V2Hプレミアムplusの性能や価格は?NEWモデル誕生
2022/05/27
「ニチコンが新しいV2Hを販売したけど、特徴は何ですか?」、「従来品との違いは何ですか?」などニチコンが新たに販売を開始したV2Hシステムに関するお問い合わせが増えています。
そこで、今回はニチコンV2HプレミアムPlusモデルの性能や従来品との違いについて詳しくお話します!
目次
ニチコンV2Hプレミアムplusの仕様
V2Hシステムを世界で初めて開発したのは、ニチコンです。
ニチコンは2019(令和元)年に家庭用蓄電池の販売台数で1位になった、日本の大手家庭用蓄電池メーカーです。
そもそもV2Hシステムとは、「Vehicle to home」の略称で電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められた電気を自宅で使えるようにしたシステムです。
「EVパワー・ステーション」という名称で販売されています。
V2Hシステムの販売は、2014(平成26)年から始まり2022(令和4)年までに約1万台が販売されています。
その中で最もシェア率が高いのが、ニチコンのEVパワー・ステーションです。
今までの主力商品は、スタンダードモデルとプレムミアムモデルでしたが、2021(令和3)年7月に販売されたのが、最新機種であるプレミアムPlusモデルです。
プレミアムモデルPlusモデルの仕様は次の通りです。
蓄電池名 | プレミアムPlus |
サイズ | 幅809mm×高さ855mm×D337mm |
停電時の動作 | 全負荷200V対応 |
ケーブルの長さ | 7.5m |
最大出力 | 通常時6,000W 停電時6,000W |
保証年数 | 5年 |
ニチコンV2Hプレミアムplusの特徴
ニチコンV2HプレミアムPlusモデルモデルの特徴は、全部で6つあるのでそれぞれご説明させて頂きます。
倍速充電機能
ニチコンV2Hシステムは、スタンダードモデルを除けば倍速充電機能が付いています。
V2Hシステムが開発されるまでの電気自動車やプラグインハイブリッド車の充電は、自宅のコンセント(100V電源か200V電源)に充電スタンドを繋いでいました。
充電スタンドは最大出力が3,000Wまでしか出せないため、電気自動車やプラグインハイブリッド車が満充電になるまでに時間が掛かっていました。
V2Hシステムも充電スタンドと同じで自宅の100V電源か200V電源を使って充電しますが、最大出力が6,000Wまで出せるようになったため、電気自動車やプラグインハイブリッド車の充電時間は半分になりました。
例えば、2022(令和4)年現在、販売されている電気自動車やプラグインハイブリッド車の中で最もバッテリー容量が大きいのが、日産リーフe+です。
日産リーフe+のバッテリー容量は、62kWhです。
充電スタンドを使って日産リーフe+を充電した場合に掛かる時間は、約25時間です。
それに対して、V2Hシステムの倍速充電を使って日産リーフe+を充電した場合に掛かる時間は、約12.5時間です。
V2Hシステムの仕組みに関する詳しい記事はこちら⇒V2Hとは?家庭用電気にしてくれるその仕組みについて徹底解説!
高出力
プレミアムPlusモデルは、停電時でも高出力を維持できます。
スタンダードモデルは通常時の最大出力は、6,000Wに対して停電が発生した場合の最大出力は3,000Wまで下がります。
プレミアムPlusモデルは、通常時も停電時も最大6,000Wまで出力できるため、停電が発生した場合でも一度に多くの電化製品が使えます。
スマートフォン対応
プレミアムPlusモデルは専用アプリで、家の外からでも電気自動車やプラグインハイブリッド車の充放電の操作ができます。
また、充電量や放電量なども確認できるので、効率よく電気自動車やプラグインハイブリッド車を使えます。
停電時ワンプッシュ
プレミアムPlusモデルの最大の特徴は、従来品よりも停電時の動作が簡単になったことです。
プレミアムPlusモデルには、UPS(無停電電源装置)が搭載されました。
UPS機能とは、停電が発生したとしても一定時間であれば、システムがシャットダウンしないように電源が入った状態を維持できるシステムを指します。
UPS機能が付いていないプレミアムモデルは、停電が発生するとシステムがシャットダウンします。
停電が発生した時に電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められた電気を使うためには、V2Hシステムを自立運転機能に切り替えたり、電気自動車やプラグインハイブリッド車とV2Hシステムを充電ケーブルで繋ぐ作業が必要になります。
プレミアムPlusモデルでは、UPS機能が動いている2時間以内であればV2Hシステムの本体の放電ボタンを押すだけで、電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められた電気を使えます。
停電時でも太陽光発電を使って充電できる
プレミアムPlusモデルは、停電が発生した場合でも太陽光発電システムの余剰電力使って、電気自動車やプラグインハイブリッド車の充電ができるため、安心して電気が使えます。
家庭用蓄電池と比べると、V2H対応の電気自動車やプラグインハイブリッド車のバッテリー容量は多いです。
バッテリー容量が多いため、停電時に使う電化製品を考えて使えば3日~4日分の電気を賄えます。
停電が長引いた場合は、電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められた電気は無くなります。
太陽光発電システムがあれば、電気自動車やプラグインハイブリッド車の電気を継ぎ足しながら、電気が復旧するまで持ちこたえられます。
家庭用蓄電池とV2Hシステムに関する詳しい記事はこちら⇒V2Hのメリット・デメリットは?蓄電池と同じくらいに便利な理由
全負荷対応になっている
家庭用蓄電池やV2Hシステムには、全負荷と特定負荷の2種類があります。
全負荷対応とは、停電時に家中の電気をバックアップできるシステムを指します。
特定負荷とは、停電時にあらかじめ決められた場所の電気しか使えないシステムを指します。
プレミアムPlusモデルは、全負荷対応です。
停電時でも家中の電気をバックアップできるため安心して生活できます。
全負荷対応になっている家庭用蓄電池やV2Hシステムは、200V電源を必要とするIHクッキングヒーターやエアコンなども使えます。
停電時に家中の電気をバックアップできるため、電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められた電気が早く無くなってしまうというデメリットもあります。
全負荷と特定負荷に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年最新版】家庭用蓄電池とは?メリットやデメリットを完全網羅!
塗装強化
プレミアムPlusモデルでは、従来品よりも本体の塗装が強化されました。
塗装が強化されたことによって、今まで設置が出来なかった沖縄や離島にも設置できるようになりました。
沖縄や離島に設置する場合は、保証年数が5年から1年になってしまうため、注意が必要です。
浸水OK
プレミアムモデルやスタンダードモデルは、深さが25cmまでなら浸水しても大丈夫とされています。
深さ25cmを超えると精密機械が水没により、V2Hシステム自体が故障してしまいます。
プレミアムPlusモデルは、35cmまでなら浸水しても大丈夫になりました。
ですが、設置する際は浸水しない場所や感電が起きにくい場所に設置することをおすすめします。
ニチコンV2HプレミアムPlusまとめ
みなさんいかだったでしょうか?
ニチコンV2Hプレミアムplusモデルと過去製品の違いは次の通りです。
・UPS(無停電電源装置)機能が搭載されたことよって、停電が発生した場合でも放電ボタン1つで放電ができる!
・太陽光発電システムがあれば停電が発生したとしても、電気自動車やプラグインハイブリッド車の充電ができる!
・塗装が強化されたことによって、沖縄や離島にも設置が可能になった!
・深さ35cmまで浸水したとしても故障しなくなった!
プレミアムPlusモデルは、基本性能はプレミアムモデルと同じですが、UPS機能が搭載されたり塗装強化されたりするなど、従来品よりも使いやすくなりました。
エコの王様でも、ニチコンV2HプレミアムPlusを取り扱っておりますので、プレミアムPlusモデルをご検討中のお客様は、是非1度エコの王様にお問い合わせ下さい!
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