)が蓄電池の販売を始めたのが、2020(令和2)年2月です。
その時に販売されたのがアイビス7(EOF-LB70-TK)です。
アイビス7が販売されるまでは、ハイブリッド型特定負荷対応があってもハイブリッド型全負荷型の蓄電池がありませんでした。
ハイブリッド型全負荷対応として販売が開始されたアイビス7は、爆発的に売れ行きを伸ばし2020年度最も売れた家庭用蓄電池になりました。
2023(令和5)年現在、販売されている家庭用蓄電池の中でも寿命が12,000サイクルと長いため、安心して蓄電池を使えます。
設置してから3年以内であれば、増設して蓄電容量を14.08kWhまで増やせます。
エコの王様がおすすめするアイビス7の性能は次の通りです。
<アイビス7設置事例>
アイビス7の商品ページこちら⇒田淵電機 EIBS7 EHF-S55MP3B 工事費込みセット
田淵電機(ダイヤゼブラ電機)の蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒田淵電機の蓄電池の評判は?アイビス7の価格や口コミを解説!
家庭用蓄電池には補助金はある?
災害対策や電気代節約ができるとして注目されている家庭用蓄電池ですが、購入する場合は容量や性能などによって異なりますが、100万円を超える製品も多いため足踏みしてしまう人がいることも事実です。
家庭用蓄電池を少しでも安く購入すために最も有効なのが補助金の活用です。
2023(令和5)年9月現在、家庭用蓄電池には国と地方自治体から2種類の補助金があります。
国からは、DR補助金とDER補助金の2種類があります。
それぞれの補助金について説明します。
DR補助金
DR補助金の正式名称は、「令和4年度補正 電力需給ひっ迫等に活用可能な家庭・業務産業用蓄電システム導入支援事業」です。
DRとは、Demand Response(ディマンド リスポンス)の略称で、直訳すると「需要応答」を意味します。
電気は需要量と供給量が「同時同量」であることが求められています。
バランスが崩れると周波数が乱れてしまい、電気の安定供給ができなくなります。
そういった事態を防ぐために、大規模発電所だけに頼るだけでなく家庭用蓄電池や電気自動車・プラグインハイブリッド車に貯められている電気を上手く使って需要量と供給量のバランスを保つのがDRの考え方です。
DR補助金の詳細は次の通りです。
DR補助金は、他の国が出している補助金の中では補助金額が高いというメリットがあります。
デメリットとしては「需給ひっ迫注意報・警報」が発令された場合、自分の意図しないところで家庭用蓄電池の充放電が行われることによる経済損失です。
ですが、需給ひっ迫注意報・警報が発令される可能性は限りになく0に近いため、経済r損失が出たとしても補助額が高いDR補助金を使って家庭用蓄電池の設置をおすすめします。
DER補助金
DER補助金の正式名称は、「令和5年度蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業」です。
DERとは、(Distributed Energy Resources)「ディストリビュートエネナジーリソース」の略称で、直訳すると「分散型エネルギーリソース」を意味します。
家庭用蓄電池や電気自動車・プラグインハイブリッド車などを1つの発電設備として考えているのがDERです。
DER補助金の詳細は次の通りです。
今年度の実証実験は、2024(令和6)年1月~2月の間に10回行われます。
人気がある補助金のため、上限にすぐ達してしまう可能性があります。
DER補助金を使って家庭用蓄電池の導入を検討している人は、早目の行動をおすすめします。
参考資料:一般社団法人環境共創イニシアチブHP
全国の補助金例
国だけでなくお住まいの地域によって家庭用蓄電池の補助金を出している自治体もあります。
今回は日本で最も補助額が大きいと東京都を例にご紹介します。
東京都
東京都が出している補助金名は、「令和5年度家庭における蓄電池導入促進事業」です。
東京都は、2025(令和7)年には家庭用太陽光発電システムの設置を義務化するなど、クリーンエネルギーの普及に力を入れている自治体です。
そのため、予算額も高く一件あたりの受け取れる補助金も多いです。
東京都の補助金の詳細は次の通りです。
東京都のようにお住まいの都道府県もしくは市町村で補助金を出しているところもあります。
なかには、国の補助金と組み合わせて100万円以上受給できる場合もあるので、今から家庭用蓄電池の購入を検討している場合は、補助金を活用しましょう。
エコの王様には、各種補助金に詳しいスタッフが数多く在籍しておりますでの、分からないことがあれば気軽に問い合わせ下さい。
家庭用蓄電池の設置で気をつけるべきこと
家庭用蓄電池を設置する上で気をつけるべきことは、全部で2つあるのでそれぞれご説明します。
容量
家庭用蓄電池を設置する上でも最も大事なのが、容量選びです。
容量選びを間違えると、太陽光発電システムの余剰電力や電気代の安い深夜電力をしっかりと貯められないので、思った以上に電気代が節約できなかったり、停電時に充電が早く無くなってしまったりします。
家庭用蓄電池の容量を選ぶ時は、太陽光発電システムの年間発電量を基に考えると良いでしょう。2022(令和4)年現在の平均的な太陽光発電システムで発電された電気の自家消費量は、30%と言われています。
1年間で5,000kWh発電する太陽光発電システム自家消費量は、1,500kWhで余剰電力は3,500kWhになります。
これを1日あたりの余剰電力にしてみると、約9.6kWhになります。
このご家庭にあった蓄電容量は10kWhになります。10kWhよりも小さいと余剰電力が無駄になりますし、これ以上大きな容量にすると余剰電力だけで充電を賄えなくなって深夜電力を使って充電すため電気代が高くなります。
太陽光発電システムの発電量を基に蓄電池の容量を考えると良いでしょう。
設置場所
家庭用蓄電池の設置場所は、容量選びと同じぐらい重要です。
家庭用蓄電池は、エアコンの室外機を1回り小さくした製品からエアコン室外機と同じぐらいの製品まであります。
サイズだけでなく200kgを超える重量の製品もあるため、屋内設置できるメーカーもありますが設置場所は基本的に屋外です。
屋外に設置する場合は、家のどこでも設置できるわけでありません。
家庭用蓄電池は熱に弱いという弱点があるため、
・一日を通して影にならない場所
・一日を通して影になる時間が短い場所
・風通しの悪い場所
屋内設置する場合でも、玄関に設置すると邪魔になりますし、家庭用蓄電池は電気を変換する時に音が発生するため、寝室や勉強部屋に設置するのは避けたほうがいいです。
家庭用蓄電池を設置する場合は、販売店と入念に設置場所を検討すると良いでしょう。
家庭用蓄電池を設置する時の注意点に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池を導入して後悔するのは本当?その真実や回避方法について解説!
家庭用蓄電池を長持ちさせる方法
家庭用蓄電池は、購入するために販売店によって多少の違いますが100万円(税込)~200万円(税込)以上の費用が掛かります。
少しでも長く家庭用蓄電池を使いたいですよね?
家庭用蓄電池は、テレビや冷蔵庫などとは違い寿命が来たからといって故障して使えなくなる訳ではありません。
家庭用蓄電池の寿命とは、蓄電容量の減少を指します。
家庭用蓄電池内にあるリチウムイオン電池は、充放電を何千回繰り返しても大丈夫なように設計されています。
ですが、満充電になっているのにも関わらず充電を続ける過充電や充電量が少ないのに放電を繰り返す過放電をすることによって、リチウムイオン電池が大きなダメージを受けて早く蓄電能力が落ちてしまうことがあります。
設置場所によっても蓄電能力が早く落ちてしまうことがあるので、設置場所は販売店としっかり話をして決めておきましょう。
少しでも家庭用蓄電池を長持ちさせるためには、過充電や過充電になっていないかを小まめに確認しておくようにすると良いでしょう。
家庭用蓄電池を少しでも安く購入するためには
メーカーや容量・性能によって価格が決まる家庭用蓄電池ですが、少しでも安く購入したいですよね?
そういった人たちのために家庭用蓄電池を少しでも安く購入する方法をエコの王様が誇る蓄電池のプロがお教えします。
最新機種以外を選ぶ
家庭用蓄電池もテレビやスマーフォンと同じで最新機種が出れば古い型番の製品の価格は下がります。
できるだけ設置費用を抑えたい人は、最新機種を選ぶのではなく1つ古い製品を選ぶの良いでしょう。
家庭用蓄電池の性能は、最新機種でも一つ古い機種でも基本性能は変わらないので良いです。
古い型番の商品は最新機種よりも修理するための部品が無くなるのが早いので、故障して使えなくなった場合は新しい蓄電池に交換しなければならないケースがあるので、一つ古い機種を購入す場合は、保証がしっかりしているメーカーから購入すると良いでしょう。
相見積もりを行う
家庭用蓄電池を購入する時は、必ず2社以上から相見積りを取りましょう。
相見積もりを取ることによって、本体価格や工事代金の比較もできますし保証内容も比較できます。
ここで注意して頂きたいのが、安ければ安いほど良いというものではありません。
価格が安すぎる家庭用蓄電池を提案してくる販売店は、お客様に黙って型落ち品を提案したり、中古品を黙って設置したりしている可能性があります。
工事当日に見積書を以外の費用を請求してくるトラブルも起きています。
家庭用蓄電池には適正価格があって2023(令和5)年現在は訪問販売で1kWhあたり25万円(税込)、ネット販売で20万円(税込)前後です。
適正価格よりも安すぎたり高すぎたりする場合は、どのような割引があったとしても購入しないほうがいいでしょう。
家庭用蓄電池の相見積もりに関する詳しい記事はこちら⇒【2021年最新版】家庭用蓄電池を見積りする際の注意事項について徹底解説!
補助金があれば活用する
家庭用蓄電池を導入する上で補助金を活用するのが一番良いです。
家庭用蓄電池の補助金は、国からと地方自治体からの2種類があります。
2022(令和4)年度の補助金に関する詳しい情報は出ていませんが、2021(令和3)年度と同等額の補助金が出る可能性は高いです。
購入する家庭用蓄電池のメーカー・容量などによって変わりますが、最大で100万円以上の補助金が出る可能性があるので今後の動向を注意深く見ておきましょう。
※補助金が交付された場合は、設置後に現金が振り込まれます。
蓄電池の価格のまとめ
今回は家庭用蓄電池の価格についてお話しさせて頂きました。
家庭用蓄電池があれば、電気代節約ができたり停電対策が出来たりするメリットがあることから普及が進んでいます。
ですが、設置しようとすると容量が小さな製品でも100万円を超える製品も少なくありません。
そのため、購入を足踏みしてしまう人がいるのも事実です。
「脱炭素化」、「カーボンニュートラル実現」に向けて日本国内でも家庭用蓄電池の補助金が出るようになって来ました。
国と自治体の補助金を使えば200万円を超える大容量の製品も半額程度で設置できる可能性もあります。
エですがエコの王様では、補助金を使わなくても購入しやすい家庭用蓄電池を数多く取り揃えております。
家庭用蓄電池の価格でお困りの場合は、是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!
エコの王様 カスタマーサポートセンター
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